「THE TRONTO TRILOGY V1」製品レビュー:往年の名機をサンプリングしたシンセ音源

TRONSONIC THE TRONTO TRILOGY V1

REVIEW by 高橋利光/クレイジーケンバンド 2015年4月24日

tronto

MOOG Minimoogのオシレーターをビンテージのプリアンプを使いテープに録音してサンプリングした“TRONTO”と、テープを使わずサンプリングしたMinimoogとROLAND Juno-60の“VCO”“DCO”と呼ばれるカテゴリーの3つに大別されたKontakt専用音源。それぞれにベースやリード、パッド音色が合計で約400種類ほど用意されている。テープ・レコーダーを思わせるルックスのツマミには、音作りの上で使用頻度の高いパラメーターが割り振られており(例えばフィルターではカットオフとレゾナンス)、シンセに詳しくなくてもここを回せば簡単に変化させられる。プリセットを次々と切り替えながら曲やアレンジのアイディアを練る際にも助けになりそうだ。

“TRONTO”は、軽いひずみを伴うサチュレーションの効いた押し出しの強い音。EDMやそのテイストの楽曲で、メイン・リフをひずませたシンセが担うことはよくあるが、いかにカッコ良くひずませるかがここ最近の流行で、その流れを押さえたものだ。“VCO”は揺らぎまで丁寧にサンプリングされた素のMOOGの太さが味わえる好対照なもの。“DCO”は太さよりも軽いきらびやかさが魅力の波形のキャラクターを持ち、収録された3種類のカテゴリーで幅広いシチュエーションをカバーできる汎用性の高さも魅力だろう。

TRONSONIC

THE TRONTO TRILOGY V1

5,339円(為替レートによる価格の変動あり。表記の価格は2015年4月13日現在のもの)
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