私の好きなWAVESプラグイン vol. 2

We Want WAVES by サウンド&レコーディング・マガジン編集部 協力:メディア・インテグレーション 2020年3月6日

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 エンジニア/クリエイターに、お気に入りのWAVESプラグインに関するアンケートを実施! 現場目線で本当に愛されているプラグインは、一体何なのだろうか? 各人の使用状況やこだわりとともに紹介していこう。

YMG

【Profile】ビート・メイカー/音楽プロデューサー。ZEEBRAやL-VOKAL&AKLO、ISH-ONE、SKY-HI(AAA)など数多くのア−ティストをプロデュースしている。

【Profile】ビート・メイカー/音楽プロデューサー。ZEEBRAやL-VOKAL&AKLO、ISH-ONE、SKY-HI(AAA)など数多くのア−ティストをプロデュースしている。

SSL E-Channel

 
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 SSL E-Channelはよく使用していて、主にボーカル処理の最初に通しているプラグインです。ボーカルやピアノなど各楽器に使用されることを想定したプリセットが収録されています。僕は“Lead Vox”と“Sub Vox”を使用することが多いのですが、かけ心地は自然でなじみも良く、リッチな音を得ることができるんです。簡単にワンランク・アップさせられるのでとても便利ですね。

 

L2 Ultramaximizer

 
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 主に音圧を上げる目的で、マスターに挿して使用しています。かけてみるとボーカルやベースが前に出てきて全体的にアタックが強く派手な印象の音を演出できるのです。普段はスレッショルドを−3ぐらいに設定して浅くかけています。単純な操作で音圧をCD、ストリーミングともに対応できるレベルに調節可能です。SSL G-Master Buss Compressorと併用することで低域が引き締まり、よりタイトでパンチの効いたサウンドに仕上げることができますよ。

 

MONBEE

【Profile】長野県に生まれ、中学生のころからバンドでベースと作曲を担当。ブラック・ミュージックに衝撃を受けて、19歳のころから本格的にDJ/ビート・メイカーとして活動する。現在はBCDMGに所属してBAD HOP、KEN THE 390、KUTS  DA COYOTEなどに楽曲提供をしている。

【Profile】長野県に生まれ、中学生のころからバンドでベースと作曲を担当。ブラック・ミュージックに衝撃を受けて、19歳のころから本格的にDJ/ビート・メイカーとして活動する。現在はBCDMGに所属してBAD HOP、KEN THE 390、KUTS DA COYOTEなどに楽曲提供をしている。

CLA-3A

 
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 ミキシングの際、まずこのコンプレッサーをキックに挿すことから始めます。アタックが速く、結構強めにかけても芯が残ってくれますね。原音を変え過ぎずにちゃんと主張してくれますし、倍音とひずみを足してくれるので、僕が好きな硬いキック音が作れます。COMPモードで使用して、PEAK REDUCTIONで調整していきます。必要以上にボタンやノブが無いので直感的に調整できるところも好きです。今の時代、あえてGAINを上げてクリップさせてしまっても全然良いと思いますし、その状態で必要であればミキサー・フェーダーを下げていく方法を取るなど曲によって変えています。CLA-2Aよりもザラついた質感も気に入っているポイントです。

 

SSL G-Master Buss Compressor

 
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 こちらはバス・コンプレッサーとして、いつも挿しています。実機はあこがれなので何より見た目が素晴らしいのと、画面に立ち上げているだけで、できる感やモチベーションが上がりますね。特にドラムのグループやステム・トラックにかけると、ドラムの存在感はもちろん全体的なまとまりも出てきます。各チャンネルでコンプレッサーをかけて、バス・コンプでもさらにかけることによって、さらにドラムにパンチを出すことが可能です。潰しすぎるとダイナミクスが無くなるので軽めにかけるのがお勧め。あまりスタンダードな使い方ではないかもしれませんが、サイド・チェインを使うときはこれを使っています。むしろこのコンプレッサーのうねり方が好きなので、これ以外は使いません。

 

タイプライター

【Profile】埼玉県川越市を拠点に活動するラッパー/プロデューサー。四街道ネイチャーの作品への参加などを経て、2008年にラップ・グループEast Up Line Starsとしてメジャー・デビューする。また、254Recordsの代表も務め、254CREWを率いる中心人物でもある。

【Profile】埼玉県川越市を拠点に活動するラッパー/プロデューサー。四街道ネイチャーの作品への参加などを経て、2008年にラップ・グループEast Up Line Starsとしてメジャー・デビューする。また、254Recordsの代表も務め、254CREWを率いる中心人物でもある。

CLA Effects

 
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 CLA Effectsは、ピアノや上モノの音に色付けを加えたいときに使っています。少し音の響きを汚したいときなどは、リバーブとディレイを調整して、ディストーションのかけ具合でひずみを入れると音に奥行きが出るんです。ほかの音とも被らなくなるので使用しています。

 

兼重哲哉

【Profile】レコーディング/ミキシング・エンジニア。電気グルーヴ、ORIGINAL LOVE、NONA REEVES、SUPER BEAVER、NakamuraEmiなどの作品に参加。

【Profile】レコーディング/ミキシング・エンジニア。電気グルーヴ、ORIGINAL LOVE、NONA REEVES、SUPER BEAVER、NakamuraEmiなどの作品に参加。

MondoMod

 
mondomod
 
 往年の実機をモデリングしたタイプよりは、プラグインならではの効果を得たいときに、WAVESを使用する機会が多いです。グリッドではないグルーブが流行しているのと同様に、フレット間の揺らぎというのも近年多く掘り下げられているので、MondoModのFM Depthを近年では積極的に使用しているんです。本来はコーラスやビブラートなどが主な使い方になると思うのですが、リバーブに忍ばせたり、味気無いコード系のシンセに加えたりなど波を加えることで、自然で耳なじみ良くなる効果を狙っています。NakamuraEmiさんの「雨のように泣いてやれ」という楽曲のイントロでは、ローファイ感を付けて印象的になるよう、さらに積極的に使用しました。シンプルに、オーディオをアナログ・シンセのようにコントロールできる、楽しいプラグインです。

 

D.O.I.

【Profile】Daimonion Recordingsを拠点に活動するエンジニア。ヒップホップを中心に多彩な音楽に精通し、海外のメジャー・プロデューサーから日本のアンダーグラウンドまでさまざまなプロダクションに参加している。

【Profile】Daimonion Recordingsを拠点に活動するエンジニア。ヒップホップを中心に多彩な音楽に精通し、海外のメジャー・プロデューサーから日本のアンダーグラウンドまでさまざまなプロダクションに参加している。

CLA Bass

 
cla-bass
 
 クリス・ロード=アルジの協力のもと製作されたプラグインです。僕はミックスでパラレル処理をするのが好きなんですが、このシリーズのプラグインだと信号をパラったりする手間も無く、EQやコンプレッサーやひずみをパラレル処理できるので非常に重宝してます。ディストーションやコンプレッサーの質感、リバーブのキャラクターなど、それぞれのエフェクトは3種類ずつしか選択肢がありませんが、それぞれが非常に的を射たセレクトになっているので逆に悩み過ぎないのがメリットになっています。CLA Bassのローエンドを追加するSubの調整は、ローエンド不足の楽曲の際に大変助かっています。

 

CLA Vocals

 
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 CLA VocalのPitchのパラメーターはステレオ感を追加するとともに、ちょっと人工的な高域が付与されることでキャラ不足のサウンドに一味付けることもできて気に入っています。
 
 
 
 
 
 
 
 

柏井日向

【Profile】Bigfish Soundsを主宰するレコーディング・エンジニア。KIRINJI、the HIATUS、在日ファンク、SHISHAMO、THE BAWDIES、バンドじゃないもん!など、ジャンルレスに手掛けている。

【Profile】Bigfish Soundsを主宰するレコーディング・エンジニア。KIRINJI、the HIATUS、在日ファンク、SHISHAMO、THE BAWDIES、バンドじゃないもん!など、ジャンルレスに手掛けている。

Renaissance DeEsser

 
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 Renaissance DeEsserに関しては、ボーカルの耳障りなハイミッドの3〜4kHz付近を整えるために使用しています。他社のディエッサーやダイナミック・イコライザーよりも操作が簡単なので、楽にその辺りを調整することができるのが重宝している理由です。

 

Renaissance Bass

 
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 Renaissance Bassに関しては、150〜200Hz付近の低域が足りなくて、音の据わりが悪いと感じるトラックに使用することで改善につながっています。特にエレキギターにはよく使っていますね。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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サウンド&レコーディング・マガジン 2020年2月号より)

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