ライブ・スペース訪問 第281回 Asakusa Gold Sounds

ライブ・スペース訪問 by 編集部(撮影:小原啓樹) 2017年3月31日

Stage

2月にオープンしたAsakusa Gold Soundsはサウンド面だけでなく、ドラム・セットがお店のイメージに合わせてゴールド・カラーになっているなど、随所にこだわりを持って作られたライブ・ハウスだ。早速その様子をレポートしていこう。

都営大江戸線蔵前駅より徒歩2分、オフィス・ビルの地下1階にあるAsakusa Gold Sounds。店内にはグラスが並べられたバー・スペースがあり、その奥のガラス越しにライブ・スペースが見える。250名を収容するフロアは、お店のイメージ・カラーである金色の壁が印象的だ。お店のコンセプトについて、店長のSHU氏が語ってくれた。

「例えばお酒をカップじゃなくてグラスで出すなど、そういうことでお客さんのテンションがちょっと上がったりしますよね。音ももちろんですが、照明やバー・カウンター、受付など、それぞれの分野でプロフェッショナルさにこだわり、細かい部分まで配慮してお店を作りました」

ここからは音響システムについてPAチーフの日置麻子氏に話を聞いていこう。メイン・スピーカーにはJBL PROFESSIONAL SRX835P Powered+SRX828SP Poweredが導入された。SRX800 PoweredシリーズはDSPを内蔵しており、Windows用ソフトウェアAudio Architectを使って設置会場に最適なプロセッシングを施すことができるという。このスピーカーを選んだ理由について日置氏はこう話す。

「いろいろなメーカーのスピーカーを聴き比べたところ、SRX800 Poweredシリーズは高域も低域も伸びていて、荒々しさもありつつ引き締まった感じの音がとても印象に残りました。バンド・サウンドでは奇麗にまとまり過ぎるのも良くないと思っていて、そういう部分で“これだ!”と決めたんです。サブウーファーのSRX828SP Poweredはすごくパワーがあり、低域まで良く伸びているスピーカーですね。SRX800 Poweredシリーズの見た目のかっこ良さも決め手の一つでした」

ミキサーにはYAMAHA QL5を採用している。その印象について日置氏は、「QL5は32ch分のフェーダーが備わっていて、フェーダー・アサインのカスタムもしやすいところが良いですね」と話す。

最後に今後の目標についてSHU氏に聞いた。

「僕は浅草が好きで、この土地についてよく知っているつもりです。ここは音楽だけがまだ浸透していない場所だと思っているので、このライブ・ハウスから浅草の音楽シーンを追求し、作り上げていきたいと考えています」

 

◀メイン・スピーカーとしてJBL PROFESSIONAL SRX835P Powered+SRX828SP Poweredが導入された。SRX835P Poweredは15インチ低域ドライバーと6.5インチ中域ドライバーを備える3ウェイ・パワード・スピーカー。SRX828SP Poweredは18インチ低域ドライバーを2基搭載したパワード・サブウーファーだ。ともにAMCRONのパワー・アンプを内蔵している

▲メイン・スピーカーとしてJBL PROFESSIONAL SRX835P Powered+SRX828SP Poweredが導入された。SRX835P Poweredは15インチ低域ドライバーと6.5インチ中域ドライバーを備える3ウェイ・パワード・スピーカー。SRX828SP Poweredは18インチ低域ドライバーを2基搭載したパワード・サブウーファーだ。ともにAMCRONのパワー・アンプを内蔵している

 

▲インフィル用にリギングされているJBL PROFESSIONAL AC895。フロア内のどこにいても同じ音で聴こえるように導入したそうだ

▲インフィル用にリギングされているJBL PROFESSIONAL AC895。フロア内のどこにいても同じ音で聴こえるように導入したそうだ

 

▶ミキサーはYAMAHA QL5を使用。APPLE iPad用アプリQL StageMixを使えば、iPad上からQL5のミキシング・パラメーターを操作できる

▲ミキサーはYAMAHA QL5を使用。APPLE iPad用アプリQL StageMixを使えば、iPad上からQL5のミキシング・パラメーターを操作できる

 

▶フロア・モニター・スピーカーはELECTRO-VOICE TX1122FM。高域ドライバーと12インチのウーファーが縦に並んだコンパクトなサイズが特徴的だ。日置氏いわく、「アーティストの方にかっこ良く足を乗せてもらうため、安定性を重視しました(笑)」

▲フロア・モニター・スピーカーはELECTRO-VOICE TX1122FM。高域ドライバーと12インチのウーファーが縦に並んだコンパクトなサイズが特徴的だ。日置氏いわく、「アーティストの方にかっこ良く足を乗せてもらうため、安定性を重視しました(笑)」

 

◀Asakusa Gold Sounds店長のSHU氏(左)とPAチーフを務める日置麻子氏(右)

▲Asakusa Gold Sounds店長のSHU氏(左)とPAチーフを務める日置麻子氏(右)

 

 

EQUIPMENT LIST

■MAIN SPEAKER:JBL PROFESSIONAL SRX835P Powered+SRX828SP Powered
■MAIN CONSOLE:YAMAHA QL5
■MONITOR SPEAKER:ELECTRO-VOICE TX1122FM、YAMAHA S112V
■MICROPHONE:SHURE SM58、SM57、Beta 58A、Beta 57A、Beta 91A、AUDIO-TECHNICA ATM25、AKG C451B、SENNHEISER E904

 

Asakusa Gold Sounds

Gold-Sounds

 

〒111-0043 東京都台東区駒形1-3-8 ベッコアメ浅草ビルB1F

SR1704_LiveSpace_mapCS6

Tel:03-5827-1234
Web:http://asakusa-gold.com

 

※サウンド&レコーディング・マガジン2017年5月号より転載

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