ACOUSTIC REVIVE クロス・レビュー「超低周波発生装置」

ACOUSTIC REVIVE連載 by 森元浩二.、山口泰、DEGUCHI YASUHIRO 撮影:川村容一 2020年3月27日

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“原音忠実”の理念のもと、ケーブルなどのオーディオ・アクセサリーを手掛けるACOUSTIC REVIVE。今回は機材の空き端子(音声入出力)に装着することで、音質の改善を実現するというリアリティ・エンハンサーをクロス・レビューする。

第26回「超低周波発生装置」

ACOUSTIC REVIVE代表
石黒謙、氏の技術解説

シューマン共鳴波と呼ばれる7.83Hzの波は、地球が地表と電離層との間で発しているもので、1953年にドイツの物理学者シューマン博士によって科学的に解明されました。この地球本来の波は、電波や電磁波が飛び交う現代社会においてかき消されており、あえて人工的に7.83Hzの電波を発振させることでさまざまな効果が発揮されると言われています。長年健康分野にて応用されてきましたが、ここ数十年は音に対する効果が注目されているのです。

RR-777を使用することで、録音機器の音質が著しく改善されます。その理由は、録音機器から発生する有害な電磁波が中和されるためで、電子機器とは思えない有機的で生々しい音色と質感へと向上させることができ、その効果は確実に録音物に記録可能です。さらに画期的なのは、生音へも効果が発揮されることで、声や生楽器の音色や質感が極めて伸びやかにみずみずしく潤います。このためRR-777は多くの大手レコード・メーカーの録音スタジオやマスタリング・スタジオで使用されており、ミキシングやマスタリングでは機材への効果、録音時には声や楽器への効果が発揮され、トータルで大きなクオリティ・アップが実現されます。

RR-777は、どのような高額な機器やマイクを使っても到達できない領域へと引き上げます。さまざまな電磁波にまみれた現在社会の音楽制作において必需品と言えるでしょう。

<Price>
RR-777:38,000円
▪︎外形寸法:140(W)×50(H)×170(D)mm ▪︎入力電圧:12V
※初期モデルRR-7からRR-777へのバージョン・アップ:18,000円
※前機種RR-77からRR-777へのバージョン・アップ:14,000円

 

Cross Review

Engineer
森元浩二.
MR

<Profile>prime sound studio formのチーフ・エンジニアとして活躍。浜崎あゆみ、三代目J Soul Brothers、甲斐バンド、AAA、E-girlsなどの作品に携わる。

センター付近の奥行き感が増す印象
数名によるブラインド・テストも好結果

21歳から5年間師事していた方が LAと日本で活躍するエンジニアだったため、LAに長期滞在してアルバムを作るなど、非常に良い経験をしました。LAで録音して日本でミックス、またその逆のパターンなどいろいろと経験しましたが、どちらも音の聴こえが違うんです。よく、空気の乾燥具合や電源の違いを言われますが、私はある経験をして、そのどちらでもないのでは?と考えるようになりました。

LAでLPのプラスティック製タンバリンを買ったのですが、これまで聴いたことのないきらびやかな音でした。しかし日本に持って帰ってきたら、よく聴く音になっていました。“LAは空気が乾燥しているからじゃない?”と言われますが、そのとき日本はカラッカラの冬でしたし、何よりプラスティックなので、乾燥の影響は少ないと思います。LA、NY、UK、北京、韓国、ハワイといろいろな場所で仕事をさせていただきましたが、どこも同じ音がしません。そして国内でもその違いは感じます。この経験から、私は土地による音の違いは、岩盤の違いに由来するものか?などと考えていました。

土地により、その届き方が違うと思われるシューマン共鳴派に着目したのがRR-777で、オンにしてみるとモニター環境ではセンター付近の奥行き感が増したように聴こえます。エンジニア数名でオン/オフのブラインド・テストをしたところ、90%の正解率でした。使っていることを知っている人にとってはプラシーボ効果が大きいように思っていたのですが、ブラインドで90%という結果には正直驚きました。RR-777では実験できなかったのですが、初期型RR-7を買った2000年ごろにブースに置いてみたところ、楽器の音にも変化が認められたのを覚えています

 

 

Engineer/Producer
山口泰
YM

<Profile>エンジニア。録音〜マスタリングを南房総市薬王寺にて遮音せず自然な空気感で行う。2018年はmonk beatでアルバム『Peace Vibrations By Nature』を発表。

音本来の響きやエネルギーを
より良く伝える手段の一つ

私のユニットmonk beatでは“自然音”や“耳には聴こえないレベルで揺らぎのある周波数の束”を楽曲に加えることで、明らかに音の響きが良くなることを既に経験しており、シューマン共鳴波にも大変注目していました。RR-777をスタジオで使ってみたところ“場の空気”が心地良いものに変わり、音の形がよりよく見えるような感覚でした。

エンジニアの仕事はプレイヤーが奏でる音を録るだけではなく、録音環境の質を高めることも大切であると私は考えています。なぜなら、聴覚で感知できない騒音や雑音も含めて、その場の空気が乱れると効果的な音作りが難しくなるからです。反対に、地球や自然が生み出す揺らぎや波動で満たされた空間では、素直な音、潤いのある音が生まれやすくなると実感しています。理論的にはまだ説明できない領域ですが、私の感覚では“シューマン共鳴波は音本来の響きやエネルギーをより良く伝える手段の一つ”と考えます。特に自然の呼吸を感じづらい都会のスタジオにおいてRR-777は重宝されるのではないでしょうか。

 

 

Director/Engineer
DEGUCHI YASUHIRO
DE

<Profile>ペトロールズや長岡亮介、golf、Rei、らの作品をリリースしてきたインディ・レーベル=ENNDISCのディレクターを務める。自らレコーディングやミキシングも行う。

部屋の居心地が良くなり
音楽を楽しむ心境に変化が

RR-777は、神秘的なチャレンジだと思います。自室に設置した今では、無言で見守ってくれるような温かい存在を感じています。手に取ったときの第一印象は、“軽い!”。まずはこの軽やかさに心引かれました。そして電源を入れ(アダプターの極性によっても効果が異なる場合があるとのこと)、インターネット上の情報を遮断し、知人も交えてブラインド・テスト。スイッチをオン/オフしながら繰り返し試聴しました。

試聴するうちに、音への変化について、瞬間的な添加物を望んでいた自分の気持ちに気付きます。そもそもこの機器は、シューマン共鳴波により場の空気感を改善する装置。10日間程度チェックした結果、居心地や会話などのコミュニケーション、音楽を楽しむ心境に変化があったような気がします。それをハッキリと感じたのは、しばらく入れっぱなしにしていた電源を切った時です。部屋の中で、どこか寂しい気持ちになりました。今のところ、部屋に置いておこうと思っています。

 

 

<製品概要>
超低周波発生装置
(本稿はサウンド&レコーディング・マガジン2019年3月号からの転載となります)

 

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