クロ(TAMTAM)× Baby Bottle SL

BLUE MICROPHONES Impression by クロ(TAMTAM) 撮影:Chika Suzuki 2019年4月25日

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元からうまく処理されたような音で
声のおいしい帯域にピントが合うんです

BLUE MICROPHONESの製品を第一線のアーティストに試していただく本連載。今月はTAMTAMのボーカリスト=クロさんの登場です。コンデンサー・マイクBaby Bottle SLをホーム・スタジオでの歌入れに使ってもらいました。

クロ(トップ写真)
<Profile>オルタナティブR&Bやジャズ、ダブ、アンビエントなどを昇華し、ユニークな音世界を聴かせるバンドTAMTAMのボーカリスト/トランペット&シンセ奏者。作詞曲も担当する。TAMTAMは、5月にカナダでのツアーを控えている。

 

自宅録音にハマる一本だと思います

コスト・パフォーマンスがとても高いですね。何日か試してみて、欲しくなりました。自宅では曲のデモ作りをやっていて、歌も録音するためマイクは必須です。普段は他社のものを使っていますが、録った後に必ず超低域や超高域をカットするなどの処理が必要なので、それがほぼ要らないBaby Bottle SLの音が気に入りました。元からうまくEQされたような音で、声にフォーカスして録れるんです。レンジが無用に広いと散漫な印象になりがちですが、声のおいしい帯域に耳が集中するからか、自然と抜けて聴こえます。試した限りでは、女性ボーカルとの相性はバッチリだと感じました。

個人的には、本体のローカット・スイッチを入れた状態が好みです。不要な超低域が取り除かれつつ欲しい低域成分は確実に得られる印象で、“調子が良いな”と思えるときの低域の感じがデフォルトになりますね。高域についても、気持ち良い部分がきちんと出ている……むしろ少し強めてあるようにも感じますが、ザラっとはしておらず奇麗な音です。歯擦音や破裂音もすごく奇麗に入ってくるし、声の抜けを意識せずとも普通に歌っていれば抜けてくれるのが良いですね。

面白かったのは、録った声をスクリュー(ピッチを極端に上げ下げする手法)したときに周波数バランスがおかしくならなかったこと。これまではスクリューした後に不要な帯域が膨らんでトラックとぶつかってしまうこともあったのですが、奇麗にまとまってくれるんです。価格はリーズナブルですが録り音の質が高く、加工した後の音も扱いやすいため、自宅録音をするミュージシャンの方にはハマる気がしますね。

 

 

▲クラスAディスクリート回路を採用したコンデンサー・マイクBaby Bottle SL(39,800円)。カプセルは、金蒸着マイラー・ダイアフラムにブラス製バック・プレートを合わせたもの。本体にはローカットと−20dB PADのスイッチを装備しています

▲クラスAディスクリート回路を採用したコンデンサー・マイクBaby Bottle SL(39,800円)。カプセルは、金蒸着マイラー・ダイアフラムにブラス製バック・プレートを合わせたもの。本体にはローカットと−20dB PADのスイッチを装備しています

 

▲ホーム・スタジオでの歌録りの様子。Baby Bottle SLには専用のショック・マウント(写真)が付属しているので、入手してすぐに使い始められます

▲ホーム・スタジオでの歌録りの様子。Baby Bottle SLには専用のショック・マウント(写真)が付属しているので、入手してすぐに使い始められます

 

【製品サイト】
BLUE MICROPHONES

 

 

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