Sapphire Slows × Baby Bottle SL

BLUE MICROPHONES Impression by Sapphire Slows 撮影:Chika Suzuki 2019年1月25日

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ツヤがありつつトラックになじみやすい
ミックスをスムーズに進められました

BLUE MICROPHONESの製品を、第一線のアーティストに試していただく連載。今月は、プロデューサー/DJのSapphire Slowsさんに登場していただきます。自らの声をトラックの一部のように聴かせる彼女は、コンデンサー・マイクのBaby Bottle SLをどのように評するでしょう?

Sapphire Slows(トップ写真)
<Profile>アトモスフェリックかつ翳(かげ)りのあるエレクトロニック・ミュージックで、国内外から評価されるプロデューサー/DJ。SXSW(米)やSónar(西)への出演、Not Not Fun(米)、Nous Disques(独)、Kaleidoscope(英)などからのリリースでも知られる。

 

くっきり聴こえるのに目立ち過ぎない

BLUE MICROPHONESのことは前から知っていて、2015年に参加したRed Bull Music Academy(パリ)でも製品を見かけた覚えがあります。ルックスが特徴的なので、印象に残りやすいんですよ。Baby Bottle SLも見た目がシブくていい。ちゃらちゃらした感じが無いから好感が持てます。

音も好みです。新しく発表する曲の歌録りに使ってみたところ、中域をすごく奇麗に収められるというのが第一印象でした。張りとかツヤのある感じで、ノイズが少ないんです。録った音をスペクトラム・アナライザーで見てみても、やはり中域に特徴がありました。高域に関しては、サ行やタ行などのアタッキーな成分も耳障りに聴こえません。普段使っているスタジオ・コンデンサー・マイクが明りょうな音質なので、比較するとむっくりとは聴こえますが、決してこもっている感じではないし、あからさまに丸いわけでもない。“ツヤがある”というのは、そういうことですね。

面白かったのは、オケ中でくっきり聴こえるのに目立ち過ぎないところ。歌が出っ張るのは好きじゃないので、目立ち過ぎた場合はEQで中域を落としたりもするんですが、その必要がありませんでした。トラックになじみやすく、それでいて存在感もあるのでミックスにあまり苦労しなかったんです。今回、制作期間がタイトだったので助かりましたね。

ユニークかつオケとミックスしやすい音をしているので、ベッドルームでトラックに乗せて歌うような人に良いかと思います。価格もリーズナブルだし、手に取りやすいでしょう。

 

▲クラスAディスクリート回路とハンド・チューンのカプセルを持つコンデンサー・マイク、Baby Bottle SL(39,800円)。カプセルは、金蒸着マイラー・ダイアフラムにブラス製バック・プレートを合わせたもの。専用ケースとショック・マウントが付属します

▲クラスAディスクリート回路とハンド・チューンのカプセルを持つコンデンサー・マイク、Baby Bottle SL(39,800円)。カプセルは、金蒸着マイラー・ダイアフラムにブラス製バック・プレートを合わせたもの。専用ケースとショック・マウントが付属します

 

▲ホーム・スタジオでの録音の様子。今回録った曲はダンス・トラックで、低域と高域に音が集まっているので、中域に特徴のある本機の音が見事にハマりました

▲ホーム・スタジオでの録音の様子。今回録った曲はダンス・トラックで、低域と高域に音が集まっているので、中域に特徴のある本機の音が見事にハマりました

 

 

【製品サイト】
Baby Bottle SL

 

 

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