カルロス・ニーニョのターン・オン・ザ・サンライト来日!

The Choice Is Yours by 齋藤貴弘@CCJP 2010年10月4日

本誌連載『THE CHOICE IS YOURS』連動ブログ。先ごろ素晴らしいアルバムをリリースしたカルロス・ニーニョの新プロジェクト=ターン・オン・ザ・サンライトの来日が決定! 興味深いイベントがめじろ押しです!

2009年、dublabとCreative Commonsの共同企画”Into Infinity”をきっかけに、ロサンゼルスと東京、札幌をつなぐアート・アクションが始まった。2010年は、Creative Commons Japanのサポートのもと、それぞれのつながりから生まれるものを形にしていく”Polyphony”という場を設け、ロサンゼルス、ロンドン、東京、札幌、それぞれの都市の”音”"ビジュアル”、そしてクリエイティブに関わる”人”の交流を促進する。

東京では、代官山「M」を舞台に、DJ KenseiとSagaraxxによるCoffe & Cigarretes BandがInto Infinityに集まったループ音源のみを使って初のライブ・ミックスを行い、HIT+RUNはデザインを自在にミックスしてTシャツへのライブ・スクリーン・プリントを披露(プリントしたTシャツはその場ですぐに販売、プリントするTシャツの持ち込みも大歓迎)、昨年話題を集めたdublab制作の『Secondhand Sureshots』の特別上映も行われる。そしてもちろんカルロス・ニーニョ、クートマ、フロスティ、ハシム・Bの素晴らしいDJが空間を彩る。

札幌では、ばんけいスキー場ロッジを舞台に、上記のアーティストに加え、札幌を中心としてそうそうたるアーティストが参加する。”KOSS a.k.a Kuniyuki”がその場で鳴らすガラクタの音、客席からの声や音、マイクが拾うすべての音を素材として即興音楽を奏で、MIC JAC PRODUCTIONの長B.I.G JOEが初のバンド・セッション”Believe In God”でその声を響かせ、Naohito Uchiyamaがディジュリドゥ奏者SOLEA、LOVELIGHTとともにライブ・セッションを繰り広げる。アフロ、ファンク、ブルース、ジャズが渾然一体となったセッション・バンド”JUSTA FUNKA THINC “が、THA BLUE HERBの楽曲でもその声を聴くことができるJerry “KOJI” Chestnutsをフィーチャーしたライブを行い、ジプシー・スタイルDJ “Kentaro Iwaki”がDJプレイを披露する。そして、dublabを立ち上げたフロスティ、dublab設立に深くかかわるカルロス・ニーニョ、日本にInto Infinityを仕掛け、LAと日本の橋渡しをする原雅明氏とハシム・B、そしてCCJPドミニク・チェンが創造都市の可能性などを語る札幌市主催のトーク・イベントや、さまざまなワークショップも開催。

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★TOKYO
corde and dublab present

Polyphony

supported by Creative Commons Japan

2010.10.14(thu)
@ Daikanyama M (03-6416-1739)

www.m-event-bar.com
open / start 19:00(〜26:00)
entrace 2,500yen / 2,000yen(with flyer) / 1,500yen(10/15のTurn On The Sunlight@UNITの前売券持参の方)

DJ:
Carlos Niño
Kutmah
Frosty(dublab)
Coffee&Cigarettes Band(Kensei & Sagaraxx)
Hashim B.

Live Screenprinting:
HIT+RUN

Special Screening:
Secondhand Sureshots

★SAPPORO
yorma and dublab present

Polyphonik North

supported by Creative Commons Japan

2010.10.17(sun)
@ SAPPORO ban.K ski area center lodge

open 12:00〜24:00
adv 3,000yen, day 4,000yen
(ただし先着100名無料)

LIVE:
Turn On The Sunlight
KOSS a.k.a Kuniyuki
Coffee&Cigarettes Band(Kensei & Sagaraxx)
Believe In God(B.I.G JOE)
Uranic Triangle session(Naohito Uchiyama, SOLEA, LOVELIGHT)
JUSTA FUNKA THINC feat Jerry “KOJI” Chestnuts
qodibop

DJ/Art/Workshop
Frosty, Kutmah, HIT+RUN, DJ KENSEI, Masaaki Hara, Kentaro Iwaki, Rebel musical
Hitobito, ocho, Hitosshi, DKC, Mitsugu, Kan, Shotaro, Kemmy, culex, yukky, and more…

Special Screening:
Secondhand Sureshots

Carlos Niño

スピリチュアルなジャズ・コレクティブBuild An Arkをはじめ、Life Force Trio、Ammoncotactなど、数々のプロジェクトで知られるロサンゼルスを代表するプロデューサー&DJ。ファラオ・サンダースからDJシャドウまでジャンルを横断してさまざまなアーティストと交流を持ち、各種の重要な音楽プロジェクトを実現してきた。近年は、LAサウンドのコンピ『The sound of L.A.』や故J・ディラの追悼プロジェクト『Suite for Ma Dukes』の制作でも話題を呼んだ。自身のラジオ番組「Spaceways」をKPFK FMで15年以上も続け、世界的に注目を集めるネット・ラジオ局dublablの設立にも関わっている。

Frosty

1999年にスタートしたロサンゼルスの音楽ネット・ラジオ局dublabの主宰者であり、 DJやアドヴェンチャー・タイム(デイデラスとのユニット)の活動でも知られるLAを代表する人物。デイデラス、カルロス・ニーニョ、ノーバディといった現在のLAの音楽シーンをけん引するアーティストがdublabの設立をサポートし、フロスティのオープンなアイディアの元に、音楽のみならずアート・インスタレーションから子供のためのワークショップなど、単なるラジオ局の枠を超えた創造的な活動を繰り広げている。昨年はCreative Commonsと組んだアート・ エキシビジョンInto Infinityを日本でも展開。またサンプリング音楽への愛情とサウンド・リサイクルに焦点をあてた映像作品『Secondhand Sureshots』でも話題を集めた。

Kutmah

LAのビート・メイカーから入手した13,000曲以上ものエクスクルーシブ・ビートを武器に、常にフレッシュなDJプレイを披露。1つのスタイルにとらわれず、ダーティなビート、ヒップホップ、8ビット・パンク、ダブステップ、サイケ・ロック、ローライダー用のオールディースを縦横無尽にミックスするので常に注意して彼のプレイを聴く必要がある。音楽好きなら、彼のプレイを聴いていると何度も「何だコレ?」と言いたくなるはず。2004年に伝説的なLAのイベントSketchbookを立ち上げ、そこでフライング・ロータスが初のライブを披露したり、デイデラスが定期的に出演し、カルト的人気を博した。彼らは今では世界的ミュージシャンとなったが、LAでビートとエレクトロニック・ミュージックを融合させた初のイベントだった。エジプトとイギリスのハーフである彼は、今年アメリカからイギリスに強制送還され、22年ぶりにアメリカ国外を見ることができるようになった。

Coffee&Cigarettes Band

DJとしてのスタンスにこだわる自分たちがプレイしたいトラックを作りたいと、 2006年、六本木Roots Nで毎月第4火曜日に開催していたイベント”Coffee & Cigarettes”(現在はイベント一時休止中)でDJしていた、KenseiとSagaraxxの2人が中心となりスタート。互いに東京で生まれ育ち、毎晩DJとして東京の街の音を作っている彼らの感覚が自然フィートバックされたトラックは、周りのDJ/ミュージシャン/アーティストたちに好評を得る。またアナログに対する質感を大切にしながら、今鳴って面白いと思う音を追求し楽曲制作を行う姿勢は、1980年代後半〜90年代のヒップホップ〜アシッド・ジャズ〜ダンス・ミュージックの”ベースにあった”ジャズ、ファンク、ソウル、ロック、レアグルーブなどを(多種多様に)取り込んでいく、自由でオープンなスピリットに通じる。現在、12inchアナログ『Step』(roots1)、7inch(tribe)、 V.A『RootsN』(roots1)、『Bontako EP』、RudimentsのレーベルCD『Basterd Jazz presents JAZZ LOVES DUB』(リミックス楽曲参加)&Rudimentsスプリット・シングル『Jazz Loves Dubs E.P』、 V.A/『Freedom Sunset 2008』(CD/楽曲提供)、2009年、自身のレーベルElectric Rootsより1st CDアルバム『love thing』、ミックスCDシリーズ『electric roots fm』、12inchシングル『electric Roots/001』などを精力的にリリース。そして、2010年1月にはアルバムの楽曲から派生して制作した『Love thing e.p』も発売(中でも京都のバンドSoftによる「love thing」のライブ・カバーが好評で、数々のDJのミックスCDに収録される)。2010年8月に12inchシングル『electric roots ep2』をリリース。Coffee & Cigarettes Bandの楽曲はオープンで創造的な音の世界を再生させ、自分たちが生きる日常に心地良い風を注ぐであろう。現在、毎月第一金曜日にレギュラー・パーティ”school”をAoyama-hachiにて開催中。

Hashim B.

日本の音源のミックス『Fu-Ka-Kai』でも話題を集めたdublabのレジデントDJの1人。CappablackやIll Suonoのメンバーとして、disques cordeとベルリンのscapeからリリース。2007年からLAでDJ、トラック・メイカーとして活動。通訳やコーディネーターとしてLAと日本の橋渡し的存在としてもシーンに果たす貢献も大きい。

Mike Crivello (HIT+RUN)

日本人とイタリア人の血を引くマイク・クリヴェロは、幼少時代から多様性を意識してきた。国際的な環境の中で育った彼にとって、世界中を旅したり世界のアートからインスピレーションを受けることが多く、地理に視野を制限されたことはない。10代は南カリフォルニアのサーフとスケート・カルチャーに没頭していた彼は、多くのカリフォルニアの若者と同じように、スリフト・ストアで古着を買い、音楽にのめり込んでアイデンティティが形成されていった。1980年代初期からアート、ファッション、音楽が衝突しあって新たなストリート・サブカル チャーが誕生し、若いアーティストだったクリヴェロはそこから多大な影響を受けた。2005年の秋に親友でありアーティストでもあるブランディ・フラワーと組んで、2人はHIT+RUNを立ち上げた。HIT+RUN名義で彼らはカスタムTシャツ・ラインを発表し、イベントでライブ・スクリーン・プリントをするようになり話題を呼んだ。ミュージシャンにとってライブが表現の場であるのと同様に、HIT+RUNはイベントでスリリングなスクリーン・プリントを披露する。HIT+RUNはレコード・リリース・パーティ、アート展のオープニング、音楽フェス、コンサート、新商品の発表イベント、インストア、映画やテレビのプレミア・イベント、ストリート・イベント、ワークショップなどあらゆる環境でスクリーン・プリントを披露してきており、ファンはそこでしか生まれないユニークな限定プリントを手に入れることができる。

 

<関連イベント>
Polyphonyにも出演するカルロス・ニーニョが率いる新ユニット、ターン・オン・ザ・サンライトのライブ・イベントは、10月15日に代官山UNITにて開催。前売りチケットを購入された方は14日のPolyphonyに1,500円で入場いただけます(チケットを必ず持参ください)。

 

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2010.10.15 (fri) @ UNIT
Open 18:00 / Start 19:00
Charge: adv 3,800yen / door 4,300yen
http://www.unit-tokyo.com/schedule/2010/10/15/101015_carlos_nino.php

LIVE:
Turn On The Sunlight
Rei Harakami
Tenniscoats + 梅田哲也

LAのシーンを牽引するキーパーソン、カルロス・ニーニョ(Build Ark Ark、J・ ディラ・トリビュート『Suite For Ma Dukes』のプロデューサー)の新プロジェクト、ターン・オン・ザ・サンライト。フォーキーでアンビエントなデビュー・アルバム『Turn On The Sunlight』のリリースと共に初来日!  Life Force Trioのドラマー、テクスター・ストーリーを加えた3ピースのバンド編成は、アルバムともまた違ったスリリングな演奏を展開する。カルロス・ニーニョ自身が熱望したレイ・ハラカミとテニスコーツ(with 梅田哲也)も出演!

<ツアー情報>
Turn On The Sunlight Japan Tour 2010
2010.10.11(mon) @ KYOTO Metro
2010.10.12(tue) @ KOBE Guggenheim House
2010.10.13(wed) @ OSAKA Sound-Channel
2010.10.15(fri) @ TOKYO Unit
2010.10.17(sun) @ SAPPORO ban.K ski area center lodge

 

原 雅明

レーベル・マネージャー(corde.co.jp)、ライター、時々DJ。『音楽から解き放たれるために』を昨年刊行。dublabとCreative CommonsのプロジェクトInto Infinityの日本側キュレーターやLow End Theory日本ツアーのオーガナイザーも務める

TUNECORE JAPAN