海野あゆみがFree Wind Candy Dulfer Signatureを試奏

Amsterdam Winds Free Wind Candy Dulfer Signature

REVIEW by サックス&ブラス・マガジン編集部 2014年3月14日

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名器の研究結果と技術を凝縮

製品解説

オランダのアムステルダム・ウィンズは元分子生物学者のフリソ・ハイティンハが2002年に設立したブランド。世界中の名器を研究し、その結果を設計に反映させ、現代と古き良き時代のメカニズムをバランスよく搭載したのが、このフリー・ウィンドだ。同社の開発にはキャンディ・ダルファーが協力し、さらにこのシグネイチャー・モデルはキャンディ自らが出荷前にすべてチェックをしたというこだわりの逸品だ。ベルのフロントには彼女の直筆サインを元にした彫刻が印されている。ノーラッカーの管体が生み出すナチュラルで味のある音色は、ビンテージの名器にもひけをとらないだろう。

 

特徴的なデザインのネック
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フリーウィンドを象徴する特徴的なデザインのネック。あらゆるサックスを研究し、試行錯誤を重ねることで、最適な吹奏感を得られる現在の形にたどりついた

海野あゆみ’s Report

オールド楽器を彷彿させる明るすぎない渋い音色

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軽く吹いても低音域まで安定して太い音が出ますね。自分でコントロールしようと頑張らなくても、楽器がしっかりと鳴ってくれます。新品の楽器は音色が明るすぎることがあるんですが、このモデルは最初からオールド楽器を彷彿とさせるような渋い音色ですね。音のレスポンスも凄く優れていて、テーブル・キィやサイド・キィを使うフレーズも、滑らかに音が繋がります。小さい音やサブトーンで吹くときでも反応がいいので、状況に応じて落ち着いた演奏もできますね。

ときどき有名ブランドのビンテージ品というだけでコンディションの悪い楽器を選ぶ人がいますが、古い楽器はメンテナンスも大変ですし、かなりピッチに注意して吹かないといけないんですよ。でも、この楽器はピッチも正確だし、作りがしっかりしていてバランスも崩れにくそうです。ビンテージ系のサウンドが好きだけどストレスを避けたいという人には、お薦めの楽器だと思いますね。中音域もまとまりのある太い音がでるので、アコースティックなジャズだけじゃなく、ファンク系の音楽を演奏するときも、がっつり吹けそうです。魅力的な音だし、楽器自体も吹きやすいので、これは流行りそうですね。重量も軽くてキィのボタンも押しやすい角度だと思いますので、女性にもオススメですよ。

海野あゆみ(うんの・あゆみ)

土岐英史などに師事し、自身がリーダーを務める海野あゆみグループで活動中。また、西野カナなどの国内人気アーティストのレコーディングにも参加。現在、最新音源「RED ZONE」がiTunesで配信中

Amsterdam Winds

Free Wind Candy Dulfer Signature

オープンプライス
※表示している価格はニュース掲載時点のものです。また税込/税抜についてはメーカーの表示したものに準じて記載しています。

問い合わせ
石森管楽器
TEL: 03-3360-4970 http://www.ishimori-co.com/

【SPECIFICATIONS】
SPECIFICATIONS●受注生産品●High F#キィ付き/無し 選択可●キャンディ・ダルファー仕様彫刻●ノーラッカー仕上げ ※マウスピースは付属なし

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