山本公樹がSAXWORX Alto D8を試奏

SAXWORKS Alto D8

REVIEW by サクブラ編集部/写真=言美歩 2012年8月24日

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あの人気マウスピースが復活!

製品解説

デヴィッド・サンボーンやキャンディ・ダルファーが愛用し、1990年初頭に大人気を博したサックスワークス。1994年には生産が中止されてしまい、その音色と稀少性から中古市場でも非常に高額で取引されている人気アイテムである。そんなサックスワークスの設立者であるジョエル・ハリソン氏が再び同ブランドをスタート! 新設計により、ふくよかで歪み感のあるパワフル・サウンドはそのまま、コントロールやピッチ感をさらに向上することに成功した。サンボーン・サウンドを求める人はもちろん、上質なメタル・マウスピースを探している人はぜひ一度お試しあれ。

特徴的なハイバッフル形状

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サックスワークス特有のハイバッフル形状が息のスピード感とパワフルな鳴りを実現。非常に美しい細部の精巧な作りも注目したい

山本公樹がAlto D8を試奏

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サンボーン・テイストを楽しめると思います

想像通りデュコフ系のパワフルな音色ですが、もう少し甘い雰囲気があって、思ったよりも音が柔らかいですね。僕の記憶では旧モデルの方がもうちょっとギラギラしていたと思います。こちらはそのぶん音が太くなったイメージ。僕も以前使っていたオールドのデュコフも、エッジの中にふくよかさもあるので、それを意識したのかもしれません。倍音の成分が多いんだけど、基音もしっかりしているので音がまとめやすく暴れにくいですね。旧モデルよりも吹きやすくなったと思います。デュコフや他のメタル・マウスピースをコントロールできずに二の足を踏んでいたような人にはお薦めです。

サウンドは歪みつつ暖かい成分がある。近年のメタル・マウスピースはもう少しキンキンしているんですけど、これはジュワっとした部分も持っているから、耳に痛くないんですよ。ハイバッフル系の中ではコントロールしやすい部類だと思います。リガチャーが付属していませんが、ハリソンを合わせてもいいし、ロブナーのような非金属系も面白いですね。恐らくリガチャーでそうとうサウンドが変わると思います。あとはとにかく作りがキレイ。丁寧に作られてますよね。サンボーン・テイストを楽しめるという意味では、現行品の中でも一、二を争うクオリティではないでしょうか。

山本公樹 (やまもと・こうじゅ)

スターダスト・レビューをはじめ、平井堅、ゴスペラーズなど、多くのJ-POP系のサポートを務める。またソウル、ブルース系のセッション活動を都内を中心に展開中。

SAXWORKS

Alto D8

54,600円
※表示している価格はニュース掲載時点のものです。また税込/税抜についてはメーカーの表示したものに準じて記載しています。

【SPECIFICATIONS】
●サイズはD8のみ。オープニングは2.16mm ※リガチャーは付属しません

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