第33回 一歩上をいく唇のテクニック② シェイク

中山浩佑のトランペット初級セミナー by 中山浩佑 2012年4月17日

今週は唇を使ったもうひとつのテクニック”シェイク”をご紹介しましょう!

シェイクとは言葉の通り音をシェイクしているように聴かせるテクニックで、呼び名は違えどリップ・トリルもほとんど同じテクニックと考えてよいでしょう。場面によって表現が違うだけで、やってることは同じというわけですね。主に派手な曲やビッグバンドなどで耳にすることが多いテクニックです。

シェイクの模範演奏(MP3/115KB)

シェイクのやり方は、音の幅を広くリップ・トリルするわけですが、音がぶつぶつ切れないようにしましょう。

シェイクをかけるときは音域自体も高いことが多いので、マウスピースをプッシュしすぎないようにしましょう。口をがっちりマウスピースで固定してしまうと音が変わり辛くなります。気をつけてみてください。

また、シェイクには手でかける方法と、顎でかける方法、そしてその両方を使う方法がああります。シェイクをかけられれば自分のやりやすい方法でかまいません。以下、それぞれの方法を説明します。

手でかける方法

ロングトーンをした状態で右手で楽器を前後に揺らします。

この時、よくやりがちな失敗は自分の方に楽器を引く様に(唇にプッシュするように)前後に揺らす人が多いんですが、それだと上手くいきません。

“向こう側→元の場所”といった具合に、向こう側から元の位置の間を前後させるように揺らすのがポイントです。

 

顎でかける方法

音を変えようとすると難しくなるので、ビブラートを利用して練習してみてください。ビブラートの幅をどんどん拡げていって、音が変わるポイントを見つけてください。音の変わるポイントを見つけたら、そこを行ったり来たりできるように練習しましょう。

 

両方使ったやり方

手でかけるやり方をベースに口で変わる音をサポートします。特に幅の広いシェイクの時に有効で、より派手にギュインギュイン言わせたい時にやるといいと思います。冒頭の模範演奏はこの方法でかけています。

 

楽器を前後に揺らす時のワンポイント・アドバイス

楽器を前後に揺らしてもシェイクができないという人は左手に着目してみてください。

左手が右手と同じように前後に動かないように練習してみましょう。そうするとびっくりするくらい音が変わる様になると思います。

どうしても感じがつかめないという人は左腕を机か何かに載せて、右手だけで楽器を前後させてみてください。始めは大変かもしれませんが、頑張ってみてくださいね!

それではまた来週!

中山浩佑

本名・中山浩介。1985年03月10日 大阪生まれ。トランペットを15歳から始める。尚美学園大学音楽表現学科Jazz&Popsコース Trumpet科卒業。トランペットを、ERIC MIYASHIRO、西村浩二、木幡光邦、松島啓之、奥村晶、辻本憲一、生川耕次郎、各師に師事。在学中よりスタジオワークを中心にライブ、作、編曲、ミュージカルやTVなどジャンルにとらわれずにオールマイティに活動中。数多くのTVCMや映画音楽、ジャニーズやJ-Pops、演歌、クラシックなどの録音に参加。
ライブ活動では自己のバンドを始め、エリック宮城EMBIGBAND(サポート)、木幡光那923BigBand、メジャーアー ティストのツアーなど、他にも様々なジャンルのバンドに参加し、SAX&BRASSマガジンへの執筆や、個人でのレッスンや高校に招かれてレッスン、ゲスト演奏などクリニシャン、プレイヤーとして、 後世の音楽家の育成にも積極的に取り組んでいる。トランペットの他に、口笛、ホルンなども演奏している。



TUNECORE JAPAN