【サックス用語辞典】第34回 空間系エフェクター

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [サックス編] by 加度克紘 2014年7月21日

エフェクターとはサックスの音に何かしらのエフェクト(効果)を与える機材のことです。

エレキ・ギターでは一般的に使われていますね。

サックスに使うエフェクターにもたくさんの種類がありますが、今回は“空間系エフェクター”を紹介します。

 

サックスでエフェクターを使用する場合は、元の音を崩さない使いかたが多いです。

音色変化をするものではなく、音の響きを増やしたり揺らしたり、重ねたりするようなものを総じて“空間系エフェクター”と呼んだりします。

ここではその中から3つ紹介しましょう。

 

リバーブ

ホールで演奏しているような残響効果が得られます。適度なリバーブがあると、気持ちよく演奏することができます。ただし、リバーブを深くかけすぎると風呂場のような反響音だらけの状態になってしまうので要注意です。

 

ディレイ

やまびこのような効果で、原音よりも遅れたタイミングで音を足すエフェクターです。どの程度遅らせるかもエフェクターで調整できますね。リバーブとこのディレイを深くしたものをエコーと呼びます。

 

モジュレーション系

音程を揺らすタイプのエフェクターです。フランジャー、フェイザー、コーラスなどがあります。微妙な音程の揺れを付け加えることで音に厚みが出てくるような効果があります。

 

 

ちなみにエフェクターはかかりが大きいものを「深い」や「ウェット」と呼び、かかりが少ないものを「浅い」や「ドライ」などと表現します。

 

エフェクターを使うと、一段と表現の幅が広がります。

是非一度試してみて下さい。

加度克紘

広島県尾道市出身。高校入学と同時にテナーサックスを始める。1年後アルトに転向。その後、甲陽音楽学院で荒崎英一郎氏に師事。甲陽音楽学院卒業後、渡米。ボストンのバークリー音大に入学。Fred Lipsius、Dino Govoni、Bill Pierce、Jim Odgren各氏に師事。ジャズからポップス、R&B等幅広くこなす。現在は自己のグループを率いての演奏、作曲/編曲活動の他、ノア・ミュージックスクールでサックス講師としてサックスの指導も精力的に行う。
著書「一生使えるサックス基礎トレ本 サックス奏者のためのハノン」「サックスに学ぶおいしいギター・フレーズ99+2 ジャズ編 ギタリストが思いつけない音の組み立て方」「一生使えるアドリブ基礎トレ本 サックス編瞬発力と応用力を高めるデイリー・トレーニング集」「サックス・プレイヤーのための全知識」「100個のフレーズを吹くだけで飛躍的にサックスが上達する本」(すべて小社刊)

http://katsuhirokado.com

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