【サックス用語辞典】第33回 PA

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [サックス編] by 加度克紘 2014年7月14日

今回はPA(ピー・エー)について解説します。

これはサックス用語ではありませんが、ライブやステージの出演、あるいはその準備の際によく聞く用語だと思います。
管楽器の人は知らない方が多いと思いますので、参考にしてみてください。

 

PA

PAとはPublic Address(パブリック・アドレス)の略で、音楽の現場においては音響設備のことをさしています。マイクを使用し、スピーカーから音を出すことの総称ですね。

サックスの演奏でもライブやリハーサル・スタジオでマイクを使用する場合はPAを通すことになります。

マイクを通してスピーカーから出る音量は、ライブなどではPAエンジニアが調整しますが、リハーサルスタジオなどでは自分たちでやることになります。今回はPA機材として代表的なミキサー(マイクの入力をまとめる機材)に使用されるコントロール系の名称を紹介します。

 

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▲リハーサル・スタジオなどでよくみかけるこの機材がミキサーです

 

■GAIN(ゲイン)

音量を増幅するためのツマミです。

■AUX(オグジュアリー)

外部装置の出入力です。リハーサル・スタジオではエフェクターやフロアモニター(スピーカー)への出力などが多いです。

■EQ(イコライザー)

機材内部での音の成分量を変化させることでスピーカーから出る音質を変えます。例えばhighを上げ、lowを下げれば音質は明るくなり、逆にhighを下げてlowを上げれば音は暗くなります。

■PAN(パン)

左右のスピーカーの音量バランスです。パンで右に振る、左に振るというような言い方もしますね。

■MUTE(消音)

該当するチャンネルだけ音を消します

 

 

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▲各チャンネルは個別に分かれていて、縦に見ると一つのチャンネルのコントロール系がわかります。

 

基本的な使用方法はマイクとミキサーの差し込み口を専用のケーブルでつなぎ、該当するチャンネル(番号)のフェーダー(音量調整)を上げると音が出ます。

フェーダーは「U」または「0」と表示されたところよりもなるべく上げないようにしておき、またマイクをつなぐ前や差し替えるときは、必ずフェーダーを下げてから使うようにしましょう。これは機材の故障を防ぐためにとても大事なことです。

 

困ったときはスタジオの人に聞いてみるといいでしょう。

リハーサル・スタジオならマイクを使った練習もできますので、ぜひやってみてください。

加度克紘

広島県尾道市出身。高校入学と同時にテナーサックスを始める。1年後アルトに転向。その後、甲陽音楽学院で荒崎英一郎氏に師事。甲陽音楽学院卒業後、渡米。ボストンのバークリー音大に入学。Fred Lipsius、Dino Govoni、Bill Pierce、Jim Odgren各氏に師事。ジャズからポップス、R&B等幅広くこなす。現在は自己のグループを率いての演奏、作曲/編曲活動の他、ノア・ミュージックスクールでサックス講師としてサックスの指導も精力的に行う。
著書「一生使えるサックス基礎トレ本 サックス奏者のためのハノン」「サックスに学ぶおいしいギター・フレーズ99+2 ジャズ編 ギタリストが思いつけない音の組み立て方」「一生使えるアドリブ基礎トレ本 サックス編瞬発力と応用力を高めるデイリー・トレーニング集」「サックス・プレイヤーのための全知識」「100個のフレーズを吹くだけで飛躍的にサックスが上達する本」(すべて小社刊)

http://katsuhirokado.com

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