【サックス用語辞典】第30回 サックス用マイク② コンデンサー・マイク

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [サックス編] by 加度克紘 2014年6月23日

サックスで使用されるマイクですが、今回はコンデンサー・マイクについて紹介します。

コンデンサー・マイクのメリットは音質です。

コンデンサー・マイクは電源を利用することで、ダイナミック・マイクよりも効率的に空気振動を伝えることができるのです。

しかしマイク自体が高額であることや、湿気やホコリに弱くマイク本体の耐久性が低いというデメリットも有ります。

 

サックスで使うコンデンサー・マイクは主に2種類のものに分かれます。ライブなどで使用する場合のクリップ式マイク(クリップオン・マイク)とレコーディング用マイクです。

 

クリップ式マイク(クリップオン・マイク)

ライブなどで使用されることの多い、ベルに取り付けるタイプの小型マイクです。一般的に販売されているものは大半がコンデンサー・マイクです。ダイナミック・マイクは小型化するのが難しいため一般的ではなく、種類もほとんどありません。

クリップ式マイクにも「ボディ・パック」と呼ばれる電池を入れるケースが付属しているものと付属していないものがあります。

 

〈サックスでよく使用されるクリップ式マイク〉

オーディオ・テクニカ社のATM-35、AKG社のC-519、SHURE社のBETA98など。

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▲(左)AKG社C-419(C-519の前機種)と(右)audio-technica社ATM-35(ボディ・パック付き)

 

 

レコーディング用コンデンサー・マイク

もちろんダイナミック・マイクでもレコーディングは可能ですが、よりクリアな音質を追求するならコンデンサー・マイクが理想的です。レコーディング・スタジオなどで高音質で録音する場合にはコンデンサー・マイクの中でも大型のものが使用されることが多いです。

 

〈サックスでよく使用されるレコーディング用コンデンサー・マイク〉

ノイマン社のU87からRODE社、AKG社など多数

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▲(左)RODE社NT-2と(右)audio-technica社AT4033/CL(自分が教則本などのレコーディング時に使用しているものはこれ)

 

マイクによって使用感や音質も違うので、買うときは実際に試させてもらえるといいですね。

加度克紘

広島県尾道市出身。高校入学と同時にテナーサックスを始める。1年後アルトに転向。その後、甲陽音楽学院で荒崎英一郎氏に師事。甲陽音楽学院卒業後、渡米。ボストンのバークリー音大に入学。Fred Lipsius、Dino Govoni、Bill Pierce、Jim Odgren各氏に師事。ジャズからポップス、R&B等幅広くこなす。現在は自己のグループを率いての演奏、作曲/編曲活動の他、ノア・ミュージックスクールでサックス講師としてサックスの指導も精力的に行う。
著書「一生使えるサックス基礎トレ本 サックス奏者のためのハノン」「サックスに学ぶおいしいギター・フレーズ99+2 ジャズ編 ギタリストが思いつけない音の組み立て方」「一生使えるアドリブ基礎トレ本 サックス編瞬発力と応用力を高めるデイリー・トレーニング集」「サックス・プレイヤーのための全知識」「100個のフレーズを吹くだけで飛躍的にサックスが上達する本」(すべて小社刊)

http://katsuhirokado.com

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