【サックス用語辞典】第21回 テーブル・キィ

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [サックス編] by 加度克紘 2014年4月21日

テーブル・キィとは楽器の中央部分に位置し、左手の小指で操作するキィのことです。

 

21テーブルキィcut

 

ソ♯の音と、低音域のシ♭(ラ♯)、シ、ド♯(レ♭)の4つの音で使用します。

 

力の入りづらい小指で操作する上に低音域では音も裏返りやすいため、非常に難易度の高い運指となります。

 

テーブル・キィにはローラーが付いており、下記のような譜面では小指を浮かさずローラーを利用して滑らせるような運指が可能になっています。

 

ローラーを使用する運指

1:C#↔B

21譜例C#-B

 

2:C#↔B♭

21譜例C#-B♭

 

3:B↔B♭

21譜例B-B♭

 

 

 

21ローラーcut

▲黒い部分がローラー

このローラーの中心部分は鉄でできており皮脂によって錆びやすいため、メンテナンスとして、たまにはこのローラー部分に少量のキィ・オイルを差しておくといいでしょう。

 

このテーブル・キィの設計位置はメーカーによって数ミリ異なります。慣れていない楽器で演奏すると小指を空振りしてしまうこともあるので、普段と異なる楽器で演奏する際には注意が必要です。

 

加度克紘

広島県尾道市出身。高校入学と同時にテナーサックスを始める。1年後アルトに転向。その後、甲陽音楽学院で荒崎英一郎氏に師事。甲陽音楽学院卒業後、渡米。ボストンのバークリー音大に入学。Fred Lipsius、Dino Govoni、Bill Pierce、Jim Odgren各氏に師事。ジャズからポップス、R&B等幅広くこなす。現在は自己のグループを率いての演奏、作曲/編曲活動の他、ノア・ミュージックスクールでサックス講師としてサックスの指導も精力的に行う。
著書「一生使えるサックス基礎トレ本 サックス奏者のためのハノン」「サックスに学ぶおいしいギター・フレーズ99+2 ジャズ編 ギタリストが思いつけない音の組み立て方」「一生使えるアドリブ基礎トレ本 サックス編瞬発力と応用力を高めるデイリー・トレーニング集」「サックス・プレイヤーのための全知識」「100個のフレーズを吹くだけで飛躍的にサックスが上達する本」(すべて小社刊)

http://katsuhirokado.com

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