【サックス用語辞典】第20回 パーム・キィ

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [サックス編] by 加度克紘 2014年4月14日

サックスの高音域は左手で「パーム・キィ」と呼ばれるものを使用します。英語でPalm(手のひら)を使用することが名前の由来です。

 

kado20-1

▲左手の手のひらで押さえるパーム・キィ

 

このパーム・キィを使用する音はサックスでも非常にオイシイ音域。バラードなどではここの音を気持よく伸ばせるようになりたいところです。メロディを事前に確認し、音量を考えた演奏にしてみましょう。

 

しかし、このパーム・キィは運指の難易度も非常に高いところです。速く動かすようなメロディはミスノートも入りやすく、指も混乱しがち。

特に高音ミの音は右手のサイド・キィも併用するので、しっかりと運指確認もしておきましょう。

 

また、パーム・キィのファの運指は左手中指で押さえます。よく薬指で押さえている人もいますが、速い運指を身につけるためには中指での習得が必須です。

 

kado20-2cut

▲パーム・キィを使用する高音ファの音は中指で押さえる

加度克紘

広島県尾道市出身。高校入学と同時にテナーサックスを始める。1年後アルトに転向。その後、甲陽音楽学院で荒崎英一郎氏に師事。甲陽音楽学院卒業後、渡米。ボストンのバークリー音大に入学。Fred Lipsius、Dino Govoni、Bill Pierce、Jim Odgren各氏に師事。ジャズからポップス、R&B等幅広くこなす。現在は自己のグループを率いての演奏、作曲/編曲活動の他、ノア・ミュージックスクールでサックス講師としてサックスの指導も精力的に行う。
著書「一生使えるサックス基礎トレ本 サックス奏者のためのハノン」「サックスに学ぶおいしいギター・フレーズ99+2 ジャズ編 ギタリストが思いつけない音の組み立て方」「一生使えるアドリブ基礎トレ本 サックス編瞬発力と応用力を高めるデイリー・トレーニング集」「サックス・プレイヤーのための全知識」「100個のフレーズを吹くだけで飛躍的にサックスが上達する本」(すべて小社刊)

http://katsuhirokado.com

TUNECORE JAPAN