【サックス用語辞典】第16回 緑青

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [サックス編] by 加度克紘 2014年3月17日

サックスのラッカーの剥がれた部分に付着する緑色の汚れは緑青(ろくしょう)と呼ばれるものです。

これは銅の錆(さび)で、銅と亜鉛の合金の真鍮で作られているサックスもこの緑青が付着します。

 

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▲緑色の部分が緑青

 

緑青はカビとは異なり、毒性はありませんので、触っても問題ありません。

また、表面に付着し銅内部の腐食を防ぐ効果もありますので、楽器表面に付着した緑青はすぐに取らなければいけないものではありません(すぐ付着するのでラッカーが剥がれた箇所は、緑青の発生を防ぐことは不可能に近いです…)。

ただし、トーン・ホールにできる緑青はタンポの密閉度に関わる問題なので、そこはクリーニング・ペーパーなどを使って綺麗にしておきましょう。

また、手が汚れるといった問題や、見た目的にも悪いということで表面はクロスなどで拭いて綺麗にしておきたいところですね。

緑青がひどい場合はポリッシュを使って落とすこともできますが、ラッカーも剥がしてしまう恐れがあるので、適度にやるようにしましょう。

 

加度克紘

広島県尾道市出身。高校入学と同時にテナーサックスを始める。1年後アルトに転向。その後、甲陽音楽学院で荒崎英一郎氏に師事。甲陽音楽学院卒業後、渡米。ボストンのバークリー音大に入学。Fred Lipsius、Dino Govoni、Bill Pierce、Jim Odgren各氏に師事。ジャズからポップス、R&B等幅広くこなす。現在は自己のグループを率いての演奏、作曲/編曲活動の他、ノア・ミュージックスクールでサックス講師としてサックスの指導も精力的に行う。
著書「一生使えるサックス基礎トレ本 サックス奏者のためのハノン」「サックスに学ぶおいしいギター・フレーズ99+2 ジャズ編 ギタリストが思いつけない音の組み立て方」「一生使えるアドリブ基礎トレ本 サックス編瞬発力と応用力を高めるデイリー・トレーニング集」「サックス・プレイヤーのための全知識」「100個のフレーズを吹くだけで飛躍的にサックスが上達する本」(すべて小社刊)

http://katsuhirokado.com

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