【サックス用語辞典】第15回 コルク・グリス

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [サックス編] by 加度克紘 2014年3月10日

グリスは摩擦抵抗が強すぎてパーツが入らない箇所に塗る潤滑剤です。

サックスではこの摩擦抵抗が強い箇所が2箇所あります。

それがマウスピースを差し込むネックのコルク部分とネックと本体を取り付けるところです。

ここが入りづらい場合はグリスを使い、スムーズに抜き差しができるようにします。

無理やり力で差し込んでしまうとネックに負荷がかかってしまい曲がってしまう恐れがあります。

管楽器用グリスには主に2種類あり、コルク部分に塗る「コルク・グリス」と管体に塗る「スライド・グリス」と分かれています。

メーカーによってはコルクグリスとスライドグリスの両方兼用できるタイプのものもあります。

楽器の組み立てや片付けのときに力が入りすぎる場合(固すぎる場合)、差し込んでいるときにギリギリと擦れる音がする場合、コルクなどが新品の場合は塗るようにしておきましょう。

グリスはリップ・スティックみたいな形状のものや、セルマーのようなジェル状のものもあります。

どちらも使い方は簡単で、使用する部分に薄く塗るだけです。とくに管体の方は塗りすぎると今度はネックのネジの効果も無くなるくらいに滑るので要注意!

 

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▲ヤマハのコルクグリス。自分はこれを薄く塗っています。

加度克紘

広島県尾道市出身。高校入学と同時にテナーサックスを始める。1年後アルトに転向。その後、甲陽音楽学院で荒崎英一郎氏に師事。甲陽音楽学院卒業後、渡米。ボストンのバークリー音大に入学。Fred Lipsius、Dino Govoni、Bill Pierce、Jim Odgren各氏に師事。ジャズからポップス、R&B等幅広くこなす。現在は自己のグループを率いての演奏、作曲/編曲活動の他、ノア・ミュージックスクールでサックス講師としてサックスの指導も精力的に行う。
著書「一生使えるサックス基礎トレ本 サックス奏者のためのハノン」「サックスに学ぶおいしいギター・フレーズ99+2 ジャズ編 ギタリストが思いつけない音の組み立て方」「一生使えるアドリブ基礎トレ本 サックス編瞬発力と応用力を高めるデイリー・トレーニング集」「サックス・プレイヤーのための全知識」「100個のフレーズを吹くだけで飛躍的にサックスが上達する本」(すべて小社刊)

http://katsuhirokado.com

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