【サックス用語辞典】第7回 ケーンのアタリとハズレ

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [サックス編] by 加度克紘 2014年1月13日

リードはケーンという葦(あし)の一種で作られています。

ケーンは主にフランスやスペイン、アルゼンチンといった国でも作られています。

その中でもフランスの南東部にあるヴァール地域での気候が適しており、高品質なリードをつくれるということから、バンドーレンリコなど主要なリード・メーカーはこのフランス製のケーンを使っています。

そんな天然素材のリードですが、ひとつだけ問題があります。

それがいわゆる「アタリ/ハズレ」と言われるもの。

もちろん製造段階で「不良品」は除外されていますが、中には残念ながら音を容易に出すことができないリードも市販されています。

サックス吹きの間ではこういったものを「ハズレ」と言ったりします。

吹きやすいものは「アタリ」ですね。

これはケーンの繊維や、材質の硬さが均一ではないことから起こる、天然素材ならではの問題です。

もし吹きづらいと感じたら別のリードに付け替え、アタリとハズレの感覚を養うことも重要な音の練習と言えますね。

 

加度克紘

広島県尾道市出身。高校入学と同時にテナーサックスを始める。1年後アルトに転向。その後、甲陽音楽学院で荒崎英一郎氏に師事。甲陽音楽学院卒業後、渡米。ボストンのバークリー音大に入学。Fred Lipsius、Dino Govoni、Bill Pierce、Jim Odgren各氏に師事。ジャズからポップス、R&B等幅広くこなす。現在は自己のグループを率いての演奏、作曲/編曲活動の他、ノア・ミュージックスクールでサックス講師としてサックスの指導も精力的に行う。
著書「一生使えるサックス基礎トレ本 サックス奏者のためのハノン」「サックスに学ぶおいしいギター・フレーズ99+2 ジャズ編 ギタリストが思いつけない音の組み立て方」「一生使えるアドリブ基礎トレ本 サックス編瞬発力と応用力を高めるデイリー・トレーニング集」「サックス・プレイヤーのための全知識」「100個のフレーズを吹くだけで飛躍的にサックスが上達する本」(すべて小社刊)

http://katsuhirokado.com

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