【サックス用語辞典】第5回 金だけじゃない!さまざまなサックスの仕上げの種類

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [サックス編] by 加度克紘 2013年12月23日

サックスで最も一般的なのが真鍮製でクリア・ラッカー(透明)をかけた金色の楽器です。

今回はそれ以外のものも紹介してみましょう。

金メッキや銀メッキ、ほかにもブラック・ニッケル・メッキやピンク・ゴールド・メッキ、プラチナ・メッキなど、メッキ加工されているものがあります。

管体にメッキ加工を施すと、それぞれの金属の硬度・比重により管体の振動に影響を与え、音色や吹奏感にも変化が生まれます。

楽器の特性もあるので断定できませんが、硬い金属だと音色が明るめになり、柔らかい金属だと音色はダークになる傾向、比重が重いと息を必要とし、比重が軽いと鳴らしやすいと考えることができます。

【硬度】

ニッケル>プラチナ>銀>金

 

【比重】

プラチナ>金>銀>ニッケル

 

ラッカー塗装でもブラック・ラッカーやホワイト・ラッカー、そしてサテン加工やアンティーク調の塗装もあります。

あえて塗装を行わない「アンラッカー」といったものもあります。

アンラッカーは金属保護を行わないので、楽器のメンテナンスも重要になりますが、管体の響きを妨げず素直な音を出しやすくなるといえます。

塗装により楽器の持つ響きなどにも変化があると同時に、楽器が高価になるデメリットもあります。

また、塗装は経年により徐々に剥げていきますが、再塗装(リラッカー)や部分的なメッキ加工もできます。

ただし、ビンテージ系の楽器は経年変化により響きが変わってしまうことから行う人も少ないですね。

加度克紘

広島県尾道市出身。高校入学と同時にテナーサックスを始める。1年後アルトに転向。その後、甲陽音楽学院で荒崎英一郎氏に師事。甲陽音楽学院卒業後、渡米。ボストンのバークリー音大に入学。Fred Lipsius、Dino Govoni、Bill Pierce、Jim Odgren各氏に師事。ジャズからポップス、R&B等幅広くこなす。現在は自己のグループを率いての演奏、作曲/編曲活動の他、ノア・ミュージックスクールでサックス講師としてサックスの指導も精力的に行う。
著書「一生使えるサックス基礎トレ本 サックス奏者のためのハノン」「サックスに学ぶおいしいギター・フレーズ99+2 ジャズ編 ギタリストが思いつけない音の組み立て方」「一生使えるアドリブ基礎トレ本 サックス編瞬発力と応用力を高めるデイリー・トレーニング集」「サックス・プレイヤーのための全知識」「100個のフレーズを吹くだけで飛躍的にサックスが上達する本」(すべて小社刊)

http://katsuhirokado.com

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