【サックス用語辞典】第3回 落としてからでは手遅れ!覚えておきたい“楽器落下防止策”

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [サックス編] by 加度克紘 2013年12月9日

楽器を落としてしまったとき、それは心でずっと「時よ、戻れ!」と念ずるわけですが、実際に戻るはずもなくただただ後悔だけが残ります。

私も実は2度、自分の楽器を落下させています。そして金銭的にも大ダメージを背負うわけで……。

ケースに入れた状態で落として1万円くらい、30cm位の高さから落下して1〜2万円くらい、それ以上の高さから落下すると2万円以上という状態に(泣)。

楽器も管体の下のほうが比較的安価に修復できますが、楽器上部に凹みを作ってしまうとかなり高額な修理費用と修理期間が必要となります。

楽器の落下・転倒をさけるために気をつけることをまとめてみました。

 

1:楽器ケースのファスナーに「後で閉める」はない!

楽器落下の一番の原因はケースの閉め忘れ。特にファスナー・タイプは要注意!「あと数分後に練習するから」「小物を片付け忘れたから後で」こういう理由でケースのファスナーを閉めないというのが一番危険。ケースを閉じたら必ずファスナーも同時に閉めるクセをつけましょう。

 

2:ファスナーの位置はいつも同じ位置に

ファスナーのスライダーは2つ付いている場合がほとんどです。それを何処にするかを決めておくと閉め忘れの防止になります。キーホルダーをつけておき、確認しやすくするというのも重要ですね。

 

3:ケースのストラップの接合部分は大丈夫?

ケースのストラップ部分が何かの拍子に外れて、ケースごと落下というのもあります。ケースのストラップ部分(接合部分)にはカラビナや結束バンドを利用し、二重にしておくというのも大事な落下防止策です。

 

4:ケースにバンドを

スーツケースなどにもよく利用されるバンドを利用するのも落下防止策になります。また、ファスナー・タイプではないケースは何かに当たってケースが開いてしまうことも考えられます。このようなバンドをしておくことをお勧めします。

 

5:サックスのストラップの強度も

安価なサックスに付属するストラップは強度も十分ではない場合があります。実際、レッスン中にストラップが切れてしまう落下事件もありました。ストラップは十分な強度のものを選びましょう。

加度克紘

広島県尾道市出身。高校入学と同時にテナーサックスを始める。1年後アルトに転向。その後、甲陽音楽学院で荒崎英一郎氏に師事。甲陽音楽学院卒業後、渡米。ボストンのバークリー音大に入学。Fred Lipsius、Dino Govoni、Bill Pierce、Jim Odgren各氏に師事。ジャズからポップス、R&B等幅広くこなす。現在は自己のグループを率いての演奏、作曲/編曲活動の他、ノア・ミュージックスクールでサックス講師としてサックスの指導も精力的に行う。
著書「一生使えるサックス基礎トレ本 サックス奏者のためのハノン」「サックスに学ぶおいしいギター・フレーズ99+2 ジャズ編 ギタリストが思いつけない音の組み立て方」「一生使えるアドリブ基礎トレ本 サックス編瞬発力と応用力を高めるデイリー・トレーニング集」「サックス・プレイヤーのための全知識」「100個のフレーズを吹くだけで飛躍的にサックスが上達する本」(すべて小社刊)

http://katsuhirokado.com

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