アレンジのお話 4

書き屋石川芳の徒然鳴るままに by 石川芳 2011年6月17日

☆ 「マル・マル・モリ・モリ!」 ☆

8月号収録曲の、私が担当する曲については、校正 (録音直前最終版) のチェックも済み、録音スケジュールの連絡メールを見ながら、”あ~、また楽しい時間を過ごすことができるなぁ” っと和んでいたある日の夜、編集部から電話が。

なんと! ”追加で、ぜひひとつお願い m(_ _)m “とのこと。
うっひぉ~っとココロの中で叫びつつ、毎度のことながら “私にまかせなさい!” と、胸を叩いてしまったのでありました。

翌日、音源資料がクロネコさん(宅配)に託されてやってきました。

ちなみに私、ワンちゃんネコちゃん大好きなんです。
もっと言えば “きつね” が大〜好き。
きつねについてだったらどれだけでも語ることができますよ(デヘヘッ、音楽には関係なかったですね)。

さて、この “マル・モリ!” は模範演奏がないということで、私の “いたずら心” は全開状態。
五線紙にオタマジャクシを書き込みながら、始終ニンマリしっ放しでした。
楽しい仕掛けをいっぱい詰め込んであります。

まずは、ただ易しい伴奏とメロディを弾くだけではない、『ピアノスタイル』ならではの味わいも出しつつ、AAレベルでアレンジ。
そして、ソロで演奏するときに両手をあまり接近させず、音部記号 (ト音記号、ヘ音記号) が途中で入れ替わったりする部分を作らないようにして……

ジャジャーン!
大譜表のおのおの1段ずつをパート分担すれば “連弾に早変わりするスコア” が誕生です!

すると、”伴奏をひとりで弾くのであれば両手がつられる心配がないから、少しだけ難しいリズムパターンになっても大丈夫ってことかも !?”なんて思ってきたり、 “愛菜ちゃんと福くんのデュオってキュートだわ♡、そうだ!喋る犬ムックも登場させよう!”といろんなアイデアが浮かんできました。

とにかく、私自身、とっても楽しみながらアレンジさせていただきましたよ。

ピアノを愛する親子、兄弟姉妹、もちろんレッスンの教室でも、みんながピアノに集まってワイワイ楽しんでくださっているシーンを頭に描いては、また次の”面白ネタ”を企んだりしています。

というわけで皆様、”ピアノを囲んで、こんなことしてみたい” というリクエストも、ぜひお聞かせくださいね。
お待ちしています!

石川芳

幼少よりピアノ、エレクトーンを学ぶ。ネム音楽院(現ヤマハ音楽院)卒業後、ヤマハの海外デモンストレーターとして、世界各国で演奏活動および現地スタッフの指導にあたる。"ディズニー・クラシカルコンサート"でアレンジャーとしてデビュー。曲集の編曲や音楽専門誌の執筆など、幅広いジャンルで活躍している。ピアノスタイルでは、創刊号から編曲を手がける。



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