ビバ・ミュージカル!(1)

書き屋石川芳の徒然鳴るままに by 石川芳 2011年5月30日

たくさん観て、たっくさん聴いてます!

7月20日に発売される”8月号”では、またもやミュージカルの名作から1曲アレンジしましたよ。ミュージカルから抜け出して、CMなどでもよく耳にする曲です。来月の中旬から掲載曲を発表していくそうなので、どのミュージカルの何という曲か、皆さん予想してみてくださいね。

さて、私は子供の頃から、『王様と私』『オクラホマ』『回転木馬』など、リチャード・ロジャース(作曲) オスカー・ハマースタインⅡ世(作詞)の作品が大好きでした。『サウンド・オブ・ミュージック』もロジャース&ハマースタインのミュージカル作品ですが、私はあの有名な映画版におけるジュリー・アンドリュースの歌を聴いて育った世代なので、純然たるステージミュージカルではないことになりますね。

実は、私はオフブロードウェイ・ミュージカル(マンハッタンの比較的小さな劇場で上演される作品)が好きなんです。

たとえば、『ザ・ファンタスティックス』。音楽はピアノとハープだけ。1960年初演から、なんと4,000回以上も続いたそうです。『ピアノスタイル』では2007年10月号に、このミュージカルの中で最も有名な歌「トライ・トゥ・リメンバー」をご紹介したのですが、バックナンバーをお持ちの方は、ぜひまた演奏してみてくださいね。

ほかにも、アメリカの絵本作家・アーノルド・ローベルの人気絵本「がまくんとかえるくん」シリーズがもとになっている、トニー賞3部門にノミネートされた『フロッグとトード~がま君とかえる君の春夏秋冬~』、ロンドンものでは1990年のクリスマスシーズンにロンドンのナショナルシアターで初演『ザ・ウィンド・イン・ザ・ウィロー』なども、”幾度でも観たいな〜”と思う、愛おしい作品です。

もちろん、大掛かりな舞台でゴージャスに繰り広げられる話題作も、公演中何度も足を運んで、毎回違ったブロックの席を選んでは”観る”"聴く”角度を変えながら楽しみます。

ミュージカルに関しては、劇場に足を運ぶだけではありません。サウンドトラック盤を入手して、音楽をとっことん聴きまくるのです。そしてさらに、総譜まで買ってしまうことも!

今までに、いったいどれくらい出資したんだろう f(^_^)

でも、そのすべての物が、私の音楽作りの栄養になっていることは、間違いありません。

ところで、”ミュージカルのことを知りたい!”と思う方には、石原隆司さんの著書『まるごと1冊ミュージカル』(音楽之友社・絶版)、『知ってるようで知らないミュージカルおもしろ雑学事典』(ヤマハミュージックメディア)をぜひ読んでみてください。入門者の方はもちろん、ミュージカルについて詳しい方も”へぇ~そうだったのぉ?”っていう事柄が満載。おすすめですよ。

では、また。

 

石川芳

幼少よりピアノ、エレクトーンを学ぶ。ネム音楽院(現ヤマハ音楽院)卒業後、ヤマハの海外デモンストレーターとして、世界各国で演奏活動および現地スタッフの指導にあたる。"ディズニー・クラシカルコンサート"でアレンジャーとしてデビュー。曲集の編曲や音楽専門誌の執筆など、幅広いジャンルで活躍している。ピアノスタイルでは、創刊号から編曲を手がける。



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