コアな音楽ファンから圧倒的な支持を受けるフィメールDJが登場
dj masdaがレジデントを務めるパーティMiddle of NowHereは、田中フミヤをフィーチュアして大いに盛りあがった昨年8月以来、久々の開催。今回のメインアクトに登場するのは、コアなダンスミュージックファンから絶大な支持を獲得するチューリッヒ出身のフィメールDJ Eli Verveineだ。一貫してディープなトリップ感と骨太な音圧を主軸に置きながら、ミニマルな音数の時間帯においてもキックとベースの躍動感を失わないそのプレイスタイルは、オーディエンスをフロアから出させない中毒性をもつ。Panorama BarやRexといった欧州の名門を初め、世界中のクラブで活躍する彼女のスキルを堪能してほしい。
Middle of NowHere
日時:2015年2月28日(土)22:00
会場:代官山AIR
料金:フライヤー持参3000円、当日3500円、23歳以下2500円、11:30まで2000円
出演:〈MAIN〉Eli Verveine(Tardis Records | from Swizterlad)、dj masda(Cabaret Recordings)、Haruka(Future Terror)、Nehan(Fang | Artemis)
〈LOUNGE〉Tommy(V. | Technique)、SIN(GOLDENHOUR RECORDS)、RINTARO(探心音)、Hisashi(TOKYOWASTED)
〈NoMad〉KON(HATOS BAR | Timothy Really)、You Forgot(UGFY Records)、HONGA(JOURNEY)、tropi(SUNSET DRIVER)
Eli Verveine(Tardis Records | Switzerland)
スイス・チューリッヒ出身の女性DJ、レーベルオーナー。Eli Verveineはディープな音楽愛好家に絶大な支持を集めるBlog「mnml ssgs」で発表された「mnml ssgs mix15(2008)」、「ssg special(2010)」によって頭角を現した。RA(2012)、Beatport(2013)、Groove Magazine(2014)と立て続けにミックスを提供している中、前述のmnml ssgsのミックスに先駆けて発表され、mnml ssgsにフックアップされるきっかけにもなった「Carebear(2004年)」が、2014年、Groove Magazineの10 Mixes For Eternity(タイムレスミックス10選)に選出された。もちろん、これらのミックス提供だけでなくPanorama Bar、Robert Johnson、Rex等のヨーロッパの名門クラブを始め、US、オーストラリア等の世界中のクラブやフェスティバルの現場において毎週末どこかのフロアを湧かせている。一貫してディープなトリップ感と骨太な音圧を主軸に置くDJではあるが、音数を最小限に抑えた時間帯においてもキックとベースのある低域の躍動感が失われることはなく、フロアにいるものの足を常に動かし続け、十分なハメとタメから繰り出されるヌケを繰り返す事によってフロアーから抜け出せなくなる感覚をもれなく味わわせてくれる。また、DJからの支持も絶大で、いわゆるDJ’s DJに共通する資質としての選曲とミックスにおけるそのDJ固有の確固たる審美眼と、時代の移り変わりに左右される事無くマイペースに掘り下げて行くタフさを併せ持った数少ないDJである。レーベルオーナーとしては、「自身が影響を受けたアーティストのリリースを行う」というシンプルなコンセプトのもとに、2012年にTardis Recordsを始動。これまで共同運営者のOscar Schubaqとの共作や、ミニマルハウスの老舗レーベルMosaicでおなじみのJorge Zamacona aka Paul Mac、90年代からカルトヒットを連発する西海岸のDJ Jes等の作品をリリースしている。大の親日家であり、ジブリファンというキュートな側面も持つ。