2010年11月27日(土)ライブ・レポート DIMENSION Live Dimensional-2010〜23〜ツアー
ニュー・アルバム『23』を引っ提げてのツアー初日 in 六本木スイートベイジル139
DIMENSION=勝田一樹(sax)小野塚晃(key)増崎孝司(gt)
23枚目のアルバム『23』をリリースした、ディメンションのツアー初日。ライブではすっかりお馴染みとなっている則竹裕之(dr)さん、川崎哲平(b)さんというリズム隊の2人と共に、ステージにディメンションの3人がさっそうと登場。まずは挨拶代わりのアップ・チューン「Up Close」でライブの幕を開け、1曲目から激しいギター・ソロ、そしてサックス・ソロが展開されます。続けて早くもニュー・アルバムからDIMENSIONの王道的ナンバーの「Steppin Out」が演奏され、MCを挟んだ後も「Slash」「Red Moon」「Evolution」と、アルバム『23』収録曲で会場のテンションを上げていきます。
中盤、メンバー3人によるトークで会場を和ませた後は、うって変わってバラード・タイムに突入。アルト・サックスの美しい音色が会場に響き渡り、これでもかと言うくらいロマンティックなムードが漂います。ここでもハイライトとなるのは新譜からの「Story」。
そして終盤は、アグレッシヴさを全面に打ち出した定番曲で再び会場をヒートアップ! 最後のあいさつが終わると、ソプラノ・サックス独奏から始まるラスト・ナンバー「Everlasting Melody」を演奏し、メンバーがステージを去ります。もちろんこれでライブが終わるはずもなく、鳴りやまない拍手の中、再びメンバーがステージに登場。「After The Rainbow」「I Will」という2つのアンコール曲を演奏し、ツアー初日を締めくくりました。
アルバム・ツアーである以上、新作からの楽曲が演奏されることは当然多いにせよ、『23』からの楽曲群が重要なハイライトとなるよう設計されたライブ構成はさすがのひと言。満席の六本木スイートベイジル139を完全燃焼させた一夜となりました。
どんな楽曲でも一聴して”それ”とわかる勝田一樹(sax)さんの”音色”はサックス吹きなら一度は生で体験してほしいところです。
DIMENSIONの23枚目となるフルアルバム『23』