ローランド新製品発表会でエフェクターやデジタルピアノのニューモデルが続々発表

NEWS by 編集部 2010/09/02

9月1日、表参道でローランドの新製品発表会が行われ、BOSSのエフェクター2製品、ギター・アンプCUBEシリーズ、オーディオ・インターフェース「OCTA-CAPTURE」、シンセサイザー「JUNO-Gi」、デジタルピアノ「FP-7F」などの製品が披露された。

同社社長の田中英一氏は、ローランドの取り組みについて、RSSおよびEDIROLブランドの統合に伴い、Rolandの擁するブランドとともに特徴を明確化するとともに、音楽制作と映像分野への展開強化を行うことを発表。さらにプレイヤー向けの取り組みとして、コンテストやイベントなどを積極的に行っていくという。

電子楽器事業のブランドについては、「EDIROL」「RSS」ブランドが、電子楽器/業務用音響機器/映像関連機器/ハードウエアを取り扱うブランドとして「Roland」ブランドに統合される。またそれにともない、「cakewalk」ブランドは、ソフトウェアに特化したブランドに変更となる。

roland-100901-3.jpg今回発表された新製品は以下の通り。

  • BOSS コンパクト・エフェクター
    • パワー・スタック ST-2:ビンテージ・スタック・アンプのパワー感と歪みサウンドを融合した歪み系エフェクター(9月17日発売)
    • ハーモニスト PS-6:最大3声のハーモニー、-3オクターブ~+4オクターブまでのピッチ・シフトが可能(9月17日発売)
  • ギター・アンプ
    • roland-100901-2.jpgCUBE-80XL/CUBE-40XL/CUBE-20XL/CUBE-15XL:CUBEシリーズの新ラインアップ。オリジナル・アンプ・タイプに「EXTREME」、エフェクト「HEAVY OCTAVE」「METAL ZONE」を新規搭載(CUBE-15XLは9月17日、それ以外は10月発売)。
  • USBオーディオ・インターフェース OCTA-CAPTURE:アナログ入力部にマイク・プリアンプ「VS PREAMP」搭載、「オートセンス機能」で8系統の入力レベルを自動設定。オーディオ・ストリーミング・テクノロジーの「VS STREAMING」で低レイテンシー・安定的動作を実現(9月下旬発売予定)。
    高音質サウンドを得られるハイ・スピードUSBオーディオ・インターフェース「OCTA-CAPTURE」
  • レコーダー システム・プログラム R-09HR Ver.3.0:リハーサル機能、ファイル編集機能などを強化(9月1日出荷分より適用済み)。
    ローランド「R-09HR」のバージョン3.0システム・プログラム公開
  • デジタルピアノ
    • FP-7F:表情豊かな演奏を実現する「スーパーナチュラル・ピアノ音源」のほか、弾き語りに最適な「ルーパー機能」「ハーモニー機能」を搭載(10月発売予定)。
    • HPi-7F/HPi-6F:譜面立てに搭載したTFT液晶画面に譜面表示ができる「デジスコア・シリーズ」新製品。レッスン・プログラムも多数搭載(9月25日発売)。
  • roland-100901-4.jpgステージピアノ RD-700NX:ライブ・ステージでの操作性を向上。「スーパーナチュラル・ピアノ音源」、3タイプのピアノ音色(コンサート/スタジオ/ブリリアント)を搭載(10月下旬発売)。
    極上のサウンドとローランド最高峰の鍵盤を搭載したステージ・ピアノ「RD-700NX」
  • シンセサイザー
  • GAIA専用コントロール・ソフト GAIA SYNTHESIZER SOUND DESIGNER
  • アコーディオン V-Accordion FR-3X Piano-type/Button-Type(9月下旬発売)
  • デジタル・パイプオルガン C-380-DAS(10月下旬発売)

roland-100901-.jpg

発表会では、世界で大会も行われているBOSS Loop Stationを使用して、バイオリニストの中西俊博がデモ演奏を行ったほか、川江美奈子がFP-7Fで弾き語りを、武部聡志がRD-700Xでテレビ番組「ぼくらの音楽」テーマソングを披露するなど、新製品を使用してのパフォーマンスも行われた。

 

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