ガス・Gからの、ロニー・ジェイムズ・ディオ追悼コメント

NEWS by 編集部 2010/05/24

10年5月16日(現地時間/7:45)、胃ガンとの闘病中だったシンガー、ロニー・ジェイムズ・ディオが、病魔の進行により惜しまれつつも逝去した。享年67歳だった。すでに世界中のミュージシャンから哀悼の意が表されているが、この度新たにオジー・オズボーン・バンドのギタリストとなったガス・Gから、ギター・マガジン宛にコメントが寄せられた。

▲07年、ヘヴン・アンド・ヘルにて来日時のディオ。ハードロックカフェで行なわれた記者会見にて。
(写真:編集部)

 

 

数日前にも僕のウェブサイトにて文章でコメントを出したところなんだけれど、こんな悲しいことを前にして、口から言葉を出せるかい? 僕は彼の大ファンだったし、本当に悲しい気持ちでいっぱいだよ。彼の音楽は僕のバンドだけではなく、世界中のファンにも大きな影響力を持っていた。そしてこれからも世代を越え、多くのインスピレーションを与え続けてくれるだろうね。
彼の代わりなんて絶対にいないんだ。ロックンロールにおいても大きな損失だよ。もちろん偉大なシンガーはたくさんいるけど、ロニーはこれからもずっと唯一の存在さ。
つい数日前、”ディオ最期の3日間”についてギーザー・バトラー(ヘヴン・アンド・ヘル/b)がネットに書いた文章を読んだばかりなんだ。彼らは残された時間をともに過ごしていて……ギーザーの生々しい言葉に胸を揺さぶられたよ。
彼が苦しみから解き放たれて、素晴らしい場所に行けることを望むばかりさ。

レインボー、ブラックサバス、ディオ、ヘヴン・アンド・ヘルで彼が歌いあげた数々の名曲は、ガスが言うとおり、これからも不滅のパワーを持って多くのファンを魅了し続けることだろう。

Photo by John Tucker(Gus G.)

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