ネイティヴ・サン@東京・コットンクラブ(2012.6.22)

ライブレポート by 編集部 2012年7月13日

2012年6月22日に東京・コットンクラブで行われた、ネイティヴ・サンのライブをレポートします。

アメリカの名セッション・プレイヤーが集まって結成されたスムース・ジャズ・バンド、ネイティヴ・サン。昨年1stアルバムとなる『サン・トーク』をリリースした彼らが、6月22日(水)から4日間にわたり、来日公演を行った。ここでは初日のライブの模様をレポートしていこう。

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メンバーは、マイケル・ジャクソンのキーボード・サポートを務めた経歴を持つモー・プレジャー、デヴィッド・フォスターやクインシー・ジョーンズのバックで腕を奮ったマイケル・トンプソン(g)、ファンク・バンド、ルーファスのメンバーであり、チャカ・カーンのサポートを務めるボビー・ワトソン(b)という、名うてのミュージシャンである3人だ。ドラムのジョン・ロビンソンは今回の公演には同行していなかった。またサポート・メンバーとして、J.P.ディレア(s、k、vo)、ケヴィン・クラウド(d)、ザック・トンプソン(perc)の3人がステージに参加していた。

 

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会場に入ると、ステージの両側に1つずつキーボード・セットが組まれていた。上手側はモー・プレジャーのセットで、正面にヤマハMotif XF7、その上にMotif XF8、右手側にモーグLittle Phatty Stage Ⅱを配置。下手側のJ.P.ディレアのセットには、Motif XF7が2段構えでセットされていた。両者ともシンプルなセッティングと言えるが、それだけに実力派ミュージシャンたちの素の演奏が見れるのだろうと、期待に胸が高まった。

 

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メンバーが登場し、まずは静かなインプロビゼーションが繰り広げられた。これから何が始まるのだろうと、期待感を煽るニクい演出だ。やがてドラムのカウントが入り、ミドル・テンポのAORナンバー「ベティ・プープ」がスタート。曲が始まった瞬間に、オーディエンスは彼らが作り出すビートに引き込まれていた。正確無比なリズム・アンサンブルと、横揺れのグルーブ。その2つを共存させる確かなテクニックがそこにあり、彼らはやはり卓越した演奏集団なのだと実感した。このような高度なプレイをリラックスした表情で演奏する姿にも、彼らのすごさを感じることができる。

 

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続く「Black Night」はサックスがテーマをとるファンキーなナンバーで、モーはエレピのバッキングを披露。ボイシングからタッチまですべてコントロールしているようで、極上のサウンドが耳に届いてくる。さらにR&Bバラードの「スウィート・サマー・ソウル」では、モーのエレピに寄り添うように、J.P.ディレアがオルガンのオブリガードを入れてくる。メンバー同士の呼吸も完ぺきで、生でこのような音楽を聴けるのというのは本当に至福の時間だった。

 

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圧巻だったのは、ギターのマイケルとモーが掛け合いのソロを行うロック・ナンバー「ダーク・パッセンジャー」。マイケルのテクニカルなソロに呼応するように、モーはLittle Phaty Stage Ⅱによる16分音符の速弾きや、スケール・アウトを多用したプレイを見せる。モーはこうした勢い重視の演奏も実にカッコ良く決めてくるのだ。

 

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そんなモーのキーボード・プレイが大フィーチャされていたのが、バラード曲「ホワイル・シー・スリープス」。打って変わって、美しく流麗なピアノ・プレイを全編にわたって披露。さらにソウルフルなシンセ・リードが同時に演奏され、誰もがそのプレイに圧倒されるとともに、そこから紡ぎ出される音楽に酔いしれていた。

 

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最後にチャカ・カーンの「スウィート・シング」、ハービー・ハンコックの「処女航海」のカバーが演奏され、ライブは大盛況のうちに終幕。当然アンコールが巻き起り、メンバーも熱くなったのかすでに1stステージ終了の時間を過ぎていたにもかかわらず、2曲ものアンコールに答えた。本場アメリカのセッション・ミュージシャンのライブ・パフォーマンスを十二分に楽しめた、最高の一夜であった。

【SET LIST】
1. Betty Boop
2. Blacklight
3. Sweet Summer Soul
4. Oh Snap
5. Dark Passenger
6. While She Sleeps
7. Glory Days
8. Sweet Thing
9. Maiden Voyage
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『サン・トーク』
ネイティヴ・サン
キング:KICJ-616
2,600円

 

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コットンクラブでは9月1日まで夏の企画、ホットでクールな夏がくる「HOT&COOL」を行っています。

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