ギター・マガジン12月号 アルペジオ、ストレッチを駆使し、アドリブ・ソロをスリリングに! 第二回 

MI JAPANギター・クリニック by 鳴海賢治 2015年11月16日

ギター・マガジン読者の皆様こんにちは。前回は、16ビートにおけるカッティング、グルーヴについて解説しました。音楽を演奏するうえで、グルーヴは最も重要な要素です。これからもグルーヴを追究していきましょう! さて、今回は、僕がよく使うアドリブ_ソロのアプローチを紹介致します。おもに中級以上の方であれば、ちまたで開催されるジャム・セッション・イベントに参加したり、スタジオ練習の合間に適当なコードでアドリブして遊んだり、ということがよくあると思います。ソロが盛り上がると、速弾きなどテクニカルな演奏をしたくなると思いますが、実はスケールを上ったり降りたりしているだけで、エクササイズのような演奏になってしまっていないでしょうか? 今月号で紹介するアルペジオやストレッチ・フォームを駆使し、音程差のあるフレーズを織り交ぜることができれば、緊張感のある演奏でオーディエンスの耳を惹き付けることも可能になります。連動動画の最後に、これらの奏法を織り交ぜたデモンストレーションを演奏しますので、ぜひご覧下さい。

Ex-1

D△7アルペジオを1弦につき2音ずつに分け、3オクターブで弾き切るエクササイズです。上昇、下降をくり返し練習し、運指を体で覚えましょう。音列は、M7、ルート、3rd、5thです。BPM70くらいから始め、慣れたらテンポを上げてチャレンジしてみましょう! Ex-1が慣れたらEx-2に進んで下さい。

Ex-2

Ex-1で紹介したアルペジオに、1ブロックにつき2音足し、6連符としたパターンです。音が入り組んだ複雑なフレーズに聴こえるかと思います。下降の際、5th→3rdの流れはプリング・オフで演奏しましょう。運指が複雑となるため、こちらはBPM60からがお薦めです。

Ex-3

Bm7のアルペジオで、1、2弦を用いてストレッチ・フォームで弾く奏法です。浮遊感が感じられると思います。構成音はルート、3rd、4th、m7です。1小節ごとに若干音列を替えています。1、3、4小節目はプリング・オフを交えて演奏しましょう。タッピングが得意な方は、さらにD音を加えても良いと思います。BPMは70〜90の速度がベストです。

Ex-4

Bm7のアルペジオをモチーフに、スウィープを駆使して弾いてしまうリックです。1小節目の1拍目、3拍目ウラ、2小節目の1拍目、3拍目がスウィープです。スウィープを練習する基本にもなるフレーズですが、まずはBPM80程度で正確なリズムで弾けるように練習し、徐々にテンポを上げていきましょう。

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