ギター・マガジン10月号 シュレッド・ギタリストへの道 レガート&タッピング〜最上級編

MI JAPANギター・クリニック by 山門秀彰 2015年9月12日

プロの現場でも活躍するMI JAPAN卒業生たちによる誌上ギター・クリニック。山門秀彰が担当する最終回は、 レガートとタッピングをマスターするためのメカニカル・トレーニング最上級編をお届けしよう!

 

皆様こんにちは! MI JAPAN大阪校GIT科卒業生の山門秀彰です。7月号から4ヵ月にわたる連載で、僕の得意なテクニック“レガート&タッピング”をて紹介しています。今回は最上級編ということで、初級編、中級編、上級編のテクニックにスウィープやチキンピッキングなどを加えた、より実践的なフレーズをレクチャーしていきましょう。レガートとは、最初の 1音のみピッキングして、あとはハンマリングやプリング、スライドを駆使して音をなめらかにつなげるテクニックの総称です。レガートをマスターできれば、簡単に高速フレーズが弾けるようになりますし、ピッキングとは違ったニュアンスを出せるのも魅力です。

 

EX-1:リッチー・コッツェン・スタイルの Emレガート・リック

Emのマイナー・スケール、ペンタトニック・スケー ル、コード・トーンを使ったエクササイズです。ストレッチ気味の箇所もあるので、指をしっかり開けるように左手は親指を立てたクラシック・フォームで弾きましょう。前半部分は右手中指を使ったチキンピッキングを多用しています。しっかりと弦をはじいて発音するように心がけて下さい。後半部分はスウィープからレガートで一気に下降。指をばたつかせないようなるべく動きを小さくするように。

 

Ex-2:ポール・ギルバート(前半)〜リッチー・コッツェン(後半)のAmレガート・リック

前半はAmペンタトニック・スケールにM9th(1弦7フレット)、M6th(2弦7フレット)、♭5th(3弦8フレット)の3つの音を加えたレガート・フレー ズです。ポジション、運指パターンともに覚えやすいフレーズとなっています。チキンピッキングも使っていますので、音が重なったり、途切れたりしないよう注意しましょう。後半はリッチー・コッツェン風レガートで下降してから、スウィープで上昇します。 左手を素早く動かすよう心がけましょう。

 

Ex-3:Bmスウィープ&レガート&タッピング・リック

最初にBmのコード・トーンをスウィープで上昇し、ペンタトニック・スケール、マイナー・スケールで下降していきます。テクニックとしては、右手の中指と薬指のタッピングの箇所が難しいと思います。 まずは譜面を見てポジションを把握しましょう。薬指のタッピングに慣れない人も多いと思います。まずはクリーン・トーンでしっかり一音一音発音できるように練習しましょう。

 

Ex-4:Emスウィープ&レガート&タッピング・リック

Ex-3とほぼ同じですが、こちらはレガート時、ペンタトニック・スケールを多用して、ストレッチの箇所が増えています。最初は6弦スウィープです。音が重ならないようジョイント(指の関節の屈伸で弦を 押さえるテクニック)を使い、素早く左手を動かしましょう。その後はレガート&タッピング・フレーズ です。ストレッチ気味のフィンガリングでもしっかり発音できるよう、まずはゆっくりクリーン・トーンで練習しましょう。

 

Ex-5:Cメジャー・ダイアトニック・コードのコード・ トーンを使ったレガート&タッピング・リック

最初CM7のコード・コーンとスケールを弾き、その後、Dm7→Em7→CM7のコード・トーンを弾いたあと、Cメジャー・スケールを下降していきます。全体的にポジションチェンジが激しく、ミュートが難しいと思います。押弦しているポジションより低音弦は右手の手刀部分を使い、高音弦側は左手人差指を弦に軽く触れさせてミュートしましょう。

 

Ex-6:Emペンタトニックのレガート&タッピング・リック

全体を通してEmペンタトニック・スケール一発で弾いています。まずは譜面を見てポジションを把握してから弾き始めましょう。上昇時は右手先行パターンです。押さえる場所を間違えないよう、タッピン グで押さえるポジションを先に目で追いましょう。後半下降時は左手先行パターンです。弦移動時に音が弱くならないよう左手のハンマリングではっきり発音しましょう。

 

Ex-7:Cメジャーのスウィープ&レガート&タッピン グ・リック

最初はCメジャーのコード・トーンをスウィープで上昇し、その後はレガート&タッピングです。まずは譜面を確認し、Cメジャー・スケールのポジションをしっかり把握しておきましょう。

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