ピッキング技術を向上させよ! 獅子奮迅のテクニカル・トレーニング/MI JAPANギター・クリニック

MI JAPANギター・クリニック by 五陸守 2014年10月6日

ギター・マガジン読者の皆さん、こんにちは! MI JAPAN大阪校GITインストラクターの五陸 守(ごりくまもる)です。

普段、MIではCORE[必修科目]、ELECTIVE[選択科目]など、各種の授業を数多く受け持ち、熱いハートを持った大阪校の学生たちに全力で向き合っています。またギタリストとしても活動しており、ライブも行なっています。

●解説

EX-1

 4~1弦を使用したスウィープ・ピッキング。スウィープ・ピッキングといえばコード・トーンを追うものや、そこにテンション・ノートを付加したものが多いですが、ここで使用しているシェイプはEマイナー・スケールの音を4度ずつ積み重ねたものになっています(スリー・ノート・パー・ストリングで弾いた時に人差指で辿る場所を思い起こして下さい)。さらにトップ・ノートはスケール内の音で変化をつけています。ダウンで4音、アップで4音をしっかりとピッキングしましょう。撫でるようなピッキングになると出音が弱くなってしまいます。
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EX-2

 1小節目~2小節目の2拍目まではEmのコード・トーン+半音下の音で構築。すべて人差指と中指でのフィンガリングになります。
まずは中指でEmのコード・トーンに素早くアクセスしていく練習をしましょう。

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EX-3
1、3、4小節目はコード・トーンをすべてオルタネイト・ピッキングで弾いていきます。2小節目はスケールの上昇です。まずは正確な発音を心がけましょう。余弦のミュート、各弦の音の分離にも気をつけて下さい。ダウン・ピッキングで拍の頭をしっかりととらえていきましょう。

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EX-4
1小節目の4拍目からスタートする駆け上がりのフレーズをピックアップしてみます。エコノミー・ピッキングを使用することによって、楽にスピードが出せます。ただ、エコノミー・ピッキングの部分を焦ってしまうと、フレーズがきっちり再現できませんので、各拍の3音目(小指で押弦する場所)をハッキリ発音するように意識してみると良いでしょう。

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EX-5
冒頭はEm9のアルペジオを弾いています。1小節目、2小節目ともに3拍目でF#の音(Eから見ると9thに当たります。)を伸ばして(2分音符)で弾いていることがフレージングのポイントです。後半は所謂“チキン・ピッキング”を使用しています。ピック弾きと比べてみると、明らかにトーンが変わるのがおわかりいただけるはずです。
細かいスライドも入っていますので、フレーズが曖昧にならないように、各音の長さ(16分)を感じながらプレイしましょう。

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EX-6
16分6連を使用したフルピッキングのフレーズです。この種のプレイはピッキングの方に発音のタイミングを依存するわけですが、このフレーズにおいてはフィンガリングの方の“いかに正確に素早く指板から指を離していくか”がポイントです。両手のタイミングが合わないと綺麗な発音ができません。スクリーンショット(2014-10-06 13.21.01)

本記事について

本記事は『ギター・マガジン2014年7月号』掲載のページを転載したものです。

Guitar magazine (ギター・マガジン) 2014年 07月号 [雑誌]

 

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