タッピング強化塾!/MI Japan ギター・クリニック

MI JAPANギター・クリニック by 暁斗 2013年8月16日

読者の皆様,こんにちは! MI JAPAN 仙台校GITインストラクターの暁斗です。どうぞよろしくお願いします。
MIではGIT科の必修でもあるSingle Strings Improvisation(スケールおよびアドリブ・ソロ),Music Reading(五線譜をギターで弾く)といった授業を担当しています。今回のテーマは“タッピング強化塾!”です。タッピングに焦点を当てて勉強していきましょう。

まずは試しに適当なタッピングのフレーズを,テンポ60 〜80くらいの遅いテンポでやってみて下さい。どうでしょうか? しっかりとリズムに合わせて弾けていますか? ハンマリング,プリングの音はしっかり鳴っていますか? そういった基本的な部分を細かく見ていきたいと思います。ちなみにタッピングする指は何指でも構いません。人差指でも中指でも,もちろん薬指,小指でも大丈夫です。また,弦をハジく方向も特に決まりはありません。1弦側にハジこうが,6弦側にハジこうが自由です。それでは早速プレイしていきましょう。

※今回はピッキングを一切しないフレーズなので,ハンマリング,プリングの表記は省略しました。

EX-1 基本的なタッピング

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EX-1は基本的なタッピングです。テンポ60〜80でプレイしてみましょう。フレーズ自体はかなり簡単なフレーズだと思います。しかし,簡単だからといってむやみやたらに速く弾いてはいけません。1音1音,意識して弾きましょう。まずは右手ですが,弦をタップして,その勢いで弦を弾いていませんか? それではしっかりリズムに合わせられません。まずは右手でしっかりと弦を叩く。そして次の音に向かってしっかりとハジく。左手も速く弾くと勢いでごまかしがちですが,ハンマリングの時はしっかり弦を叩く,プリングの時は弦をひっかけてハジく。このことを意識してプレイして下さい。クリーン・トーンで練習して,はっきりと音が鳴っているといいですね。

EX-2 開放弦を交えたタッピング

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EX-2は開放弦を交えたタッピングです。テンポ150を目標に,遅いテンポから徐々にやっていきます。注意してほしいのが,最初に12フレットをタッピングして開放弦を弾く時なのですが,距離が離れている分,弦が動きやすくなっています。右手でしっかり叩き,しっかりハジくを意識するあまり,開放弦にプリングする時12フレットの音がシャープしないよう注意しましょう。左手で開放弦にプリングする時も同様に音がシャープしないように気をつけます。

EX-3 弦移動を交えたクロマチック・フレーズ

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EX-3は弦移動を交えたクロマチック・フレーズです。テンポ150を目標に。1弦につき4音ずつのフレーズになっています。半音ずつに並んだフレーズで,指もそれぞれ近いので,リズムがとり難いと思います。右手のタップの音が拍の頭になっているので,まずはそこをしっかり合わせていきましょう。弦移動が含まれているので,ノイズ対策が肝になってきます。基本的に1弦から下っていくフレーズなので,1弦を弾く時は右手で2弦までを,2弦からは弾く弦より上の弦は左手の指を使ってミュートするようにしましょう。

EX-4 Emスケール下降のタッピング・フレーズ

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EX-4はEmスケール下降のタッピング・フレーズです。テンポ180を目標に。今回のフレーズは少し速めのフレーズなので少し難しいかもしれません。しかし,どんな速いフレーズでもまずはゆっくりな速度から取り組みましょう。このフレーズは2小節に分けて練習するのもいいかもしれません。まず1,2小節目のフレーズですが,1本弦での下降フレーズです。2拍セットのフレーズととらえ,次のフレーズに行く時には右手のタップをしている間に,左手は押さえる形を作って,その形ごと移動するとスムーズにいけると思います。3,4小節目からは,左手のレガートがメインのフレーズになっています。ここも,指を1本ずつ移動させるのではなく,押さえる形を作って,そのまま移動させると音がきれいに鳴ります。弦移動の時,小指の力のみで音を出すことになるので,しっかり弦を叩いて音を出すようにしましょう。

EX-5 各種7thコードのタッピング・フレーズ

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EX-5は各種7thコードのタッピング・フレーズです。テンポは130。1小節目からそれぞれ,マイナー7th,ドミナント7th,マイナー7th♭5,メジャー7thのアルペジオの形になっています。かなり使えるフレーズなので,4つの形すべて覚えてみましょう。ちなみに6弦ルートからでもまったく同じ形で弾けます。このフレーズは,左手から始まる左手先行タッピングです。左手の力のみで弾いて,ピッキングはなしです。左手人差指のハンマリングなんて滅多にしないと思うので,最初は音が鳴らないかもしれません。特に1〜3弦のプレーン弦は鳴り難いと思います。しっかりと左手の指を立て,人差指の裏に親指がくるようにして,挟むようにタップすると鳴りやすいと思います。弦跳びフレーズなので,ノイズ対策もしっかりしましょう。

EX-6 ZIG-ZAGタッピング

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16 歳の時,ヴァン・ヘイレンに影響されてギターを始める。その後,イングヴェイ,ポール・ギルバート,グレッグ・ハウ,アルバート・リー,チェット・アトキンス,ラリー・カールトン,ジョン・マクラフリン,アル・ディ・メオラなど,シュラプネルからカントリー,フュージョン系まで多くのギタリストから刺激を受ける。高校を卒業後,MI Japan 仙台校のGIT-DX 科に入学。理論的な勉強を中心に,さらにテクニックに磨きをかけていく。現在はインストラクターの傍ら,サポートやセッションなどで活動中。

暁斗

大阪府出身。高校生の時にジャケ買いしたSONATA ARCTICAをきっかけにメタルに傾倒する。高校卒業後はESPギタークラフトアカデミー大阪校でギター製作を学ぶ。在学中より数々のオーディションやコンテストに応募し,2008年よりMI JAPAN大阪校で学生の指導に
あたる。座右の銘は“臥薪嘗胆(がしんしょうたん)”。

本記事について

本記事は『ギター・マガジン2013年8月号』掲載のページを転載したものです。

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