コードの構成音一覧/初心者集まれ!指板図くんのギター・コード講座 第6回

指板図くんのギター・コード講座 by 編集部 2010年6月15日

コードの構成音を「ルートと度」で把握していくと、どんな複雑なコードでも、けっこう簡単に覚えられるようになります。今日は、今後覚えていく色々なコードの構成音を一覧表でお見せします。

これから5回分のテーマ

第6回(今回)から第10回にかけては、コードの構成音を「ルートと度」で覚えることをテーマとします。各回の題名をあらかじめお知らせしておきましょう。

第6回:コードの構成音一覧(※今回)
第7回:三和音とは?
第8回:四和音とは?
第9回:テンション・コードとは?
第10回:omit3とは?add9とは?sus4とは?

そして今回は、次回以降に紹介していくコードの構成音を、ひととおり一覧表でごらんいただきます。それぞれについての説明は次回から始めます。

コードの構成音一覧

分類 コード名 構成音 読み方
    ルート 3度
4度
5度 7度
6度
テンション  
三和音
※第7回で解説
1 3 5     メジャー、メジャー・トライアド
□m 1 ♭3 5     マイナー、マイナー・トライアド
□aug 1 3 ♯5     オーギュメント、オーギュメンテッド・トライアド
□dim 1 ♭3 ♭5     ディミニッシュ、ディミニッシュド・トライアド
四和音
※第8回で解説
□6 1 3 5 6   シックス
□7 1 3 5 ♭7   セブンス
□△7 1 3 5 7   メジャー・セブンス
□m6 1 ♭3 5 6   マイナー・シックス
□m7 1 ♭3 5 ♭7   マイナー・セブンス
□m△7 1 ♭3 5 7   マイナー・メジャー・セブンス
□aug7 1 3 ♯5 ♭7   オーギュメント・セブンス
□dim7 1 ♭3 ♭5 ♭♭7   ディミニッシュ・セブンス
□7(♭5) 1 3 ♭5 ♭7   セブンス(フラッテッド・フィフス)
□7(♯5) 1 3 ♯5 ♭7   セブンス(シャープド・フィフス)
□m7(♭5) 1 ♭3 ♭5 ♭7   マイナー・セブンス(フラッテッド・フィフス)
□m7(♯5) 1 ♭3 ♯5 ♭7   マイナー・セブンス(シャープド・フィフス)
テンション・
コード

※第9回で解説
□6(9) 1 3 5 6 9 シックス(ナインス)
□7(9) 1 3 5 ♭7 9 セブンス(ナインス)
□7(♭9) 1 3 5 ♭7 ♭9 セブンス(フラッテッド・ナインス)
□7(♯9) 1 3 5 ♭7 ♯9 セブンス(シャープド・ナインス)
□7(11) 1 3 5 ♭7 11 セブンス(イレブンス)
□7(♯11) 1 3 5 ♭7 ♯11 セブンス(シャープド・イレブンス)
□7(13) 1 3 5 ♭7 13 セブンス(サーティーンス)
□7(♭13) 1 3 5 ♭7 ♭13 セブンス(フラッテッド・サーティーンス)
□△7(9) 1 3 5 7 9 メジャー・セブンス(ナインス)
□△7(♯11) 1 3 5 7 ♯11 メジャー・セブンス(シャープド・イレブンス)
□△7(13) 1 3 5 7 13 メジャー・セブンス(サーティーンス)
□m6(9) 1 ♭3 5 6 9 マイナー・シックス(ナインス)
□m7(9) 1 ♭3 5 ♭7 9 マイナー・セブンス(ナインス)
□m7(11) 1 ♭3 5 ♭7 11 マイナー・セブンス(イレブンス)
□m△7(9) 1 ♭3 5 7 9 マイナー・メジャー・セブンス(ナインス)
その他
※第10回で解説
□omit3 1   5     オミット・サード
□add9 1 3 5   9 アド・ナインス
□m add9 1 ♭3 5   9 マイナー・アド・ナインス
□sus4 1 4 5     サス・フォー
□7(sus4) 1 4 5 ♭7   セブンス(サス・フォー)

※2010年7月1日追記:テンション・コードのラインナップを一部改めました。

この一覧表の「コード名」の欄に書かれた”□”は、ここに「CDEFGABというアルファベットまたはそれに♭か♯が付いたものが入る」ということを意味しています。また「構成音」の欄に書かれた数字と記号は、次の度を表しています。

1=完全1度、♭3 =短3度、3=長3度、4=完全4度、♭5=減5度、5=完全5度、♯5=増5度、♭♭7=減7度、♭7=短7度、7=長7度、♭9=短9度、9=長9度、♯9=増9度、11=完全11度、♯11=増11度、♭13=短13度、13=長13度。

なお、コード名はこれで全部というわけではありませんが、本講座を読み終える頃には、この一覧表にはないコードが出てきても、その構成音はだいたいわかるようになっているはずです。また音楽のジャンルによっては、この一覧表の中にあるコードのうち、ごく一部を覚えるだけで十分だったりしますので、とりあえず数の多さにめげたりしないでください。

一覧表に関することで、いくつか補足をしておきます。

補足1:コード名の別表記

コード名の表記法は、人によって違うことがあります。主なものを示しましょう。

本講座での表記 別表記
□maj □△
□m □min □-
□dim □m(♭5) □o
□aug □(♯5) □+
□7(♭5) □7(-5)  
□7(♯5) □7(+5) □aug7
□7(♭9) □7(-9)  
□7(♯9) □7(+9)  
□△7 □maj7 □M7
□m7(♭5) □m7(-5) □Ø
□7(9) □9  
□dim7 □dim  
□add9 □add2  
□omit3 □5

 

補足2:度の略記法

度の略記法も、人によって違うことがあります。音楽理論書を読むようになると、次の表の中のP1、m2、M2〜という表記に出会うこともあるかと思います。

  本講座での略記 別表記
完全1度 1 P1  
短2度 ♭2 m2  
長2度 2 M2  
短3度 ♭3 m3  
長3度 3 M3 △3
完全4度 4 P4  
減5度 ♭5 d5  
完全5度 5 P5  
増5度 ♯5 a5  
短7度 ♭7 m7  
長7度 7 M7 △7
完全8度 8 P8  

※P=Perfect(完全)、M=Major(長)、m=minor(短)、a=augmented(増)、d=diminished(減)

補足3:コード名の呼び方

一覧表にはコード名の読み方も書きましたが、口に出して言うときは、みんなわりと適当だったり、場面によって使い分けたりしています。ざっと例を挙げると、以下のような感じです。

  • □の読み方は、一覧表では「メジャー」「メジャー・トライアド」と書いているが、実際には□の中に入る文字だけで呼ぶことの方が多い。(例:C=シー、C♯=シー・シャープ)
  • 「フィフス」「セブンス」「ナインス」「イレブンス」「サーティーンス」は、「ファイブ」「セブン」「ナイン」「イレブン」「サーティーン」と言う人が多い。
  • 「フラッテッド」と「シャープド」は、「フラット」「シャープ」と言う人が多い。
  • □7(9)は、□9と略記されることから、「セブンス(ナインス)」ではなく、単に「ナインス」と言う人が多い。
  • □7を「ドミナント・セブンス」と呼ぶことがある。
  • □m7(♭5)を「ハーフ・ディミニッシュ」と呼ぶことがある。
  • 仲間内の会話では、「そこのコードは、Eマイナーなな(7)のフラットご(5)でしょ」で十分通じたりする。

ギタリスト向け音楽理論書の紹介

本講座の読者の中には、音楽理論に興味を持ち始めた人もいるかもしれません。リットーミュージックから、ギタリスト向けに書かれた音楽理論書が出版されていますので、それらを紹介しておきましょう。興味のある方は、リンク先または楽器店や書店で内容を確かめてみてください。

今日はここまで。次回は「三和音」がテーマです。

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初心者だって大丈夫! コードが自分で作れちゃう! 指板図くんのギター・コード講座

著者 指板図くん
定価 1,620 円(本体1,500円+税)
仕様 B5変型判/144ページ
発売日
ISBN 9784845628322
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