[こと] 東京で家宴をやりました

青真鶴日記 by 山崎真央 2011年12月28日

12月のとある日曜日の昼下がり、「トウキョウの家宴」というイベントを行いました。秋に大阪のgrafでご一緒した、sonihouse主宰兼スピーカー設計者、鶴林万平さんが奥さんのアンナさんと昔からご自宅でされている「家宴(いえうたげ)」の東京版です。今回、お2人をお迎えして、普段は僕の住居と仕事場を兼ねている場所で行いました。

このイベントのロゴはとても素敵なデザインですが、これは奥さんのアンナさんが作ったもの。彼女はsonihouseでグラフィックデザインをされていて、とても才能豊かな方です。このロゴも色々な方々から絶賛されました。

お客さんが集まると、まずはアンナさんが作ってくれた「大和茶ミルク」を飲みました。これがかなりおいしい。奈良名産のお茶にミルクとショウガが入っていて、とても体が温まります。

今回のメインツール、12面体スピーカー”scenery”。

普段の日常の音、例えば何かと何かがぶつかった衝撃音は、その打点から球状に音の振動が空気を伝っていきますが、このスピーカーの12面体はそれを再現するよう、球体に近づけた結果の形だそうです。
今回、このスピーカーを落ち着いた環境で聴くことができました。万平さんがディテールのひとつひとつに手間と時間をかけたオール・ハンドメイドのスピーカーです。僕はそれほどスピーカーに詳しくはありませんが、それでもとてもよい音で鳴っていることはわかります。
繊細な部分までクリアに聴くことができ、なおかつダイナミズムと温かみを兼ね備えています。そして何より、音楽が心に響いて聴こえる。それが本当に素晴らしい。

スピーカーの説明をする万平さん。
彼の「知識」と「哲学」と「技術」を見事に融合させてできるプロダクトと企画は
本当に素晴らしいものだと思います。

ゲストは阿部海太郎氏に来て頂きました。彼の持って来た自身の音源を聴きながら、僕と万平さんが聞き手になり、音源にまつわる話を語って頂きました。
クラシック音楽の知識を持ちながらも、さまざまな音へ探求を続ける彼の話はいつも本当におもしろいです。
普段からお付き合いさせて頂いている彼ですが、今回、こういう環境でしか聞けない話をしてくれました。

話の合間にいくつか僕も音楽をかけさせてもらいました。その場の話の流れでとっさに選んでかけたわりには、良い曲をかけれたかな。。
今回は万平さんと海太郎君の2人に刺激され、僕も「音楽メディア」と「人」との関係性の探求をもっと続けていきたいと思いました。

音楽の時間が終わると、次は食事の時間です。食事を作って下さったのは山本千織さんです。”chioben”という名前で代々木上原でお弁当販売をしたり、青山ユトレヒトで”Oichioオイチオ!”という企画をするなど、ケータリングや出張料理などをメインに活動されています。

右隣にいるのはイベントを手伝ってくれた高木瑠衣さん。彼女の本職はウェディングドレスを作っているのですが、いつも僕の企画するイベントで手伝ってもらっています。

 

ieutage-10.jpeg

 

色とりどりの料理がテーブルに並び、「宴」も酣(たけなわ)、来ていた方々も楽しんで頂いたのではと思います。僕もとても楽しくて、あっという間に時間が過ぎていきました。料理も本当においしかった。

「きっとミラクルが起こりますよ」と万平さんの言葉を脳裏に浮かべながら、我が事務所兼自宅を掃除する事、1週間。いつものごとく準備バタバタだったのですが、2011年を締めくくるにふさわしい、素晴らしいイベントになったかと思います。

今回の関係者の皆様、阿部海太郎君のマネージメントをしている増崎真帆ちゃん、写真家の後藤武浩くん、来て頂いたみなさま、どうもありがとうございました。来年、第2回も開催したいと思っています。また是非いらして下さい。

世の中も自分も激動の2011年、あっという間でしたが、、この真っ青の連載もなんとか年を越せそうです。ご覧頂いたみなさま、どうもありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

2012年、みなさまに良い年になりますように。

写真:後藤武浩(ゆかい)

http://www.sonihouse.net/
http://www.umitaroabe.com/

真っ青

クラブのみならず、ファッションショーやホテル、ショップ、カフェなど、およそ音楽と触れ合うことが出来る空間すべてに良質な選曲を提供してきた山崎真央(gm projects / AKICHI RECORDS)、鶴谷聡平(NEWPORT)、青野賢一(BEAMS RECORDS)の3人が結成したユニット「真っ青」。20年以上のDJキャリアに裏付けされたスキル、レコード・CDショップのバイヤー経験がもたらす豊潤な音楽的バックグラウンド、そしてアート、文学、映画などにも精通する卓越したセンスから生まれるそのサウンドは、過去、現在、未来に連なる様々な心情を呼び起こし、聴くものの目前に景色を描き出すものである。


TUNECORE JAPAN