[こと] 真っ青リミックスのマスタリング

青真鶴日記 by 鶴谷聡平 2011年8月30日

先日ここで書かせて頂いた真っ青によるリミックスの話ですが、詳細がいろいろと決まってきました。どういう企画なのかと言いますと、ピアニストで作・編曲家の中島ノブユキのアルバム『pianona』に収録の”Thinking OF You”という曲を、中島氏のセルフ・リミックス、そして真っ青によるリミックスを加えて12インチでリリースしようというものです(BEAMS RECORDSより9月末発売予定)。

“Thinking Of You”はカバー曲で、オリジナルは言わずと知れたSister Sledgeの大ディスコ・クラシック。そして中島氏のアルバム・バージョンは、ボーカル/ピアノ/ギターだけのアコースティックでビートレスなバラード調のアレンジ。これが一体どうリミックスされたのか? 音は発売後に店頭やウェブでぜひチェックしてください。

さて今日は、そのリミックス・プロジェクトの最終作業=マスタリングについて。マスタリングとは、すごく簡単に言ってしまえば、ミックスダウンが終わった音源の最終調整と各曲の音量レベル合わせということになるかと思います。今回は『pianona』でもマスタリングを担当したキムケンさんのKIMKEN STUDIOで行われました。

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あらゆる音素材を1つずつ作り込んで曲の形にしていくミックスの作業と違って、マスタリングは一旦出来上がった2ミックス(LとR)の音源に、コンプレッサーやEQなどで施しを加えて最終的に仕上げるもの。これは素人には全然わからない作業なのですが、マスタリングによって随分と印象が変わるから不思議です。まさにちょっとした魔法のような。

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この日も、モノラル・コンプとステレオ・コンプとか、どう使い分けてどういう違いが生じるのか僕にはよくわからない機材をキムケンさんが駆使してくれて、低音はより締まった感じに、全体的には広がりと奥行きが生まれて、全員が満足のいく仕上がりになりました。

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あとはアナログ盤のカッティングとプレスが終われば12インチが完成です。

KIMKEN STUDIO
http://www.kimkenstudio.com/

真っ青

クラブのみならず、ファッションショーやホテル、ショップ、カフェなど、およそ音楽と触れ合うことが出来る空間すべてに良質な選曲を提供してきた山崎真央(gm projects / AKICHI RECORDS)、鶴谷聡平(NEWPORT)、青野賢一(BEAMS RECORDS)の3人が結成したユニット「真っ青」。20年以上のDJキャリアに裏付けされたスキル、レコード・CDショップのバイヤー経験がもたらす豊潤な音楽的バックグラウンド、そしてアート、文学、映画などにも精通する卓越したセンスから生まれるそのサウンドは、過去、現在、未来に連なる様々な心情を呼び起こし、聴くものの目前に景色を描き出すものである。


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