[こと]初のリミックス・プロジェクト

青真鶴日記 by 鶴谷聡平 2011年7月15日

真っ青は本来選曲ユニットなのですが、最近はだんだんと活動の幅が広がってきました。実は今回、光栄にも某アーティストのリミックスをやらせて頂くことになり、その大役にプレッシャーを感じつつも、真っ青ならではのやり方でこのプロジェクトがスタートしました。

まず、締め切りまでにあまり時間がない。そして僕ら3人は、DJをやったりサンプラーをいじることはできるがミュージシャンではなく、日頃から音楽ソフト(DAW)を使っている訳でもない。ということで、3人のアイデアを知り合いのエンジニアにマニピュレートしてもらって形にしようと話が決まりました。

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そこでお願いしたのが得能直也(トクノウナオヤ)君。僕が初めて得能君にあったのは多分2007年ぐらいで、彼がPEPE CALIFORNIAの専属PAをやり始めた頃でした。いろんな現場でPAもやっているけど、元々はレコーディングとミックスがメインのエンジニアさん。最近だと、PEPE CALIFORNIAの『WHITE FLAG』(全曲の録音&ミックス)、七尾旅人の『BILLION VOICES』(7曲の録音&ミックス)、LUVRAW & BTBの『ヨコハマ・シティ・ブリーズ』(全曲の録音&ミックス)などが主な仕事。今はLUVRAW & BTBのセカンド・アルバムを鋭意製作中とのことです。

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もちろん音楽ソフトの扱いも慣れたもの。今回のリミックスは、原曲がすべて生音で、クリックを聴かずに演奏した素材ということで、得能君のアドバイスによりまずはPro Toolsでオリジナルのオーディオ・データを編集してBPMに合わせて貼っていきました。

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次に、MPC3000で打ち込んできたビートをそのまま鳴らしてオーディオ・データを録音。

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シンセでパーカッションの音を作ったり、シンセベースを手弾きしたり、それもすべて録音。

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インスピレーションのままに演奏した素材を、Pro Toolsでサクサク編集。「この部分が良かったから小節の頭に持ってきて、それをループさせたい」というようなリクエストを、まったくストレスなくその場で反映させてくれた得能君、さすがだわ~。

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オリジナルのヴォーカル素材に加えて自分たちのコーラスも使ってみようというアイデアが出て、これにも即座に対応してくれ、あっという間に録音。ただしこれはボツ(笑)。

という具合に、今回は完成形のイメージを事前に真っ青の3人で綿密に打ち合わせて、スタジオではマニピュレーターとともにアイデアを全部試してみる、というやり方でのリミックス作業になりました。1日目の作業にしては予想をはるかに上回る進展で、自分たちもびっくり。完成も近いかな?それもこれも得能君の手助けがあったからであることは言うまでもありませんね。

真っ青

クラブのみならず、ファッションショーやホテル、ショップ、カフェなど、およそ音楽と触れ合うことが出来る空間すべてに良質な選曲を提供してきた山崎真央(gm projects / AKICHI RECORDS)、鶴谷聡平(NEWPORT)、青野賢一(BEAMS RECORDS)の3人が結成したユニット「真っ青」。20年以上のDJキャリアに裏付けされたスキル、レコード・CDショップのバイヤー経験がもたらす豊潤な音楽的バックグラウンド、そしてアート、文学、映画などにも精通する卓越したセンスから生まれるそのサウンドは、過去、現在、未来に連なる様々な心情を呼び起こし、聴くものの目前に景色を描き出すものである。


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