音楽人の社会科見学 (1) 特製ギター製作に密着!!@ESPギタークラフトアカデミー
もうすぐ夏も本番、そろそろ長期休暇もやってくる!今年も音楽漬けでいこう!……というわけで今回編集部は、夏休み特別版として、みんなにとって”身近だけどよく知らない”、であろうモノを作る場所に潜入した。場所は東京、小川町にある「ESPギタークラフトアカデミー」東京校。そこで私たちが見たものとは!?
ここは、ESPのクラフトマンがギター/ベース製作に必要な技術を実践的に指導する、楽器技術者のための学校だ。
楽器技術者とひとくちに言っても、楽器の開発、設計、製作から壊れた楽器のリペア、そしてカスタマイズなどなど内容は多岐にわたる。そのため室内はさまざまな工具や機械がズラリとならんでおり、珍しいアイテムの数々にテンションが上がる編集部一行。
ギターの各ボディ・タイプの型紙も……。
これはなんだろう……。
そこに、ちょっと寡黙そうな長髪の男性が現れた。本校在席の鈴木亮講師だ。
手にはネックのパーツのようなものと、四角い木の板。それらをおもむろに机の上に並べた。
……これ、ギターの材料?だけどなんだか、普通のギターと比べると圧倒的に四角い。
「実はこのギター、かなり特殊で特別なものなんです。
今このギターのために”ESPギタークラフトアカデミー製作チーム“というものが組まれていて、私はその製作総指揮をしています。」
特別なギター!?かなり贅沢な仕様なのか?それとも超大物から依頼されたとか??
「木材の大まかな切り出しは完了してるんですが、これからの工程をこっそりお見せしますよ。」
そう言うと鈴木さんは奥の部屋へと私たちを招き入れた。
大きなサンドペーパー!
「ベルトサンダーです」
そして、大きなのこぎり!!
「バンドソーです」
「まずは、このバンドソーを使って設計どおりの形にだんだんと近づけていきます」
※木くずが飛ぶのでマスクをしています
次に切った面を整える作業。ベルトサンダーにボディを水平に当てる。
「今度はこの曲面をつくります」
曲線を切るのもお手の物。
……ん?なんですかこの波みたいな形?
再び断面を整えて……
カーブの部分はこの位置でやすりがけ。
この波の形がギターのどんなポイントになるんですか?
「……製作を進めていけば、わかってくると思いますよ。」
何を作っているかは、あくまでもできてからのお楽しみのようだ……。
引き続き次回(7月24日(火)公開)もレポートしていくので、お見逃しなく!!
関連リンク
ESPギタークラフト・アカデミー 東京校
- 所在地/〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-1-9 ESPお茶の水ビル4F
- 学校HP/http://www.esp-gca.com/
- モバイルHP/http://www.esp-gca.com/m
- TEL/0120-03-0915
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