音楽人の社会科見学 (1) 特製ギター製作に密着!!@ESPギタークラフトアカデミー

コラム by 編集部 2012/07/20

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もうすぐ夏も本番、そろそろ長期休暇もやってくる!今年も音楽漬けでいこう!……というわけで今回編集部は、夏休み特別版として、みんなにとって”身近だけどよく知らない”、であろうモノを作る場所に潜入した。場所は東京、小川町にある「ESPギタークラフトアカデミー」東京校。そこで私たちが見たものとは!?

ここは、ESPのクラフトマンがギター/ベース製作に必要な技術を実践的に指導する、楽器技術者のための学校だ。
楽器技術者とひとくちに言っても、楽器の開発、設計、製作から壊れた楽器のリペア、そしてカスタマイズなどなど内容は多岐にわたる。そのため室内はさまざまな工具や機械がズラリとならんでおり、珍しいアイテムの数々にテンションが上がる編集部一行。

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ギターの各ボディ・タイプの型紙も……。

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これはなんだろう……。

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そこに、ちょっと寡黙そうな長髪の男性が現れた。本校在席の鈴木亮講師だ。
手にはネックのパーツのようなものと、四角い木の板。それらをおもむろに机の上に並べた。

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……これ、ギターの材料?だけどなんだか、普通のギターと比べると圧倒的に四角い

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実はこのギター、かなり特殊で特別なものなんです
今このギターのために”ESPギタークラフトアカデミー製作チーム“というものが組まれていて、私はその製作総指揮をしています。」
特別なギター!?かなり贅沢な仕様なのか?それとも超大物から依頼されたとか??

「木材の大まかな切り出しは完了してるんですが、これからの工程をこっそりお見せしますよ。」
そう言うと鈴木さんは奥の部屋へと私たちを招き入れた。

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大きなサンドペーパー!
「ベルトサンダーです」

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そして、大きなのこぎり!!
「バンドソーです」

「まずは、このバンドソーを使って設計どおりの形にだんだんと近づけていきます」

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※木くずが飛ぶのでマスクをしています

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次に切った面を整える作業。ベルトサンダーにボディを水平に当てる。

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「今度はこの曲面をつくります」

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曲線を切るのもお手の物。

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……ん?なんですかこの波みたいな形

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再び断面を整えて……

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カーブの部分はこの位置でやすりがけ。

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この波の形がギターのどんなポイントになるんですか?
「……製作を進めていけば、わかってくると思いますよ。」

何を作っているかは、あくまでもできてからのお楽しみのようだ……。

引き続き次回(7月24日(火)公開)もレポートしていくので、お見逃しなく!!

関連リンク

ESPギタークラフト・アカデミー 東京校

TUNECORE JAPAN