インタビュー/デレク・シミズ

インタビュー by 編集部 2009年7月26日

カマカ、コアロハ…”K”ではじまらないハワイ産ウクレレ・メーカー、Gストリング。そのブランド名は標準的なウクレレのチューニングであるGCEAのG線に由来するという。1993年より代表デレク・シミズがひとりで立ち上げたメーカーだが、生産台数を徐々に上げ、今ではハワイの3大メーカーとして名を連ねる有名ブランドに成長した。自由な発想から生まれるモデルの数々は日本市場でも浸透。来日した代表デレクにGストリングの現状を語ってもらった。

090729_shimizu.jpg

インタビュー:ウクレレ・マガジン編集部 

※このインタビューは2007年に行なわれたものです。

--最初にウクレレを作ろうと思った動機は?

大学時代にウクレレを弾いている親友がいて私もその頃弾きはじめました。カマカが欲しかったんですが、当時の私にはとても高価でした。友達が自分で作っているのを見て私も作ってみようと思ったんです。カメハメハ・スクールにウクレレ製作の講義があったんですが、そこは純粋なハワイアンしか入学できなくて、私はシミズという名前だから入れなくて。だから自分で作ることにしました。

--あなたのウクレレ製作における理念は?

大きな音がするウクレレが、必ずしも良いものとは限りません。製作家としては大きな音を出すことは難しいことではありません。まさにGストリングがそうですが、演奏性や、音質、強度とのバランスが大事だと思います。カスタム・モデルは別ですが、スタンダードなウクレレの場合、基本的にはブレイシングはいりません。だから、私は極力シンプルな作りにすることを心がけています。

--あなたの理想のウクレレ・サウンドは?

ムズカシイね(笑)!他のハワイのメーカーやマーティンももちろん好きですよ。でも、弾く人によってサウンドは違いますよね。ジェームス(ヒル)が演奏すればなんでも良い音に聴こえるし。間違いないのは、弾く人がいなければ、サウンドは生まれません。それは確かなことです。

--今後のGストリングの展望は?

まずGストリング・ウクレレが日本で認知されてきていることに感謝します。日本のミュージシャンにもどんどん使ってもらえるように努力していきたいです。

[プロフィール]
1993年にGストリング・ウクレレを立ち上げる。
警察官になるための学校に通いながら、ウクレレ製作を続けていたが、1997年にGストリングを会社化。メーカー専業で生計を立てるようになる。以降、フレキシブルな発想で良質のウクレレを生産し続け、高い評価を獲得している。

[G String Ukulele(Gストリング ウクレレ)]

 

TUNECORE JAPAN