Section③ー3 マイク&モニター機器を知る!(モニター・ヘッドフォン編)

サンレコforビギナー2017 by サウンド&レコーディング・マガジン編集部/イラスト:鴨下速人 2017年2月14日

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“オーディオI/Oにマイクやモニター機器を接続すれば高音質で作業できるのは分かったけど、どんな製品を選べばいいのか分からないよ!”という人もいるでしょう。そんなアナタに向けて、ここではマイクとモニター・スピーカー/ヘッドフォンの基礎知識を紹介! 次ページからの製品紹介と併せて、購入の指針にしていただければ幸いです。

③モニター・ヘッドフォン

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歌声や楽器の音を脚色しないように再生するモニター・ヘッドフォン。低域から高域まで凸凹の少ない音質で、声や楽器の本来の音がよく分かります。例えばレコーディングに用いると演奏のニュアンスなどがとらえやすく、ミックスに使うとエフェクトによる微細な音色変化まで聴くことが可能。ヘッドフォンと言えばDJ用や音楽鑑賞用のモデルもありますが、いずれもリズム隊が強く聴こえるようチューニングされていたりするので、音楽制作にはモニター・ヘッドフォンを使うのがお勧めです。ハウジングでドライバー(発音部)をフタした“密閉型”と、ハウジングに穴を設けた“オープン型”の2種類が代表的で、密閉型は力強く明りょうなサウンド、オープン型はスピーカーのように空気感のある音質を特徴としています。
 

AUDIOFLY
AF240

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オーストラリアのイアフォン/ヘッドフォン・ブランドAUDIOFLYが放つ、40mmネオジウム・ドライバーを搭載したAF240。マイクも搭載し、スマートフォンで通話を楽しむこともできるヘッドフォンだ。低反発パッドを使用し、抜群の装着感を実現している本体は、3方向に自由に調節可能。1.5mのケーブルには、耐久性と柔軟性を併せ持つAudioflexを使用。Clear-Talkマイクを搭載することで、はっきりした音声での通話が可能となっている。シンプルかつスタイリッシュなデザインが特徴的で、黒と白のカラー・バリエーションが用意されている。

オープン・プライス(市場予想価格/27,000円前後)
問合せ:ローランド お客様相談センター
TEL:050-3101-2555
URL:www.roland.co.jp

 

NEU
HX-1 / HX-6000

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HX-1は、クリアな高域とパンチある低域という立体的なサウンド・バランスを実現し、効果的に周囲のノイズを遮蔽する密閉型ダイナミック・ヘッドフォン。人間工学に基づいて、重厚かつリラックスしたデザインになっているのが特徴の1つ。片耳モニタリングも可能で、DJ用としても活躍する。サウンドのモニタリングと確認を目的として開発されたのが、ダイナミック・タイプの50mmユニットを採用したHX-6000。きめ細かくバランスの取れた原音再現性を実現し、外部音を抑えるしっかりとした密閉型で、ヘッド・バンド部にはバブル・レザーを採用。

オープン・プライス(市場予想価格/HX-1:9,000円前後、HX-6000:4,000円前後)
問合せ:イースペック
TEL:06-6636-0372
URL:http://e-spec.co.jp/

 

AUDIO-TECHNICA
ATH-M20X /ATH-M30X / ATH-M40X / ATH-M50X /ATH-M70X / ATH-R70X

エントリー・モデルからプロ仕様まで
高音質ヘッドフォン・ラインナップ

 
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フラットな特性で広帯域再生を実現する高音質スタジオ・モニター・ヘッドフォン・シリーズ。エントリー・モデルのM20Xは、40mmのドライバーを搭載し、プロの現場に耐え得る高音質を実現している。1つ上のM30Xは、同様の性能に加え約2倍の最大入力に耐え得る大容量モデル。M40Xでは、さらに最大入力を押し上げ、1.2mのカール・コードと、3mのストレート・コードから選べる着脱式を採用した。M50Xでは、ドライバー自体を45mmにサイズ・アップ。着脱式のケーブルも、卓上作業に便利な1.2mストレート・コードを追加し、3種類とした。フラッグシップ・モデルとなるM70Xは、再生周波数帯域、最大入力ともに他のモデルを圧倒し、解像度の高いモニタリングを実現している。そして、ラインナップで唯一オープン型を採用しているR70Xは、40年来のヘッドフォン技術に基づく新設計ドライバーと、最適化された音響回路を搭載した、同社初のオープン型リファレンス・モデル。プロ用/業務用機との接続を前提としたハイ・インピーダンス仕様となっている。通気性の良いイアー・パッドや超軽量なボディ、左右の区別なく取り付け可能な着脱コードなど完全なるプロ仕様だ。

 
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「AUDIO-TECHNICA ATH-R70X」製品レビュー:210gと軽量のオープン・ダイナミック型リファレンス・ヘッドフォン

「AUDIO-TECHNICA ATH-M50X」製品レビュー:好評シリーズをブラッシュ・アップした密閉ダイナミック型ヘッドフォン
 

オープン・プライス(市場予想価格/ATH-M20X:5,900円前後、ATH-M30X:8,000円前後、ATH-M40X:12,000円前後、ATH-M50X:19,000円前後、ATH-M70X:33,000円前後、ATH-R70X:39,000円前後)
問合せ:オーディオテクニカ お客様相談窓口
TEL:0120-773-417
URL:www.audio-technica.co.jp

 

PIONEER DJ
HRM-5 / HRM-6 / HRM-7

長時間の快適な装着を実現する
スタジオ・モニター・ヘッドフォン

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高解像度の音源を長時間快適に高音質でモニタリングできるスタジオ・モニター・ヘッドフォン、HRMシリーズHRM-5は、新開発のドライバーにより、5Hzから30kHzまでの再生が可能であり、最大1,700mWの入力を誇る。また、ハウジングに搭載したバスレフ・チャンバーにより、遮音性を保ちながら低域に対して高いレスポンスを実現している。イアー・パッドには密着性と遮音性を高めるソフト・ポリウレタン・レザーと長時間の快適な装着を実現する低反発ウレタンを採用。着脱できるケーブルを2種類付属し、レコーディング/ミキシングや外出先など、さまざまな用途で活用できる利便性も魅力だ。上位のHRM-6は、さらに強力なHDドライバーを採用し、帯域は5Hzから40kHzまで、最大入力は2,000mWまで伸ばしている。また、アルミ・プレートによる制振構造により、ハウジング部の不要共振を大幅に低減している。最上位のHRM-7は、制振構造を強化し、さらにクリアな中低域再生を誇る。また、人間工学に基づいたデザインを採用し、高い密着性と快適な着け心地を実現した。肌触りのよいベロア素材を採用し、スタジオ・モニタリングなど長時間使用を意識した仕様となっている。
 
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「PIONEER HRM-7」製品レビュー:口径40mmの新開発ドライバーを備えたモニター用のヘッドフォン

 

オープンプライス(市場予想価格/HRM-5:13,200円前後、HRM-6:19,800円前後、HRM-7:20,350円前後)
問合せ:PIONEER DJサポートセンター
TEL:0120-545-676
URL:www.pioneerdj.com/ja-jp

 

SHURE
SRH840 / SRH440

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SRH840は、耳をすっぽり包む密閉型サーカム・オーラル・デザインにより快適な装着感が得られ、バックグラウンド・ノイズを低減するリファレンス・スタジオ・ヘッドフォンだ。正確に調整された周波数特性により、豊かな低音域、クリアな中音域、幅のある高音域を再現。交換可能なケーブルやイアー・パッドにより長期間の使用が可能。SRH440は、同デザインの快適性と上位モデルに匹敵する優れた周波数特性を、より手軽に楽しめるホーム・レコーディング/スタジオ・レコーディング兼用モデルとなっている。こちらはビギナーにオススメの1台だ。
 
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「SHURE SRH840」製品レビュー:原音忠実かつ音楽的なバランス感のプロ用モニター・ヘッドフォン

 

オープン・プライス(市場予想価格/SRH840:19,800円前後、SRH440:9,980円前後)
問合せ:完実電気
TEL:050-3388-6838
URL:http://kanjitsu.com

 

V-MODA
XS

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XSは、装着時の美しさを大切にしたファッショナブルなヘッドフォン。装着した際に頭部とベルトの間に発生する隙間を極力なくすことに主眼が置かれている。40mmデュアル・ダイアフラム・ドライバーを採用し、内側と外側のリングに中/高域と低域の帯域を分離して再生することにより、高精細で豊かなロー・レンジを実現。ノイズ・アイソレーションによる遮音設計も特筆ものだ。Steelflexヘッド・バンドとスチール製のフレームにより優れた堅牢製も確保されている。2つのソースをミックスできるユニークなデュアル・インプットも備えている。

オープン・プライス(市場予想価格/25,000円前後)
問合せ:ローランド お客様相談センター
TEL:050-3101-2555
URL:www.roland.co.jp

 

ULTRASONE
HFI580 / Pro550i / Signature DJ / Signature Pro

プロ・ユーザーが満足できるヘッドフォンを
革新のコンセプトで実現したラインナップ

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ヘッドフォンでもスピーカーで聴いているような自然な音の響きと定位感を実現する技術S-Logicを搭載したULTRASONEのラインナップ。エントリーとしてもオススメだが、業務用としても活用されるHFIシリーズは、スタジオ・モニター、ミュージシャンのモニターとして使いやすいサウンドと価格のバランスを実現。特にHFI-580は、シリーズ中最もヘビー・デューティな仕様で、ドラマーやベーシストのスタジオ・モニタリングに最適だ。その上位シリーズに当たるPro550iは、直径50mmのマイラー・ドライバーによる定評のあるサウンド・クオリティはそのままに、イアー・パッド/ケーブルの着脱機能などを備え、過酷な現場で重宝される。Signature DJは、ULTRASONE製品中最大のSPLを誇る、DJユースを想定したモデル。フェスなどで活躍するPAエンジニアも、各会場の機材が異なる中でリファレンスとして信頼を寄せている。Signature Proは、スタジオのモニター・スピーカーに置き換えることが可能なほどの、圧倒的解像感とサウンド・バランスを誇るリファレンス・モニター・ヘッドフォン。長時間の使用でも疲れを感じにくく、音源に含まれる情報を正確かつ空間的に再現する。

オープン・プライス(市場予想価格/HFI-580:23,000円前後、Pro550i:32,000円前後、Signature DJ:119,000円前後、Signature Pro:148,000円前後)
問合せ:タイムロード
TEL:03-6435-5710
URL:www.ultrasone.jp

 

YAMAHA
HPH-MT8 / HPH-MT7 / HPH-MT7W / HPH-MT5 / HPH-MT5W

“原音忠実再生”の哲学を継承した
高品位スタジオ・モニター・ヘッドフォン

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YAMAHAスタジオ・モニター・スピーカーの“原音忠実再生”を継承した、スタジオ・モニター・ヘッドフォンMTシリーズは、高品位で確かなモニタリングを可能とする再生能力、長時間の作業でも疲労の少ない快適な装着感と作業に集中できる高い遮音性、そして過酷な現場にも耐え得る高い耐久性を実現。全帯域にわたりシリーズ最高峰の分解能を実現するHPH-MT8は、CCAWボイス・コイル採用の45mmカスタム・ドライバーを搭載し、シビアなジャッジを求められるスタジオ・レコーディング/ミキシングの現場に最適だ。着脱式の3.0mストレートおよび1.2mコイル・ケーブルが付属し、用途に合わせて選べる。HPH-MT7は、一回り小さいドライバーを搭載し、ケーブルの選択肢はなくなるが、再生能力の面では高い水準を保っている。高い音圧レベルと耐久性を確保しているため、ライブ時のモニタリングにも最適だ。ベース・モデルに相当するHPH-MT5は、周波数特性こそ上位モデルにはおよばないが、ケーブルは着脱式で、3モデルの中では群を抜いて軽量となっており、長時間の作業に最適だ。HPH-MT8はブラックのみ、HPH-MT7、HPH-MT5については、ホワイト・モデル(末尾W)も用意されている。

 
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「YAMAHA HPH-MT8/HPH-MT5」製品レビュー:大音量の入力にも耐えるドライバーを備えたモニター・ヘッドフォン

 

オープン・プライス(市場予想価格/HPH-MT8:25,000円前後、HPH-MT7:20,000円前後、HPH-MT5:15,000円前後)
問合せ:ヤマハ スタインバーグ・コンピューターミュージック・インフォメーションセンター
TEL:0570-016-808(IP電話の場合:053-460-5270)
URL:http://japan.steinberg.net

 
 
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