新たなサウンド・ステージを提示したStudio One 3の「進化」と「実力」④

新たなサウンド・ステージを提示したStudio One 3の「進化」と「実力」 by 田辺恵二 2015年8月28日

ここでは、これまでの制作過程で紹介し切れなかったVer.3の新機能を紹介していきましょう。

ここでは、これまでの制作過程で紹介し切れなかったVer.3の新機能を紹介していきましょう。

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Ver.3で新しく加わったバーチャル・ポリフォニック・シンセ、Mai Tai。2オシレーター(サブオシレーター付き)、ノイズ・ジェネレーター、マルチ フィルター、2LFOとFXを搭載した汎用性の高いシンセで、今時なEDM系の過激なベースやリードも簡単に作れる。FXモジュレーション・マトリクスも搭載しており、複雑な音色のエディットが可能となっている

Ver.3で新しく加わったバーチャル・ポリフォニック・シンセ、Mai Tai。2オシレーター(サブオシレーター付き)、ノイズ・ジェネレーター、マルチ フィルター、2LFOとFXを搭載した汎用性の高いシンセで、今時なEDM系の過激なベースやリードも簡単に作れる。FXモジュレーション・マトリクスも搭載しており、複雑な音色のエディットが可能となっている

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インストゥルメント、エフェクト・プラグインのパラメーターを8つのノブ、8つのボタン、2つのXYパッドにアサインしてコントロールできるMacroコントロール。XYパッドを使えば、カットオフ・フィルターとレゾナンスを同時にコントロールしたり、フィルターとディレイ・タイムを同時にコントロールしたりと、マウスでは不可能な操作を実現する。MIDIコントローラーにもアサインできるほか、Studio One Remote For iPadでもコントロール可能

インストゥルメント、エフェクト・プラグインのパラメーターを8つのノブ、8つのボタン、2つのXYパッドにアサインしてコントロールできるMacroコントロール。XYパッドを使えば、カットオフ・フィルターとレゾナンスを同時にコントロールしたり、フィルターとディレイ・タイムを同時にコントロールしたりと、マウスでは不可能な操作を実現する。MIDIコントローラーにもアサインできるほか、Studio One Remote For iPadでもコントロール可能

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ドラッグ&ドロップでオーディオ・エフェクトのルーティングを生成できるFXチェイン。直列、並列、またはチャンネルや周波数帯域ごとにエフェクトを組み合わせ可能で、新しいサウンドをデザインするのに役立つ。生成した拡張FXチェインは、後述のMulti Instrumentと同じくS1純正プラグイン、もしくはサード・パーティのプラグインを含めた組み合わせが可能

ドラッグ&ドロップでオーディオ・エフェクトのルーティングを生成できるFXチェイン。直列、並列、またはチャンネルや周波数帯域ごとにエフェクトを組み合わせ可能で、新しいサウンドをデザインするのに役立つ。生成した拡張FXチェインは、後述のMulti Instrumentと同じくS1純正プラグイン、もしくはサード・パーティのプラグインを含めた組み合わせが可能

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複数のインストゥルメントをレイヤーもしくはキー・スプリットさせて、一つのインストゥルメントとして使用可能にするMulti Instrument。単純な複数音源のレイヤー/キー・スプリットから、画像のように複数のドラム音源で一つのオリジナル・ドラム音源をプリセットとして保存できるなど、独自の音源を構築できるイメージだ。各楽器のパラアウトにも対応している

複数のインストゥルメントをレイヤーもしくはキー・スプリットさせて、一つのインストゥルメントとして使用可能にするMulti Instrument。単純な複数音源のレイヤー/キー・スプリットから、画像のように複数のドラム音源で一つのオリジナル・ドラム音源をプリセットとして保存できるなど、独自の音源を構築できるイメージだ。各楽器のパラアウトにも対応している

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インストゥルメント、エフェクト・プラグイン、オーディオ・ファイル、プリセットの管理、選択するためのブラウザー。全ページのタブが画面上部に統合され、操作性/視認性が上がった。またファイルに、スタイル/楽器/特性といった関連用語(タグ)を付けることで、キーワード検索が可能となり、素早く目的のコンテンツを見つけることができる

インストゥルメント、エフェクト・プラグイン、オーディオ・ファイル、プリセットの管理、選択するためのブラウザー。全ページのタブが画面上部に統合され、操作性/視認性が上がった。またファイルに、スタイル/楽器/特性といった関連用語(タグ)を付けることで、キーワード検索が可能となり、素早く目的のコンテンツを見つけることができる

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●Arpeggiator(Professionalのみ)

●Arpeggiator(Professionalのみ)

●Chorder(Professionalのみ)

●Chorder(Professionalのみ)

●Repeater(Professionalのみ)

●Repeater(Professionalのみ)

●Input Filter

●Input Filter

インストゥルメントのノート・データを処理するプラグイン。Arpeggiator、Chorder、Repeater、Input Filterの4つが用意されている。Arpeggiatorは、バーチャル・インストゥルメントの前段にインサートして使用する。入力に応じて“アップ”“ダウン”“ランダム”“コード”を演奏できる。最大32ステップで、ベロシティとゲート・タイムの設定が可能。設定したコードをワン・ノートで演奏できるChorder。キーボード上の各ノートに、異なる和音を割り当てることも可能となっている。平行移動して演奏されるので、ダンス系のシンセ・コードなどで重宝しそうだ。Repeaterは、入力されたノートに対して、ステップで決めた数だけリピートさせるノートFX。ステップ一つずつに対して、ベロシティやノートの長さ/ピッチを設定できるので、複雑なパターンも生成可能となっている。Input Filterは、発音させる音域やベロシティの制限を決めるシンプルなFX。Multi Instrument内でアサインした複雑なレイヤーの中で活躍しそうだ

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ポイントとポイントのカーブを滑らかにする、2次ベジェ曲線を描くことができるようになったオートメーション・カーブ。オーディオ、MIDI、FX設定などのトラックで、より複雑な表現が可能となる

ポイントとポイントのカーブを滑らかにする、2次ベジェ曲線を描くことができるようになったオートメーション・カーブ。オーディオ、MIDI、FX設定などのトラックで、より複雑な表現が可能となる

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日本のユーザーからの声により盛り込まれたというステップ入力機能。編集画面のツールバーのアイコンをクリックして音価などの設定画面を出し、ノートを入力していく

日本のユーザーからの声により盛り込まれたというステップ入力機能。編集画面のツールバーのアイコンをクリックして音価などの設定画面を出し、ノートを入力していく

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今回、Ver.3にアップグレードされたS1ですが、革新的で便利な機能がたくさん追加され、DAWとしての使いやすさ、そして安定度がアップしたと思います。ただそれはS1の一つの側面にしかすぎません。筆者を含め日本におけるユーザーを虜にしたのは、実はその本質である“モダン・コード”による高音質なのではないでしょうか? 現在S1はクリエイター向けという形で広がっていますが、今回加納氏に使用してもらったように、ぜひエンジニアの方々にも広まってほしいです。そして筆者が序章で述べたように、今回の特集でもっと知ってもらいたかったS1の“音の良さ”という、ある意味主観的な言い回しを、今回の楽曲「Keep on movin」のプロジェクト・ファイルを聴いていただくことで気付いてもらえたと思います! ぜひ皆さんも、今後の楽曲制作に、S1を使ってみてはいかがでしょうか。

 

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