製品レビュー

  • デジタル入出力を備えた高音質のチューブ・コンプレッサー

    デジタル入出力を備えた高音質のチューブ・コンプレッサー

    MINDPRINT T-Comp

    デジタル技術の発達により、自宅録音でもスタジオ録音に劣らないサウンドが作れるようになりました。しかし、テープやハード・ディスクに録音する手前では、必ずと言ってよいほどヘッド・アンプやコンプレッサーなどのアナログ機器が使用され、これらがまだまだ主流になっています。特にコンプレッサーは、録音時とミックス時におけるサウンド・メイキングの要でもあり、常に複数台必要となるアウトボードだと思います。今回はそのコンプレッサーの新機種をチェックしたいと思います。真空管内蔵の2chタイプで、130,000円というコスト・パフォーマンスに優れた価格も魅力的なMINDPRINTのT-Compです。早速、試してみたいと思います。

    寺山紀幸(シンクシンクインテグラル) 2000/04/01

  • ディレイの絶対回数を指定できるマルチタップ・ディレイ

    ディレイの絶対回数を指定できるマルチタップ・ディレイ

    T.C. ELECTRONIC D.Two

    T.C. ELECTRONICから1Uサイズのデジタル・エフェクターが続々とリリースされていますが、コンシューマー用途も意識した低価格モデルM・OneとD・Twoの2機種が話題を呼んでいます。ここでは、ディレイ専用機であるD・Twoを取り上げて、その実力をチェックしてみましょう。

    鎌田岳彦 2000/04/01

  • 8trダイレクト録音が可能な超低価格の8chデジタル・ミキサー

    8trダイレクト録音が可能な超低価格の8chデジタル・ミキサー

    FOSTEX VM88

    FOSTEXから小型で低価格な8chデジタル・ミキサーが新たに発売された。パンフレットではライブ向けとうたわれているようだが、外録や自宅録音にも重宝しそうな仕上がりだ。

    原口宏(スパーブ) 2000/04/01

  • 自由なオーディオ処理が革新的な新世代のサンプラー

    自由なオーディオ処理が革新的な新世代のサンプラー

    ROLAND VP-9000

    VP-9000の出現は、2000年代最初の大ニュースである。サンプリングというものの歴史を将来から振り返ってみたときに、2000年は大きな変化の年として語られているだろう。実は今までにも数多くのサンプラーは存在したし、サンプラーは常に進化し続けてきた。しかし残念ながら革命的なものは無く、サンプル・レート/ビット数、音質の向上とメモリーの増大化以外の変化はほとんど無かったと言ってもいいだろう。そういう意味では、あまりに長い期間サンプラーは根本的な進化の無い"第一世代"だったのである。例えばシンセサイザーにおいて1980年代、YAMAHAのDX7が衝撃的なデビューをしてデジタル・シンセの時代へ突入したように、そういった世代交代、転換期がついにサンプラーにもやってきたと言えるだろう。

    この転換をもたらしたVP-9000は、ROLANDのVギター、Vドラム、VスタジオなどのVプロダクツの名を継承したモデルだ。この"Vは"VプロダクツのVであると同時に、"VP"はVARIPHRASE PROCESSORという意味をも持っている。そう、これはサンプラーを越えたバリフレーズ・プロセッサーという名にふさわしい、すさまじいテクノロジーが応用された新世代の音楽制作ツールなのである。さて、どこがどう"次世代"なのか、どこがどう"すさまじい"のか?

    松前公高 2000/04/01

  • ステレオ・チューブ仕様の3バンド・オプティカル・プロセッサー

    ステレオ・チューブ仕様の3バンド・オプティカル・プロセッサー

    TUBE-TECH SMC 2A

    ブルーのパネルが印象的なTUBE-TECH製品は、今やどこのスタジオに行っても必ず見ることができます。私がTUBE-TECH製品を知ったのは確か14年くらい前で、当初はPULTEC社のチューブ・イコライザーのフル・コピー・モデルを出している会社という印象しかありませんでした。その後独自に開発したコンプレッサーを発売し、あっという間にレコーディング・スタジオの定番機材になったのを覚えています。

    現在TUBE-TECHからは、LCA 2Bというリミッターと、FAIRCHILD 670をシミュレートしたプリセットも内蔵されているステレオ・コンプレッサーが出ていますが、どちらも圧縮感の少ないしっかりした音で大変人気があります。そんな同社からこのほどステレオ・マルチバンド・コンプレッサーSMC 2Aが発売されました。マルチバンド・コンプレッサーと言えば、T.C.ELECTRONIC社のFinalizerなどのデジタル製品を思い浮かべますが、本機はチューブ回路を採用しています。さてTUBE-TECHはどんな製品を提供してくれるか、早速チェックしてみましょう。

    三好敏彦(HAL STUDIO) 2000/04/01

  • コスト・パフォーマンスに優れた真空管コンデンサー・マイク

    コスト・パフォーマンスに優れた真空管コンデンサー・マイク

    SEIDE PC-VT1

    SEIDEから、シリーズ2本目のコンデンサー・マイクとなるPC-VT1が発売されました。しかも今回のマイクはチューブ・タイプながら、1号機のPC-M1同様、リーズナブルな価格でのリリースとなっています。早速、このPC-VT1の実力を試してみることにしましょう。

    鎌田岳彦 2000/03/01

  • トータル・コンプに最適なデジタル・シグナル・プロセッサー

    トータル・コンプに最適なデジタル・シグナル・プロセッサー

    JUNGER AUDIO Accent2

    先日、国内外のアーティストのCDを続けて聴く機会があった。驚いたのは、わが国のアーティストのCDだけが異常に音量が大きいことだった。CDゆえにピーク値は同じなのだが、平均的な音圧感が極めて大きいのだ。ミックス・ダウンやマスタリング時のトータル・コンプ/リミッター処理がなせる技なのだが、ビート感やグルーブ感はもとより、透明感や奥行き感はほとんど感じられない。音がデカイことだけは感心するのだが、音楽的には不必要な処理に少しあきれてしまった。これに対し、ここで取り上げるAccent2は、そのようなサウンド処理を目的とするのではなく、高品位なサウンドを得るためのトータル・コンプ/リミッターとして最適な製品と言えそうだ。

    伊藤圭一(Kim Studio) 2000/03/01

  • 携帯性に優れた高品位な2チャンネル・マイク・プリアンプ

    携帯性に優れた高品位な2チャンネル・マイク・プリアンプ

    GRACE DESIGN Lunatec V2

    10年以上にわたってレコーディング業界に高性能な製品を送りだしてきた、アメリカはコロラド州のガレージ・メーカーGRACE DESIGN社から、ポータブル性を重視したデザインで、ハイ・クオリティな2chマイク・プリアンプ、Lunatec V2が発売された。携帯性もさることながら、ユニークな性能も備えたこのマイク・プリアンプを早速テスト/検証してみよう。

    石塚“BERA”伯広 2000/03/01

  • ニアフィールド・モニターRevealのパワード・タイプ

    ニアフィールド・モニターRevealのパワード・タイプ

    TANNOY Reveal Active

    スタジオの定番YAMAHA NS-10Mに象徴されるように、"音を作る"という作業において重要なニアフィールド・モニター。この数年だけでも各社から相当数の新製品が発表されていますが、その動向を見ているとパッシブ・タイプよりも、アンプ内蔵型、いわゆるパワード・タイプのものが主流になりつつあるようです。私もこのページで、昨年だけで2機種のパワード・スピーカーをチェックしたのですが、アンプを接続せずに使用できるという音質環境の安定と手軽さにはかなりのメリットを感じました。これからもたくさんの機種が発表されていくであろうパワード・スピーカー、今回はTANNOYのReveal Activeをチェックしてみました。本機は、好評を得ているパッシブ・タイプのRevealにアンプが内蔵された製品です。

    高原裕介(シンクシンクインテグラル) 2000/03/01

  • 大容量のハード・ディスクを搭載したデジタル・パーソナル・スタジオ

    大容量のハード・ディスクを搭載したデジタル・パーソナル・スタジオ

    AKAI DPS12i

    進化、発展の一途をたどるハード・ディスク・レコーディングの世界。スタジオ・クラスのレコーディング環境を、持ち運びも可能な程度のコンパクトなパッケージに収められるのがウリであったはずだが、より高度なシステムを求めるがゆえに徐々に拡張し複雑化してしまっている。特に厄介なのは周辺機器だ。

    こうした状況から改めて注目を集めるようになったのが今回紹介するAKAI DPS12iのようなオール・イン・ワン型ハード・ディスク・レコーダーである。ミキサーはもちろん、エフェクターまでも内蔵しているため、この個体さえあればどこでもレコーディング&プレイバックが行なえるメリットがある。1つのパッケージとして完成されている製品のため周辺機器との相性でトラブルを招くケースは皆無という、この点も大きなアドバンテージである。まずは、ご記憶の方も多い、このモデルの前身であるDPS12のバージョン・アップの歴史から見ていこう。

    栗原 務 2000/03/01

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