製品レビュー

  • コンパクト・エフェクター仕様のアコースティック・ギター用プリアンプ

    コンパクト・エフェクター仕様のアコースティック・ギター用プリアンプ

    YAMAHA AG-Stomp

    自宅レコーディングにおいてアコースティック・ギターのマイキングと録音方法は難しい問題点を抱えている。大きな理由に、マイクを立てて録音をする場合に、マイクがスピーカーの音を拾ってしまうためフィードバックを起こしスピーカーからのモニターができないことがある。よってヘッドフォンのみのサウンド・チェックになってしまうため、思った通りの音色になかなかたどり着かない。ライブの現場での問題も多く、弾き語り程度の音量であれば大体の音響処理はできるが、大音量のバンド編成でのアコースティック・ギターの音響処理は、そのバンドの音量にアコースティック・ギターのレベルを合わせるためにハウリングやフィードバックとの戦いを余儀なくされ、非常に扱いにくい楽器とされている。

    現在ではピエゾ・ピックアップやプリアンプなどを内蔵しているアコースティック・ギターもかなり進化を遂げ、ギター本体にイコライザーやリバーブまでも装備し、いとも簡単に良い音を演出することが可能になってきているが、やはり大音量のステージ上ではハウリングやフィードバックの問題は"付き物"となっているのが現状だ。

    今回紹介するYAMAHA AG-Stompはレコーディング、ライブ両方の現場でそれらを解消するアコースティック・ギター専用のプリアンプだ。

    石塚“BERA”伯広 2001/11/01

  • プロ仕様の入出力環境を備え機能/音質も優れたCD-Rレコーダー

    プロ仕様の入出力環境を備え機能/音質も優れたCD-Rレコーダー

    SONY CDR-W66

    サンレコ読者諸君は既にご承知の通り、ここ数年のCD-Rの普及には目覚ましいものがある。それはコンシューマー・レベルの話だけではなく、プロの制作現場においても同様だ。プライベート・スタジオからレコーディング・スタジオ、放送局に至るまで、CD-Rは急速に普及している。ただ、CD-Rの普及に拍車が掛かったのはご存じの通り、パソコンの記録媒体としての用途であったため、CD-Rドライブは高速化や低価格化のみが重要視されてしまい、音質や信頼性重視のプロ用機器は後回しにされてしまった感がある。実際、プロ・スタジオで求められる機能や性能を持った機種となると、非常に限定されていたと思う。最近になってようやく少しずつ"音質"が重視されるようになってきたのである。

    そのような状況の中で、SONYから業務用CD-Rレコーダーの新製品CDR-W66が登場した。本機はまさに"プロ・スタジオ仕様"と言えるデザインと機能性を誇っており、発売前から話題となっている。早速チェックしてみた。

    白川幸宏(D.&A. MUSIC) 2001/11/01

  • Hi-Zインプットも装備した1チャンネル仕様高級マイク・プリアンプ

    Hi-Zインプットも装備した1チャンネル仕様高級マイク・プリアンプ

    GRACE DESIGN Model 101

    "テープ式デジタルからハード・ディスクへ"と、MTRの形態が進化してゆく流れの中で、現在EQやコンプ以上に注目を集めているのが音の入り口であるマイクプリである。もちろんマイク自体を変える方がより大きな変化が得られるが、お気に入りのマイクの能力を最大限に引き出すにはマッチングの良いマイクプリの選択が不可欠なのだ。今回チェックするGRACE DESIGN Model 101を筆者なりに一言で紹介すると"GRACE DESIGNの定評あるトランスレス・サウンドが最も低価格で手に入り、しかもHi-Z入力やフォーン・アウトまで付いてるお買い得品"という感じだ。各社からぞくぞくと発売される高級マイクプリの中でも、手に入れやすい注目の1台と言えよう。

    原口宏(スパーブ) 2001/11/01

  • Non-NFB回路を採用したスタジオ・モニター用パワー・アンプ2機種

    Non-NFB回路を採用したスタジオ・モニター用パワー・アンプ2機種

    MARANTZ PA01/PA02

    MARANTZからスタジオ・モニター/SR用のパワー・アンプが登場するということで、早速テストする機会を得ました。MARANTZがハイファイ・オーディオのしにせメーカーであることは皆さんもよくご存じのことと思いますが、今回のPA01/PA02はプロ・オーディオ向けに開発した製品と聞き、非常に興味深いところです。

    奥原秀明(ビクタースタジオ) 2001/11/01

  • インサート端子を利用した柔軟な使用が可能なADコンバーター

    インサート端子を利用した柔軟な使用が可能なADコンバーター

    MINDPRINT AN/DI Pro

    自宅録音派の読者にはご存じの方も多いかと思いますが、MINDPRINTはコンプレッサーのT-Compやボイス・プロセッサーのEn-Voiceなどの真空管機器をリリースする一方、DI-Port等のAD/DAコンバーターもラインナップしているドイツの音響機器ブランドです。今回は同社から新たに発表されたADコンバーター、AN/DI Proを紹介したいと思います。

    西沢栄一(Studio Sound DALI) 2001/11/01

  • DAWシステムにおけるバッファー・モニタリングに実力を発揮する真空管ミキサー

    DAWシステムにおけるバッファー・モニタリングに実力を発揮する真空管ミキサー

    MANLEY 16×2 Mixer

    高級真空管レコーディング機器メーカーとして知られるMANLEYから、16chミキサーが発売された。ラック・マウント式の本機は、ライン入力専用バージョン、マイク入力専用バージョン、ライン入力8ch+マイク入力8chバージョンの3種類が用意されている。同社の解説によれば、世の中に数々あるローバジェット・ミキサーがEQやたくさんのAUX等の機能を付け、便利さと汎用性を追求している中、本機は極力シンプルな回路を持ってクオリティの高い音質を確保しているとのこと。しかしユーザーにとって決して低価格とは言えない本機は、例えば単にサブミキサー、ライン・ミキサーとしての使い方だけで満足するものだろうか? そして、本誌においても毎月多くのページが割かれていることからも分かるように、デジタル全盛を迎えようとするこの時代に、なぜこういった真空管のミキサーが必要なのか? 今回はこういった点を中心にレポートしていきたい。

    加納直喜(GO-GO KING RECORDERS) 2001/11/01

  • SPMテクノロジー搭載の次世代型PA用パワー・アンプ

    SPMテクノロジー搭載の次世代型PA用パワー・アンプ

    ECLER PAM4100

    久々にパワー・アンプらしいPA用パワー・アンプが登場しました。ECLER社(スペイン)から、SPMテクノロジーを搭載したシリーズです。SPMテクノロジーとは、卓越したオーディオ性能と抜群のアンプ保護機能を両立した次世代のパワー・アンプ技術です。ECLER社は35年の歴史の中で、プロとしてのパワー・アンプ技術を研究してきました。そして、"ALL THE POWER ALL THE TIME"(いかなる時にも最大のパワーを)という、業務用音響機器に要求されるタフさ、信頼性、そして高品位、高性能を実現しています。

    須藤浩(サウンド・オフィス) 2001/10/01

  • エフェクトの独自性が光るデジタル・マスタリング・プロセッサー

    エフェクトの独自性が光るデジタル・マスタリング・プロセッサー

    DRAWMER DC2476

    "あ、また出たんだ、こういうの"と言いながらも、ついつい小さい活字で載っているスペックをジッと見てしまう人は結構多いと思う。1Uのデジタル・プロセッサーは、今となっては真新しいモノではない。それでも各社は次々と開発し、他社よりも良い機能を付け、操作性を上げ、価格は同等もしくは下げて市場に送り出している。開発側からすればめちゃ大変なことであるが、それだけこの市場は大きいということなのだ! こういう場合、機材の独自性がとても重要となるのだけれど、さて、これは???

    小泉由香(オレンジ) 2001/10/01

  • 良質なヘッド・アンプと定番プリセットを備えた2chコンプレッサー

    良質なヘッド・アンプと定番プリセットを備えた2chコンプレッサー

    FOCUSRITE Penta

    最近、ヘッド・アンプ、EQ、コンプレッサー、ADコンバーターなどが一体化した製品が多数発売されているが、どれも個性が感じられず寂しく思っていた。だがPentaはまさに個性的だ。一言で表現するなら、プリアンプ付きのコンプレッサーと言えるのだろうが、その発想が面白く、アナログ機ながらプリセット・エフェクターになっている。シンプルかつ大胆な製品と言えるだろう。

    伊藤圭一(Kim Studio) 2001/10/01

  • ビンテージ・フィルター系をモデリングしたストンプ・ボックス第4弾

    ビンテージ・フィルター系をモデリングしたストンプ・ボックス第4弾

    LINE6 FM4

    もはやミュージシャンやエンジニアにとっては説明の必要がないほどに浸透しているLINE6社の製品。読者の方々でもAmp Farm、Echo Farmといったプラグインをはじめ、Amp Farmのハード版とも言えるPodなど、LINE6製品を試したことのない人の方が少ないのではないでしょうか。そのLINE6が今回送り出してきたのは、DL4、MM4、DM4という同社が誇るプラグインとは別の代表ラインナップであるストンプ・ボックス・シリーズの第4弾です。その名もフィルター・モデラーFM4。同シリーズをすべて所有している筆者としては、早速この注目の新製品をチェックしないわけにはいかないでしょう。

    杉山勇司(Extasy Recording Studios Japan) 2001/10/01

TUNECORE JAPAN