プロが信頼を置くワイアレス・マイク・システム LINE 6 XD-V75〜第2回:TSUTAYA O-EAST

プロが信頼を置くワイアレス・マイク・システム LINE 6 XD-V75 by Sound & Recording Magazine編集部 2015年10月23日

プロが信頼を置くワイアレス・マイク・システム LINE 6 XD-V75〜第2回:TSUTAYA O-EAST

活況を呈するPA関連機材にあって、近年各メーカーが新製品を投入し注目を集めているのが、2.4GHz帯のワイアレス・マイク。免許不要で運用が可能な上、高域の再現性などの点で有利と言われている。LINE 6 XD-V75はその2.4GHz帯を採用したデジタル・ワイアレス・マイク・システム。24ビット/48kHzの解像度を保ったままロスの無い伝送が可能ということもあり、プロのPA現場での導入例も増えてきた。今回は渋谷のライブ・ハウスTSUTAYA O-EASTでブッキングを担当する嶋倉耕介氏に、“運用”の観点からXD-V75導入のメリットについて語っていただいた。Photo:Hiroki Obara

ワイアレスの波数を増やす必要に迫られ2.4GHz帯を導入

嶋倉氏がLINE 6のワイアレス・システムを知ったのは4年ほど前のこと。「当時はアイドルのイベントが増えてきていたのですが、そうしたライブでは当日になって人数が増えることも多いんです」とのことで、ワイアレス・マイクの波数を増やす必要に迫られたのだという。

「TSUTAYA O-EASTにはA/B帯のワイアレス・システムが既に導入されていたのですが、同じ建物内にduo MUSIC EXCHANGE、TSUTAYA O-Crestといったライブ・ハウスもあるため、電波の干渉を防ぐために、B帯のワイアレス・マイクの同時使用は全館合わせて6波までと規定されているんです。A/B帯しか選択肢が無い状況で、どのようにしてワイアレスの波数を増やしていくかは、ライブ・ハウスとして大きな課題でした」

そんなある日、TSUTAYA O-nestのPAエンジニアより2.4GHz帯で動作するLINE 6のワイアレス・システムの話を聞き、「早速試用してみました」と嶋倉氏は続ける。

「現場で使ってみたところ、動作の安定度や音質面でエンジニアからの反応が良かったので、Shibuya O-Groupのライブ・ハウス全体で段階的に導入していきました。現在はTSUTAYA O-EAST、TSUTAYA O-WEST、TSUTAYA O-Crest、TSUTAYA O-nestがそれぞれ4波ずつ、SHIBUYA BURROW(現在は休業中)、YOKOHAMA O-SITEにも2波ずつあるので、グループ全体として計20波をそろえています。2.4GHzは新しい規格なので、導入当初はあまり積極的に使いたがらないPAエンジニアもいましたが、現場での実績を重ねるにつれて、気がついたらシレッと購入していましたね(笑)」

 

TSUTAYA O-EASTでブッキングを担当する嶋倉耕介氏。XD-V75の運用も管理しており、「Shibuya O-Group全体で使用しない週はほぼ無いほどです」と語る

TSUTAYA O-EASTでブッキングを担当する嶋倉耕介氏。XD-V75の運用も管理しており、「Shibuya O-Group全体で使用しない週はほぼ無いほどです」と語る

多店舗展開のイベントでもトラブル無く運用

取材当日も、TSUTAYA O-EASTではアイドルのイベントを開催。ワイアレス・マイクは8本用意され、4波分のA帯システムと、同じく4波分のXD-V75が併用されていた。嶋倉氏はXD-V75の音質について、「歌い手のフィードバックからも、価格帯の異なるA帯の製品とも違和感なく併用できているようです」と語る。

「2014年にTSUTAYA O-EAST、TSUTAYA O-WEST、TSUTAYA O-Crest、TSUTAYA O-nest、clubasia、VUENOS、Glad、SOUND MUSEUM VISIONなど渋谷のライブ・ハウス/クラブで連動した多店舗展開のイベントを行ったのですが、各会場にXD-V75をインストールし、TSUTAYA O-nestに専用のブースを作って運用しました。その際も、混線や音切れなどのトラブルはありませんでしたよ」

嶋倉氏は「ここ数年で、2.4GHz帯のデジタル・ワイアレス・システムが一気に身近なものになったように感じます」と続ける。

「昨今、TSUTAYA O-EASTに出演するアーティストの中には、マイクだけでなくギターなどもワイアレスのシステムを好む方が増えてきました。ワンマン・クラスのバンドがXD-V75を持ち込んでいるのを目にする機会も増えましたね」

このように、TSUTAYA O-EASTでは日々開催される多種多様なライブ・イベントにおいてXD-V75が活躍している。嶋倉氏は「製品クオリティが現場での信用を得て、ここまで広がってきたのだと思います」と語る。

「普段の公演でも安心して使えていますし、今や2.4GHz帯を使うことは当たり前になっています。逆にエンジニアとは“この状況でLINE 6のシステムが無かったら、どうなっていたんだろうね?”という話をよくしますね」

 

取材当日はアイドルのイベントを開催。XD-V75は4波分が用意され、レシーバーはステージの下手、PA卓の前にセットされていた

取材当日はアイドルのイベントを開催。XD-V75は4波分が用意され、レシーバーはステージの下手、PA卓の前にセットされていた

 

LINE 6 XD-V75
オープン・プライス:市場予想価格65,000円前後

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世界中でライセンス無しに使用できる2.4GHz帯を採用したデジタル・ワイアレス・マイク・システム。独自のDCLテクノロジーにより、24ビット/48kHzの解像度を保ったまま最大14chの同時伝送が可能。10Hz〜20kHzの周波数特性、120dB(A-weighted)のダイナミック・レンジを実現している。写真のハンドヘルド・マイクとレシーバーのセットのほか、ラベリア・マイクのセット、ヘッドセット・マイクのセットなどをラインナップ。

 

問合せ:ヤマハミュージックジャパン LINE 6 インフォメーションセンター 
TEL:0570-062-808、03-6701-0038

 

 

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