【Studio One 4特集 ④ – ユーザーの声】だから私はStudio One

創造性を呼び起こす“ネクスト・レベルのDAW”=Studio One 4 by 砂原良徳、松隈ケンタ、田辺恵二、浅田祐介、久保田真悟(Jazzin’park) 2018年8月28日

本企画の最後は、Studio Oneを愛用しているクリエイターが一挙登場! Studio Oneにまつわる質問を投げかけ、その魅力について答えてもらったので、アップデートや新規購入の参考にしてみてください。

【Questions】
Studio Oneを使い続ける理由は?
旧バージョンからの機能/プラグインでお気に入りのもの
Studio One 4のアップデートで良いと思う部分を教えてください
アップデートや購入を検討している人にメッセージをください

 

砂原良徳

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[Profile] 電気グルーヴの一員を経て、ソロとして電子音楽を追求しつつMETAFIVEなどでも活動。近年はマスタリング・エンジニアとして多数の作品を手掛ける。

どこに欲しい機能があるのか、どうすればやりたいことを実現できるのかが直感的に分かるからです。そのレスポンスの速さが良いですね。そして音が素直。変なバイアスを感じませんし、それは書き出したときに最もよく分かります。
出音の定位や周期をLFOでモジュレートできるエフェクト、X-Trem。あれは最高ですね。すっごい使っています。Sweet Robots Against The Machine『3』の制作でも死ぬほど使っていて、L/Rを動き回る音にはこれをかけていると思ってください。またBeat DelayAnalog Delayなどのプラグインも好きで、ディレイと言えば最近この2つしか使っていないほど。後段にX-Tremを挿すと実音とともにエフェクト音も動かせるため、面白い効果が得られます。
サンプラーのSample One XT。以前のSample Oneから進化し、単体発売してもいいくらいのクオリティになったので素晴らしいですね。個人的には、ボタン一つでリバースできるようになったのが一番うれしく、サンプルのスライスやマッピングの機能も好印象。機能強化されていますが、触るところが多過ぎないため使いやすいと思います。
とりわけサンプラーの使用頻度が高い人は、アップデートした方がいいと思います。あと、Studio OneはDAWとしての設計や使い勝手がとても良いので、“毎日使うツール”としてバッチリですね。おかげさまで、僕は今とても幸せです。

 

▲X-Trem

▲X-Trem

 

 

松隈ケンタ

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[Profile] サウンド・プロデューサー/作編曲家。音楽制作チームSCRAMBLESを率い、BiS、BiSH、GANG PARADE、EMPiREなどの楽曲を手掛けている。

まずは動作が軽快。そして出音に色付けが感じられず、自分の作ったサウンドをシビアに評価できるところに信頼を置いています。Studio Oneの音には自分の音作りがストレートに反映されるため、これでしっかりと聴こえるよう作っておけば何で再生しても安心だと思っていますね。
②Pro EQCompressorといったエフェクトをよく使います。インストゥルメントでは、前バージョンまで標準搭載されていたドラム・サンプラーImpactを活用していて、僕の主宰する音楽制作チームSCRAMBLESのドラマーたちの演奏をサンプリングし、プレイヤー別のキットを組んだりもしていました。すごく使いやすいので、Studio One 4で機能強化が図られたImpact XTも引き続きガンガン使っていきたいです。
③コード・トラックとハーモニー編集が斬新。SCRAMBLESのクリエイターにも“精度が高い”と評判なんですよ。鍵盤派/竿モノ派の両クリエイターに有用だと思います。
やっぱり動作が軽く、作業を止めないところが一番の魅力です。音楽制作には瞬発的なアイディア出しも必要なので、そこをサポートしてくれる頼もしい相棒になると思います!

 

▲Impact XT

▲Impact XT

 

 

田辺恵二

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[Profile] 作編曲家。SMAPや浜崎あゆみ、AKB48らに楽曲提供。2002年と2006年には日本レコード大賞金賞(編曲)を受賞し、現在はネットTVやラジオでも活躍している。

音質とアクションの軽さ。
チャンネル・ストリップのFat Channel XT。別売のアドオンも良く、同社デジタル卓Studio LiveシリーズIIIの発表と同時に追加されたFat Channel Collection – Vol. 1のビンテージ系コンプとEQが秀逸。
ハーモニー編集機能。ワンコードの素材も、コード・トラックで指定した進行に沿わせることができます。
バージョン4になって、以前は誇張されたようだった高域の処理が自然になったので、音質の良さを体感できると思います。シンプルな操作性で、ほかのDAWからのスイッチもハードルが低いので、ぜひStudio Oneの世界へ!!

 

▲コード・トラックの作成に便利なコードセレクター

▲コード・トラックの作成に便利なコードセレクター

 

 

浅田祐介

ya

[Profile] 1995年にアーティストとしてデビューし、4枚のアルバムを発表。その後CharaやCrystal Kay、CHEMISTRY、織田裕二、キマグレンらのプロデュースを手掛ける。

音質の良さ、動作の軽さ、直感的で作業を止めないユーザー・インターフェース。とにかく作曲/アレンジ/ミックスの作業中に手を止めるのが嫌なので。
ピッチ/タイミング補正ソフトCELEMONY Melodyne Essentialは、シームレスなインテグレートが便利。Pro EQはスペクトラム・アナライザー付きで、音に色付けがなく動作が軽いので理想的。そしてドラム・サンプラーImpact。付属ライブラリーのキックにおいしい音色が多く、いろいろ悩んだ挙句そこに行き着くことが多い。
コード・トラック。僕はアレンジの際に1人で演奏するのですが、ギターやベースのダビング時にマスター譜が要らなくなりました。Impactの進化形、Impact XTも引き続き活用しています。ドラム・エディターも便利で、ドラムの打ち込みにはピアノロールよりもやはり見通しが良いです。そしてパターン機能。ポリリズムの打ち込みが楽です。
ぜひ音の良さと動作の快適さを試してみてください。またマスタリング機能も備えているので、コストも抑えられます

 

▲ドラム・エディター

▲ドラム・エディター

 

 

久保田真悟(Jazzin’park)

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[Profile] ダンス・ミュージックのプロデューサーズ・ユニットJazzin’parkの一員。ユニットとして、多くの有名アーティストへ楽曲提供も行う。オフィシャル・サイトはこちら

オーディオの編集(タイム・ストレッチやピッチ・シフト)が強くて楽。そして音質が好みです。また、ブラウザーから自分の音ネタ・ファイルに直接アクセスできて、プレビュー(試聴)の際にソングのテンポと同期してくれるのも便利。
一番使うのが、ひずみ系エフェクトのBitcrusherです。主に、シンセ・ブラスなどに今っぽいロービットな質感をつけるときに使っています。Downsampleツマミの値を4以上にすると、いきなり激しく音が変わりますが、僕の場合3で使うことが多いです。フィルターなどと一緒に使うと、よりそれっぽい質感を出せますね。
やっぱり一番派手な新機能はコード・トラックだと思います。試してみたところ、これで一つ新しいジャンルができるんじゃないかと思うほど(笑)、楽しい機能ですね! 素材のコードを解析して自作に反映してみたり、いろいろな素材を少々強引にコード・トラックへ追従させることで、予想外の良い反応が生まれることもありそうです
音楽理論があまり分からなくても、感覚だけで格好良い曲が作れるソフトになってきたかなと思います。ぜひ試してみていただきたいです。

 

▲Bitcrusher

▲Bitcrusher

 

 

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