私が使うSOFTUBEプラグイン 第11回 Seiho

私が使うSOFTUBEプラグイン by Seiho 2018年1月24日

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エンジニア/クリエイターが、お気に入りのSOFTUBEプラグインを紹介する本連載。11回目はビート・メイカー/プロデューサーのSeihoが登場。電子音楽やダンス・ミュージックの世界で独自の音楽性を発揮している彼が、Modularのアドオン・モジュール活用法を語ってくれた。

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【プラグイン概要】 Intellijel µFold IIは、カナダを拠点とするEurorackモジュラー・メーカーINTELLIJELとの連携でソフトウェア化された、Modularのアドオン。さまざまな方法で発振器や信号の音色を成形できるウェーブ・シェイパーで、僅かな倍音を加えることも、混沌の世界を作り出すこともできる。Stagesのスイッチで、波形の屈曲を2、4、6段階から選択可能(使用にはSOFTUBE Modularが必要)

【プラグイン概要】 Intellijel µFold IIは、カナダを拠点とするEurorackモジュラー・メーカーINTELLIJELとの連携でソフトウェア化された、Modularのアドオン。さまざまな方法で発振器や信号の音色を成形できるウェーブ・シェイパーで、僅かな倍音を加えることも、混沌の世界を作り出すこともできる。Stagesのスイッチで、波形の屈曲を2、4、6段階から選択可能(使用にはSOFTUBE Modularが必要)

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 モジュラー・シンセを触りだすまで、ウェーブ・シェーパーなんて言葉も知らなかったし、使い方も知りませんでした(笑)。要は入力された波形を変化させて出力するというだけのシンプルなものなのですが、例えばこのµFold IIにサイン波を入力してFOLDSのツマミを回してやると、過激なひずんだ倍音を含んだ波形に変化して音が出力されます。なのでオーディオのサチュレーションや、ウェーブテーブル・シンセ、FMシンセのような音色変化に使用することもできます。また、CVも変化させることができるので、モジュレーションさせる波形をシェービングしてやると、かなり過激な音を出すことも可能です。

個人的に気に入った音作りは、アシッド・ベースっぽいフレージングで作ったトライアングル波をµFold IIに入れ、その後にローパスのゲートで短めに鳴らしてやると、すごく粒がたったベースのシーケンスを作ることができたことです。デジタルからシンセサイザーを触り始めた僕らの世代からすると、波形なんて切り替えればいいじゃん?って思ったりしますが、いかにして少ないオシレーターから多くの音色を作ろうと努力してたのかと、先人の知恵を理解するのも、音楽の楽しさです。

製品ページ→https://www.mi7.co.jp/products/softube/intellijelufold/

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 BUCHLA初の公認アドオン。デュアル・オシレーター・モジュールである本製品は、オリジナルのユニークな内部構造を忠実に再現しており、デジタル部分はハードウェアから1行単位、ウェーブシェイピング・テーブルから1バイト単位で移植。アナログ部分はコンポーネント単位でモデリングしている。(使用には、SOFTUBE Modularが必要)

【プラグイン概要】BUCHLA初の公認アドオン。デュアル・オシレーター・モジュールである本製品は、オリジナルのユニークな内部構造を忠実に再現しており、デジタル部分はハードウェアから1行単位、ウェーブシェイピング・テーブルから1バイト単位で移植。アナログ部分はコンポーネント単位でモデリングしている。(使用には、SOFTUBE Modularが必要)

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 BUCHLAを触るときは、思い描く理想の音楽から心を開放する。つまり、頭で思い描ける音楽なんて知れているし、何もかも開放してBUCHLAに直接聴いてみるということです。以前BUCHLA Music Easelでレコーディングしたことがあるので、この259Eの構造も飲み込みやすかったです。音もアナログ的な中低域のふくよかさと、デジタルならではの低ノイズでありながら高域が伸びる感じがとても好印象でした。

パッと見、どこから手を付けていいのか難しい見た目をしていますが、ウェーブ・テーブル・オシレーターとモジュレーションを掛け合わせるオシレーターの2つがあるだけでとても簡単です。ただこのウェーブ・テーブルが少し特徴的で、予測できない挙動をし、音楽的なランダム性を生み出してくれる要素としてかなり使えます。

個人的に気に入ったのは、すべてのツマミをMIDIコントロールできるようにセッティングし、ゆっくりとモジュレーションをかけながら美しいドローンやアルペジオをレコーディングしてしまうことです。あと、259Eを4台同時に立ち上げちゃうなんて、ぜいたくな遊び方ができるのも、ソフトウェアならではの特徴ですね。

製品ページ→https://www.mi7.co.jp/products/softube/buchla_259e/

Profile

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Seiho

Profile:フライング・ロータス、カシミア・キャット、ディスクロージャー、トロ・イ・モア、三浦大知らとの共演やポップ・デュオSugar’s Campaignでも注目度↑↑↑のビートメイカー兼DJ兼プロデューサー。最新EP『Purple Smoke』を配信リリースしたばかり

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プロフェッショナル・オーディオ・ハードウェアの最も正確な物理モデリングを提供するSOFTUBEのプラグインを、最大60%オフで入手可能なHoliday Season Saleが12月1日から実施される。本連載で紹介したAcoustic FeedbackやSummit Audio Grand Channelをはじめ、40種類以上の魅力的なプラグインがラインナップする。詳細はmi7.co.jp/softube

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