私が使うSOFTUBEプラグイン 第9回 藤原暢之

私が使うSOFTUBEプラグイン by 藤原暢之 2017年11月24日

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エンジニア/クリエイターが、お気に入りのSOFTUBEプラグインを紹介する本連載。9回目は藤原暢之氏が登場。ゆずや米米CLUB、野宮真貴などのほか、劇伴も手掛ける氏は、SOFTUBEプラグインをどのような場面で活用しているのか、その使用方法を語ってくれた。

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【プラグイン概要】DRAWMERの研究/開発チームの協力の元、オリジナルのDRAWMER 1973のハードウェアを入念にモデリング。アイバー・ドローマー氏自らが承認した3バンド・コンプレッサー。外観やサウンドを忠実に再現しながら、プラグイン版には新たにM/Sプロセッシングやサイド・チェインなどの機能も追加されている

【プラグイン概要】DRAWMERの研究/開発チームの協力の元、オリジナルのDRAWMER 1973のハードウェアを入念にモデリング。アイバー・ドローマー氏自らが承認した3バンド・コンプレッサー。外観やサウンドを忠実に再現しながら、プラグイン版には新たにM/Sプロセッシングやサイド・チェインなどの機能も追加されている

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 僕がDRAWMERの音に持っていた印象は、ハイがナローに落ちてきて、ローはあまり落ちないというものでした。それによって音が良い意味で沈んで強調されるのですが、まずこのプラグインを通してみての印象は、それをすごく忠実に再現しているなと感じました。ローにあるBIG、ハイにあるAIRのスイッチでエフェクトのかかり方が変わり、特にAIRの方はすごく効果的でしたね。例えば弦やギターなど、デュレーションの長い音や、デジタルのエレピやシンセに使うと、中域の存在感が上がってくるのがDRAWMERっぽいのかなと。

僕はプリセットを選んでから微調整をしていくやり方が基本なんですけど、特に“S73/Neutral”はかなり好印象でした。音の密度の上がってくる感じがとても良かったです。あと3バンドのメリットとしては、クリエイターがポイントで音作りをしたいとき使いやすいと思いますし、エンジニアとしてはマスター・セクションで活躍するのではないでしょうか。また新たに搭載されているM/Sのパラメーターも、今回シンセ・ストリングスの音で試してみましたが、簡単にセンターのローを抑えつつ、広がりを出せたので、これは使い道がいろいろあるなと思いましたね。

製品ページ→https://www.mi7.co.jp/products/softube/drawmer1973/

 

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【プラグイン概要】 往年の名機である3種類のギター・アンプをシミュレーションし、スピーカー・キャビネットまでも備えたセットアップ。マイクの位置も自在に調整でき、ライブ演奏やレコーディング、リアンプや最終段での調整にも利用できる

【プラグイン概要】 往年の名機である3種類のギター・アンプをシミュレーションし、スピーカー・キャビネットまでも備えたセットアップ。マイクの位置も自在に調整でき、ライブ演奏やレコーディング、リアンプや最終段での調整にも利用できる

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 僕らエンジニアが積極的にアンプ・シミュレーターを使うことはあまり多くはないと思うのですが、最近のプロジェクトでどうしても必要で、このVintage Amp Roomを使いました。実は、元のギターの音が細くて、プラグインでもなかなか太くしづらかったのですが、このソフトには、右下に“AMP BYPASS”“CAB BYPASS”というボタンがあるんですね。そこで、1trはEQなどで処理するトラックを用意し、もう1trはこの“AMP BYPASS”をオンにして、“Brown”のキャビネットだけを使い、さらにマイクの位置を微調整して、オフマイクで録ったように音を作って混ぜたら、すごく太く空気感のあるギター・サウンドができたんです。アンプをバイパスできるのは、ほかでは見たことがないので、この使い方はVintage Amp Roomならではだなと思いました。

あとSOFTUBEのプラグイン全般に言えるのはAAX DSPに対応しているので、かけ録りにも対応できると思います。特にギタリストは音色に影響されてフレーズを作ることが多いと思うので、このVintage Amp Roomはギタリストにとって救世主じゃないでしょうか。しかも安価で手に入るので、オススメです。

製品ページ→https://www.mi7.co.jp/products/softube/var/

Profile

Fujiwara_ph

藤原暢之

Profile:ベイブリッジスタジオ〜キーストーンスタジオなどを経て、 フリーランスのレコーディング・エンジニアとして活躍中。 ゆず、米米 CLUB、野宮真貴らのアーティストや、サウンドトラック、 ゲーム音楽など多数のレコーディングを手掛ける。

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