第13限 パーカッション録音

マイク1年生 by 中村公輔 2011年12月15日

[サウンド&レコーディング・マガジン 2012年月1月号連動]
今回はパーカッション録りに挑戦! パーカッションという楽器は大きく2つのカテゴリーに分かれます。1つは皮を張った太鼓状の打楽器(=皮モノ)、もう一方は金属製の打楽器(=金モノ)です。この通り分類はシンプルですが、各タイプを掘り下げていくと非常にバリエーションが豊かなのです。
「そう言えば、パーカッションを使った音楽ってどんなモノがあったかな?」「サンプルのパーカッションがたくさん販売されている時代に、何でわざわざ録るの?」そして「具体的なマイキングを知りたい!」などなど、さまざまな声が聞こえてきそうですが詳細はサンレコ1月号でチェック。ここでは実際に録音したサウンドを聴いてみましょう。

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  • マイク/SHURE SM57(ダイナミック・マイク)、RODE NT1-A(コンデンサー・マイク)
  • マイクプリ/MACKIE. 1202-VLZ Pro(アナログ・ミキサーのヘッド・アンプをマイクプリとして使用)
  • DAWソフト/AVID Pro Tools

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  • A:コンガをSM57で収音
  • B:コンガをNT1-Aで収音
  • C:ボンゴをSM57で収音
  • D:ボンゴをNT1-Aで収音
  • E:トーキング・ドラムをSM57で収音
  • F:トーキング・ドラムをNT1-Aで収音
    ※以上、すべて楽器から20~30cmの間隔を置いて録音
  • G:カウベルをSM57で収音
  • H:カウベルをNT1-Aで収音
  • I:クラベスをSM57で収音
  • J:クラベスをNT1-Aで収音
  • K:カンガリ(韓国の金モノ)をSM57で収音
  • L:カンガリをNT1-Aで収音
  • M:タンバリンをSM57で収音
  • N:タンバリンをNT1-Aで収音
  • O:シェイカーをSM57で収音
  • P:シェイカーをNT1-Aで収音

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▲今回レコーディングしたパーカッションの一部。手前に映る拍子木のようなものがクラベス。そこから時計回りにカウベル、シェイカー、タンバリン、トーキング・ドラム、カンガリと並ぶ

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根本歩

1978年生まれ。1995~98年にかけてSWIPEにドラムとして参加しつつ、並行してWALLでもドラムを担当。その後1998~2002年まで、THERE IS A LIGHT THAT NEVER GOES OUTでドラムを務めた。これらのバンド活動をへて、2005年からhununhum(ハンアンハン)のパーカッションを担当。平行しUNPRODUCTS名義で家具の製作/デザインをしている。またthinというユニットでも活動中。www.unproducts.com

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Izpon

1990年代にガレージパンク・バンド、The Flamenco A Go Goのベーシスト&プロデューサーとしてデビュー。バンドは当時のインディーズ・チャートで10週連続1位を記録し、海外からも ブート版が発売されるなど話題を呼ぶ。3年余りでバンドを解散し、その後楽器をパーカッションに変更。ボアダムスのヒラが主催するサイケ・ジャム・バンドAOAや、Juzu a.k.a Moochy主催のNXSなど多くのグループやユニットに参加し、ライブやレコーディングを積極的に行う。 AOAのメンバーとしてFUJI ROCK FESTIVALに出演。オーストラリアでのライブ&レコーディングを最後に日本での活動を停止し、キューバに渡る。キューバでは五大バタ奏者の一人、アンヘル・ボランニョ氏に師事し、バタ・ドラムやルンバなど黒人舞踏音楽を学ぶ。サンテリアというアフリカ起源の宗教儀式でバタを演奏するバタ奏者として、キューバで約2年活動。帰国後はパーカッショニストとして様々なグループやセッションに 積極的に参加し活動。自身がバンマスをつとめるバンド”KINGDOM☆AFROCKS”、鎮座DOPENESSの”DOPING BAND”、NAOITO “雑食familia”での活動に加え、プロデュースや作曲/CMの楽曲制作なども手掛け、そのオリジナルな選曲が定評あるDJとしても活躍中。

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マルコス・フェルナンデス

横浜生まれ。カリフォルニアで30年以上、パフォーマーやプロデューサー、キュレイターとして過ごす。米国、カナダ、メキシコ、香港、日本の各地でソロのインプロバイザー、フォノグラファーとして公演し、またパーカッショニスト、サウンド・アーティストとしてさまざまなアンサンブル、ダンサー、ビジュアル・アーティストたちと共演。自身の作品をAccretions、Bake/Staalplaat、Circumvention、Pax、Pfmentum、Phonography.org、Public Eyesore、Solitary Bなどから、これまで50点以上リリースしている。

 

中村公輔

中村公輔

エレクトロニカ・ユニットneinaの一員として、1999年にMille Plateauxよりアルバムを発表したほか、繭ではExtreme Recordsよりリリースし、海外を中心に高い評価を得る。現在はソロ・プロジェクトKangarooPawにて、アーティスト/エンジニアとして活動中。toeやMAS、Å、相対性理論と大谷能生などのエンジニアリングを手掛ける。



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