LYNX Aurora(n)開発者インタビュー

LYNX Aurora(n) by サウンド&レコーディング・マガジン編集部 翻訳:ペーター加藤 2018年8月13日

LYNXAuroraNCover

1998年、PCIカード型が主流の時代からプロ・スペックのオーディオ・インターフェースを作り続けるLYNX STUDIO TECHNOLOGY(以下LYNX)が、昨年満を持して世に送り出した最新モデル、Aurora(n)。Pro Tools|HD、Thunderbolt、USB、Danteといったさまざまな接続方式に対応するほか、最大32イン/32アウトまでを自由に構成できるといった特徴を備えた柔軟なオーディオI/Oだ。しかし、最大のポイントは、従来から定評ある透明度が高く色付けの少ないサウンドに、さらなる磨きをかけたことにある。ここではさまざまな角度から、その実力を明らかにしていきたい。まずはAurora(n)の開発に携わった、LYNXの共同設立者でチーフ・ハードウェア・エンジニアのボブ・バウマン氏へのインタビューをお届けする。氏はAurora(n)に関してハードウェアとファームウェア担当のチーフ・デザイナーとして、アナログ&デジタル回路の設計、FPGAファームウェアなどを手掛けている。

 

Aurora(n)。最高24ビット/192kHzに対応する、マスタリング・グレードのAD/DAコンバーターを搭載したオーディオ・インターフェース。“LSlot”というカードを使用することで、AVID Pro Tools|HD、Thunderbolt、Dante、USBといったさまざまな接続方式に対応しており、将来の規格変更にも対応し得る。チャンネル数は、1Uサイズながら8ch単位で最大32ch入出力まで対応可能。これもモジュール方式を採用しており、AES/EBUデジタル入出力、プリアンプ、アナログ・サミング(近日発売)といったオプション・モジュールもラインナップされている。クロックは新世代のSynchroLock 2を採用。ワード・クロック入力×1系統に対し出力は最大3系統用意でき、マスター・クロック・ジェネレーターとしての用途も念頭に置かれている。そのほか、microSDカードへ最大32chのダイレクト録音と再生に対応するレコーダー機能、同社Hiloなどの技術を受け継ぐ2系統のヘッドフォン・アウトも、1Uのコンパクトなボディに凝縮されている

Aurora(n)。最高24ビット/192kHzに対応する、マスタリング・グレードのAD/DAコンバーターを搭載したオーディオ・インターフェース。“LSlot”というカードを使用することで、AVID Pro Tools|HD、Thunderbolt、Dante、USBといったさまざまな接続方式に対応しており、将来の規格変更にも対応し得る。チャンネル数は、1Uサイズながら8ch単位で最大32ch入出力まで対応可能。これもモジュール方式を採用しており、AES/EBUデジタル入出力、プリアンプ、アナログ・サミング(近日発売)といったオプション・モジュールもラインナップされている。クロックは新世代のSynchroLock 2を採用。ワード・クロック入力×1系統に対し出力は最大3系統用意でき、マスター・クロック・ジェネレーターとしての用途も念頭に置かれている。そのほか、microSDカードへ最大32chのダイレクト録音と再生に対応するレコーダー機能、同社Hiloなどの技術を受け継ぐ2系統のヘッドフォン・アウトも、1Uのコンパクトなボディに凝縮されている

 
 

低ひずみ&低ノイズを実現する設計と部品選択

●前世代のAuroraはロング・セラーとなったモデルですが、新しいAurora(n)ではどんな点を継承し、どんな点を改良しようとしたのでしょうか?

バウマン 確かにロング・セラーでした。日進月歩のデジタル・オーディオ製品で、Auroraの販売期間である12年は“永遠”とも言える時間でしょう。前世代のAuroraがそれほどのロング・セラーとなった理由は、主としてその性能、すなわち音質にあったと思います。実際、その音質は現在市場に出回っている競合製品と比べても遜色ありません。また、多種多様なデジタル・フォーマットをサポートしていたLSLotインターフェース・カードに対応していたことも、ロング・セラーとなった理由の一つだったと思います。ThunderboltやDanteなど、比較的最近になって登場したプロトコルにも対応していましたからね。さらに言えば、すべてのLYNX製品と同様、Auroraの心臓部にはFPGAが採用されています。FPGAは機能をファームウェアに依存するため、弊社が無料提供するアップデータでファームウェアを更新すれば、新しい機能を追加することができ、その分、製品を長く使えるというわけです。優れた音質、互換性に優れたインターフェース、ファームウェア更新による機能追加の3要素は、Aurora(n)も継承しています。ただし、Aurora(n)の開発に当たっては、これら3要素すべてに大幅改良を施しました。

前世代のAurora

前世代のAurora

 

●音質の透明性がAurora(n)の最大のポイントだと思いますが、その性能を確保するために行っている工夫を教えてください。

バウマン レコーディング・プロセスにおける最重要課題は、演奏を可能な限り正確かつ透明にとらえることだと私たちは考えます。入口であるAD変換で音に“色”が付いた場合、それを取り除くことはできませんから、コンバーターの音の透明性は重要なのです。また、出口であるDA変換でも、音質が透明なコンバーターなら、コンバーターを通すことによって生じる音質の変化を補正する必要がなくなるだけでなく、ミックスに含まれる楽器やパートの音が鮮明に聴き分けられるようになるため、ミキシング作業がとても楽になります。私たちは、コンバーターにとって音の透明性がいかに重要かを、会社設立当初から認識していました。そこで可能な限り、最高のサウンド、最高の性能、最高の精度を兼ね備えたコンバーターを設計、製作することを目標に掲げ、その達成にこれまで努力してきました。

●設計上ではどのような工夫があるのでしょうか?

バウマン 音質が透明なコンバーター設計の基本は、ノイズ、ひずみ、チャンネル間のクロストークを最小限に抑えることと、定規のように直線的な周波数レスポンスの実現にあります。これらを達成する決め手は、回路設計、部品選定、回路基板配置に対して妥協なき態度で臨むことです。Aurora(n)のアナログ・セクションについては、優れた性能を持つ、低ノイズ、低ひずみの最新アクティブ・ディバイスに注目し、そのメリットを最大限活用しました。また、シグナル・パスについては、外部と内部ノイズ源から遮断するため、完全差動方式を採用しています。一つ一つがノイズ・フロアを高める要因となるレジスターについては、抵抗値およびその配置/構成に関して設計段階で入念に吟味しました。さらに、クロストークの低減や信号完全性を保つのに重要な回路基板のレイアウトに関しては、部品配置の精査や銅配線の多層化を通してより理想に近づけました。

●AD/DAの要となるチップはいかがでしょう?

バウマン オーディオ信号の特定周波数帯域や特定レベルだけでなく、すべての周波数帯域、すべての信号増幅レベル、すべてのサンプル・レートで低ひずみを実現できるものを採用しました。一部のメーカーでは、構造の複雑さやコストを抑えるため、クロストークやその他の音質劣化要因を抑制する上で不利な4chあるいは8chタイプのコンバーター・チップを採用していますが、弊社製品はそのようなコンバーターを使用していません。サイドバンド信号やタイムドメインの不鮮明化の原因となるクロックのジッターも、AD/DA変換の精度を損なう要因です。弊社のSynchroLockサンプル・クロック・ジェネレーターは、内在ジッターを極めて低く抑えており、また、外部クロックからの入力ジッターを大幅低減する設計が施されています。以上は、私たちが透明な音質のコンバーターを作るために用いている技術のほんの一部ですが、過去20年間にわたって培われた弊社コンバーターの音の透明性に対する高い評価は、主としてこのような技術の上に成り立っています。

●前世代のAuroraと、今回のAurora(n)の間に、Hiloというモデルがあります。Aurora (n)にはHiloのテクノロジーが投入されていると聞きましたが、具体的にはどのような技術を継承しているのでしょうか?

バウマン 前世代のAuroraで成功を収めると、コストや価格を一切考慮せず、考え得るあらゆる手段を尽くしてこれ以上無い最高性能のコンバーターを作りたいと考えました。また、性能だけでなく、互換性やユーティリティ性にも優れた製品に仕上げたいと思い、その結果誕生したのがHiloです。Hiloの場合、高度な設計を要するアナログ・セクションについては、白紙の状態から着手しました。トポロジーの最適化を求めてさまざまな回路設計を試行錯誤するうち、私たちが目指す“音の透明性”というコンセプトを新たな次元へと押し上げる、全く新しい設計に行き着くことができました。また、それと共に、ノイズやひずみを低減する新たな技術も投入ました。Hiloで採用した技術の中には、24ch/32chデバイス向けとしては非実用的なものもあります。しかしHiloを設計開発する過程で学んだノウハウの多くは、Aurora(n)にも反映されています。

▲2イン/6アウト(ステレオ3系統)のハイエンド・インターフェース、Hilo。L-SlotでUSB/Thunderbolt/Danteでの接続に対応する

▲2イン/6アウト(ステレオ3系統)のハイエンド・インターフェース、Hilo。L-SlotでUSB/Thunderbolt/Danteでの接続に対応する

 

●入出力モジュールの特徴も教えてください。

バウマン 最高の性能、互換性、ユーティリティ性を実現することを目標にモジュールはすべて、Aurora(n)のために新しく設計しました。一方、USB、Thunderbolt、ProTools HD、Dante接続向けそれぞれのLSlot拡張カードについては、前世代Auroraで使用していたものの移植を可能にしたり、Hiloと組み合わせての使用を可能にしたりするため、設計は変更しませんでした。ただし、Aurora(n)の筐体は前世代Auroraと異なるため、これらを使用するにはバック・パネルのカバー・プレートを変更する必要があります。

●今回は、初めてマイクプリ・モジュールのLM-PRE4も登場しましたね。

バウマン LYNXは、透明な音質のコンバーターを作るブランドとして定評が高いので、同じコンセプトでマイクプリを設計してみようと考えたわけです。ノイズ・フロアが−129dBu EINとノイズ・フロアが極端に低い、完全差動方式の電流帰還アンプをベースに開発したマイクプリで、68dBのゲイン・レンジすべてで低ノイズ・レベルを維持するデジタル制御のスイッチ・ラダー・ネットワークを組み込んだ無変圧設計を特徴としています。その結果、スタンドアローンのマイクプリに匹敵する性能を持つなど、リーズナブルな価格でAurora(n)のユーティリティ性を高めることに成功しました。また、LM-PRE4を組み込めば、Aurora(n)をスタンドアローンのレコーダーとして使うことも可能になります。Aurora(n)にはmicroSDマルチトラック・レコーダ―/プレイヤーが内蔵されているので、Aurora(n)単体で最大8chのマイク入力を含む32chの入力音源をmicroSDカードに録音することが可能になるからです。

Aurora(n)には4系統のI/Oモジュール用スロットが用意されている(うち1系統はLSlotとパネルを共用)。最もベーシックなI/Oモジュールはアナログ8イン/8アウトを実現するLM-AIO8。そのほか、4chマイク/ライン/Hi-Z対応ADモジュールのLM-PRE4、16chのAES/EBU入出力を備えたLM-DIGが用意されている。AD/DAは各チャンネルのアナログ信号経路を独立シールドした回路を採用し、各チャンネル・ペアごとに専用のコンバーター・チップを用いることで、オーディオ性能を飛躍的に高めることに成功。LM-PRE4のプリアンプは1dBステップで最大68.6dBのゲインが得られる。LM-DIGは、今後32入出力(AES/EBUまたはADAT)を実現するドーター・ボードもリリース予定。さらにアナログ・サミング・ボードも今後発売される予定となっている。これらのLSlotカード/I/Oモジュールの構成は、自由に組み合わせて購入することも可能となっている。

Aurora(n)には4系統のI/Oモジュール用スロットが用意されている(うち1系統はLSlotとパネルを共用)。最もベーシックなI/Oモジュールはアナログ8イン/8アウトを実現するLM-AIO8。そのほか、4chマイク/ライン/Hi-Z対応ADモジュールのLM-PRE4、16chのAES/EBU入出力を備えたLM-DIGが用意されている。AD/DAは各チャンネルのアナログ信号経路を独立シールドした回路を採用し、各チャンネル・ペアごとに専用のコンバーター・チップを用いることで、オーディオ性能を飛躍的に高めることに成功。LM-PRE4のプリアンプは1dBステップで最大68.6dBのゲインが得られる。LM-DIGは、今後32入出力(AES/EBUまたはADAT)を実現するドーター・ボードもリリース予定。さらにアナログ・サミング・ボードも今後発売される予定となっている。これらのLSlotカード/I/Oモジュールの構成は、自由に組み合わせて購入することも可能となっている。

 
 

ジッターを大幅に低減したSynchroLock2

●本体パネルのインターフェースも、前世代のAuroraと比べかなり情報量が増えました。プロダクト・デザインにも力を入れたのではないですか?

バウマン Aurora(n)のプロダクト・デザインに関しては、前世代のAuroraの設計や技術に過度に依存せず、全く新しいものに仕上げるという課題を自らに課しました。確かに前世代のAuroraもAurora(n)も1Uサイズのコンバーターという点では共通していますが、外観の共通点はそれくらいです。Aurora(n)のプロダクト・デザインは、ほとんど白紙から着手したもので、実際の設計作業に入るのに先立ち、お客様がコンバーターのデザインやインターフェースに求める要素を把握するため、かなり綿密な市場調査を行いました。Aurora(n)に盛り込む機能については、私たちの方で多くのアイディアを持っていましたが、ことユーザー・インターフェースに関しては、その基本となるアイディアは市場調査から得たものが大半で、その結果に弊社独自の考えを盛り込んだものと言えます。例えば筐体サイズに関して言えば、ユーザーの多くが前世代Auroraと同じ1Uサイズの製品を望んでいることが分かりました。サイズが1Uと決まれば、フロント・パネルに搭載可能なディスプレイ・パネルの大きさもおのずと決まります。そして限られたサイズの画面の中で表示できる情報量を最大化し、また、多様な機能の設定情報やそのほか重要情報をユーザーに分かりやすく伝える柔軟性をユーザー・インターフェースに与えるためには、液晶ディスプレイの解像度、輝度、色調を最適化することが何より大切と考え、そのための最良の選択肢は、液晶ディスプレイをカスタムメイドすることだと判断しました。

●クロックも新世代のSynchroLock 2が採用されています。高精度クロックを実現するために、搭載した技術について教えていただけますか?

バウマン SynchroLock2は、弊社サンプル・クロック技術の最新世代バージョンです。前世代のSynchroLockと機能的には変わりませんが、内在ジッターがより低く抑えられているほか、外部クロックからの入力ジッターをより大幅に低減する設計が施されており、また、ロック・タイムの高速化が図られています。これらはマスター・クロック・ジェネレーターに求められるクオリティを満たすものであるため、Aurora(n)のマスタークロックとしての使用も念頭に置き、最大3台のスタジオ・ディバイスにクロック情報を送信するための出力を付け加えました。ちなみにクロック出力の付加は、ユーザーの皆様から多くのリクエストが寄せられた改良でもあります。SynchroLock2には、ジッターを極端に低く抑えた、10億分の1パートの精度で調整可能なデジタル制御オシレーター(DCO)を採用しました。このDCOに完全デジタルのPLL(位相同期ループ)を組み合わせ、さらにジッターのフィルタリングとロック・タイムの高速化をもたらす複数のデジタル処理技術を投入しました。

●クロックは、最大3系統の出力が得られるのもポイントですね。

バウマン 先ほど申したように、音質が透明なコンバーターを設計する際、サンプル・クロックのジッターを抑えることは極めて重要な課題の一つです。また、複数のデジタル・デバイスを使う現代のスタジオ環境を踏まえると、それらデバイスを正確なマスター・クロックによってロックするのは必須条件と言えましょう。SynchroLock2は、透明な音質と複数デジタル・ディバイスの精密なロックという2つの要件をどちらも満たすクロック技術なのです。

 

microSDマルチレコーダーやDante対応などの“現場を知る”機能も

●先程お話しいただいたmicroSDによるレコーディング機能やDante対応は、ライブ・レコーディングを意図したものでしょうか?

バウマン microSDのレコーディング機能やDante対応とライブ・レコーディングは、当初から関連付けて着想したものではありません。ですから答えは、3つの異なる機能に関する解答になってしまいます!(笑)。

●なるほど。ではmicroSDレコーディングから教えてください。

バウマン これは2つのアイディアから着想しました。第一は、信頼性の高いレコーダーをコンバーターに内蔵することで、より安心できるレコーディング環境を提供できるということ。演奏の途中にDAWがクラッシュするハプニングに見舞われたセッション現場に幾度か居合わせたことがあるのですが、DAWのクラッシュで“奇跡の瞬間”は永遠に失われてしまいます。第二は、Aurora(n)を他社製品よりユーティリティ性に優れた製品にしたいという思いがあったからです。レコーディング機能の追加は正に打って付けなアイディアだと考えました。例えば、テイクの合間のリハなどで飛び出したアイディアやリフなどは通常録音されていませんが、中には二度と再現できない奇跡的な演奏もありますので、セッションのすべてをmicroSDに録っておけば、そうした演奏を後で回収して使うこともできます。

●DAWのバックアップとして使うわけですね。

バウマン ライブに関連して言えば、前世代のAuroraがプレイバック用コンバーターとして有名アーティストのツアーで使われるケースも頻繁に見受けられました。Aurora(n)なら、DAWやコンピューターなしでも、microSDカードからトラックを直接プレイバックすることが可能になります。

●次はDanteですね。

バウマン ネットワーク・オーディオの普及拡大と共にDante技術が広く受け入れられている流れを察知したからです。とりわけ、AuroraやHiloが使用されることの多い分野、つまりマルチチャンネル素材を扱うスタジオ業界など)では、Danteがネットワーク・ソリューションとして注目されています。

Aurora(n)が前世代機から継承した特徴の一つが、L-Slotインターフェース・カードの換装によってさまざまな接続方式に対応している点。Thunderbolt用のLT-TBにはINTEL製Cactus Ridgeコントローラーを採用し、Mac/Windowsに対応する。最大6台のデイジー・チェインが可能だ。さらに、FPGAによるルーティング/ミキシングが行え、ミキサー・ソフトもドライバーとともに用意されている。LT-HDはAVID HD I/Oをエミュレート。Pro Tools|HDXまたはPro Tools|HD Nativeシステムに完全統合され、Pro Tools|Ultimateソフトウェアから入出力などの設定が行える。LT-DanteはDanteネットワーク上で最大32×32chが扱え、リダンダントも可能。LT-USBはUSB 2.0に対応しており、最大16イン/16アウトを実現。Mac/Windowsに加え、iOSでもクラス・コンプライアントなインターフェースとして動作する

Aurora(n)が前世代機から継承した特徴の一つが、L-Slotインターフェース・カードの換装によってさまざまな接続方式に対応している点。Thunderbolt用のLT-TBにはINTEL製Cactus Ridgeコントローラーを採用し、Mac/Windowsに対応する。最大6台のデイジー・チェインが可能だ。さらに、FPGAによるルーティング/ミキシングが行え、ミキサー・ソフトもドライバーとともに用意されている。LT-HDはAVID HD I/Oをエミュレート。Pro Tools|HDXまたはPro Tools|HD Nativeシステムに完全統合され、Pro Tools|Ultimateソフトウェアから入出力などの設定が行える。LT-DanteはDanteネットワーク上で最大32×32chが扱え、リダンダントも可能。LT-USBはUSB 2.0に対応しており、最大16イン/16アウトを実現。Mac/Windowsに加え、iOSでもクラス・コンプライアントなインターフェースとして動作する

 

音質の素晴らしさに圧倒されたユーザーも

●現在、競合する製品が多数ありますが、Aurora(n)を選ぶべき最大の理由はどこにあるのでしょうか?

バウマン 一言で言えば音質です。Aurora(n)の音の透明性がもたらすアドバンテージ、言い換えるなら、透明な音質がレコーディング素材、ミックス素材、愛用機材のサウンド・クオリティをさらに高い極みへと押し上げる効果については、これまでお話しした通りです。音の入口と出口のカギを握るコンバーターはとても重要なディバイスであり、その音質の透明性は何より重視すべきです。音質が透明なら、すべてが向上するからです。また、ファームウェアの更新を通してであれ、Aurora(n) には必要に応じて新しい機能を追加できる拡張性の高さもポイントです。

●既に発売から1年ほどたっていますが、導入したユーザーからの評判も良いようですね。

バウマン プライベート・スタジオをお持ちの方々で、ご自身のスタジオの真の実力を引き出せる“最高のコンバーター”を使い、そのスタジオで鳴らすことのできる“最高のサウンド”を耳にした方は少ないでしょう。そうした方々やそのクライアントは、自分たちがどれだけ損をしているのか認識していないと思います。Aurora(n)は、そうした方々が本当に必要とするソリューションを提供できる驚異的なギアです。実際、お客様から頂いたフィードバックの中には、システムにAurora(n)を加えたことで“あまりの素晴らしさに圧倒された”という声も多く、導入まではAurora(n)がスタジオ・サウンドをこれほど劇的に変えるとは思っていなかったとおっしゃる方も大勢いらっしゃいます。単に及第点を満たす“それなりのサウンド”で満足する必要はなく、“最高のサウンド”を実際に手に入れることが可能であることを多くの方々に知ってもらえたら……。それがAurora(n)に込めた私たちの願いです。

 

Aurora(n) オープン・プライス

●AURORA(n) 8
HDモデル/USBモデル:310,000円前後
Thunderboltモデル:355,000円前後
Danteモデル:365,000円前後
●AURORA(n) 16
HDモデル/USBモデル:430,000円前後
Thunderboltモデル:475,000円前後
Danteモデル:485,000円前後
●AURORA(n) 24
HDモデル:550,000円前後
Thunderboltモデル:595,000円前後
Danteモデル:605,000円前後
●AURORA(n) 32
HDモデル:670,000円前後
Thunderboltモデル:715,000円前後
Danteモデル:725,000円前後
●AURORA(n) Pre 1608 (16イン/8アウト:8プリ)
USBモデル:460,000円前後
Thunderboltモデル:505,000円前後
※カスタム構成にも対応
 
Aurora(n)に関する問合せ:フックアップ
https://hookup.co.jp/products/lynx-studio-technology/aurora-n

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