TORIENA × Bluebird SL

BLUE MICROPHONES Impression by TORIENA 撮影:Chika Suzuki 2018年7月25日

MAIN

ツヤのあるしっとりとしたサウンドで
録音後の処理に手間がかかりません

 

アメリカに本社を置き、ラトビアにエンジニアリングと製造のファシリティを持つマイク・ブランド=BLUE MICROPHONES。その製品を、一線で活躍する女性アーティストにレビューしてもらう連載です。第2回の今月は、トラック・メイカーでありシンガーのTORIENAさんがコンデンサー・マイクBluebird SLを歌録りに試した所感を話してくれます。

TORIENA(トップ写真)
<Profile>トラック・メイカー/シンガー。2012年に活動開始し、2013年にレーベルMADMILKEY RECORDSをローンチ。NINTENDO Game BoyとDAWを使い、チップ・チューンを軸とした音を手掛ける。2017年にはトイズファクトリーからメジャー・デビュー。

 

密度感があってぎゅっとした音

BLUE MICROPHONESの製品は、知り合いのトラック・メイカーが持っていることもあって、以前から知っていました。でもしっかりとテストしたのはこのBluebird SLが初めてで、普段使っている他社の同価格帯のコンデンサー・マイクとは全く違うキャラクターというのが第一印象です。

いつものマイクは高域寄りのパリッとした音をしていますが、Bluebird SLのサウンドは中高域辺りが特徴的で、ツヤのある感じです。言い換えると、乾いた質感の前者に比べてうるおいがあり、しっとりとした雰囲気の音ですね。かと言って重たいわけではなく、低域の方についても曇った感じはしません。

声のニュアンスやボーカリストの“人間味”のようなものがよく出てくると思うので、アコースティック楽器の弾き語りなどにマッチしそうです。エレクトロニック・ミュージックでも、ナチュラルな感じの楽曲であればハマると思います。

また普段のマイクの音よりも密度が濃く、ぎゅっとまとまった感じがするのも良いです。録り音の処理がやりやすく、いつもはドライで収めたボーカルにコンプやEQをガッツリとかけるんですが、Bluebird SLなら特にコンプについては浅めで済みます。だからパッと録音してすぐに使えるというか、録った後の試行錯誤が減りそうですね。

最近は音源やエフェクトの音質も向上しているので、あまりに安価なマイクでは声がオケから浮いてしまうこともあると思います。宅録で音楽制作をする人にとっても、Bluebird SLのように良質なマイクが必要だと感じますね

 

▲Bluebird SL(29,800円)は、金を蒸着させたマイラー製のラージ・ダイアフラムやクラスAディスクリート回路を採用。機能面では−12dB/oct@100Hzのハイパス・フィルターと−20dBのPADが特徴で、本体のスイッチでオン/オフできます

▲Bluebird SL(29,800円)は、金を蒸着させたマイラー製のラージ・ダイアフラムやクラスAディスクリート回路を採用。機能面では−12dB/oct@100Hzのハイパス・フィルターと−20dBのPADが特徴で、本体のスイッチでオン/オフできます

 

▲歌録りに試した際の様子。50Ωという出力インピーダンスによるものなのか、ゲインが大きいのも特徴です

▲歌録りに試した際の様子。50Ωという出力インピーダンスによるものなのか、ゲインが大きいのも特徴です

 

【製品サイト】
Bluebird SL

 

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