AZUMA HITOMI × Spark SL

BLUE MICROPHONES Impression by AZUMA HITOMI 撮影:Chika Suzuki 2018年6月25日

MAIN

ハイに特徴のある鮮やかなサウンドと
声を引き立てるローカットが良いですね

 

アメリカのカリフォルニア州に本社を置き、ラトビアにエンジニアリングと製造のファシリティを持つマイク・ブランド、BLUE MICROPHONES。その製品を、一線で活躍する女性アーティストにレビューしてもらう連載です。初回は、サウンド・クリエイターでありシンガー・ソングライターとしても活躍中のAZUMA HITOMIさんに登場していただきます。

AZUMA HITOMI(トップ写真)
<Profile>サウンド・クリエイター/シンガー・ソングライター。2011年にメジャー・デビュー後、アルバム2枚を発表。ソロとしてのアーティスト活動のほか、矢野顕子へのトラック提供を行ったり、アナログ・シンセ・カルテットHello,Wendy!のメンバーとしても活動している。

 

ちょうど良い存在感の歌が録れる

BLUE MICROPHONESのマイクはよく見かけますし、かわいいデザインが印象的なのですが、実際に使ってみたのはこのSpark SLが初めてです。オーディオI/Oに直接つないで、歌ってみた瞬間にもうテンションが上がりました……“すごく自分の声に合うな”って。鮮やかな音で、ハイの特性が独特なんです。少しザラついた質感とキラキラした感じが絶妙なバランスで混ざっていて、とても奇麗な音がします

録った声をオケと一緒に聴いてみると、浮いていないし、かと言って埋もれてもいなくて、ちょうど良い感じ。声質や楽曲によって多少の印象の違いは出てくると思いますが、エレクトロニックなトラックに乗せて高めの音域で歌う女性ボーカリストは、試してみる価値がありそうです。

ベーシックな音色だけでなく、本体にある100Hzのローカットもすごく気に入りました。単純に低い帯域の雑音がカットされるのではなく、1〜2kHz辺りといった声のおいしい成分が自然と前に出てくるんです。カットされた100Hz以下と、その少し上にあたる200Hz辺りとのつながりも滑らかで、とてもよくできていると思います。

このローカットに加え−20dBのPADも付いているので、それらをオン/オフするだけでも音色とソースの幅が広がるし、ローカットの機能をマイクプリに担わせることで、また違った表情が見つかります。歌に絞って試しましたが、アンプで鳴らしたシンセを録るのにも使ってみたいですね

 

▲今回試したSpark SL。カスタムのJFET(接合型トランジスター)設計を採用した一本で、回路はクラスAディスクリート仕様です。ローカットはボディ上部左のスイッチでオン/オフでき、その右にPADのスイッチがスタンバイ

▲今回試したSpark SL。カスタムのJFET(接合型トランジスター)設計を採用した一本で、回路はクラスAディスクリート仕様です。ローカットはボディ上部左のスイッチでオン/オフでき、その右にPADのスイッチがスタンバイ

▲このように歌でサウンド・チェックを行いました。小型かつ軽量なコンデンサー・マイクなので、ストレス無く扱えるのも魅力だと思います

▲このように歌でサウンド・チェックを行いました。小型かつ軽量なコンデンサー・マイクなので、ストレス無く扱えるのも魅力だと思います

 

 

【製品サイト】
Spark SL

 

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