プロが薦める新世代のニアフィールド・モニター PMC Result6【第1回】

プロが薦める新世代のニアフィールド・モニターPMC Result6 by サウンド&レコーディング・マガジン編集部 撮影:小原啓樹 2018年12月25日

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モニターのサイズに対して
一回り大きい音が鳴っているように感じました

英国の高級スピーカー・ブランドが開発したニアフィールド・モニター=PMC Result6を、第一線で活躍する作曲家やエンジニアがレビュー。第1回はレコーディング&ミキシング・エンジニア、ニラジ・カジャンチ氏に登場いただく。早速、Result6をNK SOUND TOKYOのSTUDIO RUBYで試してもらい、話を伺った。

 

PMCの低域補強技術=ATLを搭載

まず、Result6を設置するにあたって壁とのベストな設置距離をいろいろと試してみたのですが、ほかのモニターと比べてあまり周囲の影響を受けにくいスピーカーだと思います。割と壁の近くに置いても音に変化を感じませんでしたので、Result6は広くスペースが取れない空間でも設置できるモニターだと思いました。

実際にレコーディングなどで試してみたところ、ローエンドにかけての低域がよく出ており、モニターのサイズに対してもう一回り大きい音が鳴っているように感じましたね。PMC独自の低域補強技術=ATLを搭載しているためか、このサイズでここまでしっかりとローエンドが聴こえるモデルは結構珍しい気がします。逆に高域はかなりフラットで、癖の無いクリアなサウンド。何もいじらなくても格好良い音で鳴ってくれるので、リスニングしていて非常にテンションが上がります!

リア・パネルにはゲイン・ノブのみを備えるというシンプルな仕様ですので、Result6はミックス・エンジニアだけでなく作曲家やクリエイターでも扱いやすいモニターでしょう。近年のEDMやトラップなど、ローエンドをしっかり聴かせる音楽に適したスピーカーだと思います。小さい音量でも全帯域がよく見えるので、6畳くらいのホーム・スタジオなどでもしっかりと鳴ってくれる感じがしますね。ぜひ次へのステップ・アップとして、伝統のPMCサウンドを取り入れたい方にお薦めです!

 

PMC Result6

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▪価格:オープン・プライス(市場予想価格350,000円前後/ペア)
▪形式:2ウェイ・パワード
▪構成:170mm(6.5インチ)ドープ塗布天然繊維製ウーファー+27mmソフト・ドーム・ツィーター
▪クロスオーバー:2kHz
▪アンプ出力:100W(LF)、65W(HF)
▪ATL(独自の低域補強システム)実効長:1.5m
▪周波数特性:45Hz〜22kHz
▪最大音圧レベル:112dB SPL@1m
▪外形寸法:199(W)×380(H)×360(D)mm
▪重量:8kg(1本)

ニラジ・カジャンチ
レコーディング/ミキシング・エンジニア。バークリー音楽大学を卒業後、エンジニアとしてニューヨークやロサンゼルスなどを股に掛け活動する。マイケル・ジャクソンをはじめ、マライア・キャリー、ボーイズⅡメン、セリーヌ・ディオン、ティンバランドなどの作品に携わる。

■PMC製品に関する問合せ:オタリテック
www.otaritec.co.jp

サウンド&レコーディング・マガジン 2019年2月号
サウンド&レコーディング・マガジン2019年2月号より転載

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